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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2009年2月号

2009年2月号 (2009/02/06) 老ク連二〇〇八年度事業報告

☆一月十七日 北海道協会会館で開催された、日本語センター主催の「第九回日本語ふれあいセミナー」に参加。貞弘昌理シニアと共に老ク連会員も加わって、約百三十名の日語生徒達と、歌・ゲーム・会話などの交流が行なわれた。 
☆一月二十六日 ジャジーラの創価学会本部へ「ハスの花」を見に日帰り旅行(参加者二十七名)
☆一月三十日 第二九回定期総会を開催し、〇七年度の事業報告と会計報告、及び〇八年度の事業計画と予算案が承認された。続いて理事と監査役の選出がおこなわれたが、立候補届けがなかった為、選挙管理委員を中心に話し合いにより、欠員理事以外は全員留任として承認された。(出席者五一名)
☆二月十日 寮の一室の釣り天井が落下したが、住人の学生は幸運にも不在であった。原因は天井を釣った針金が湿気で腐食したとの事。
☆三月二十九日 第一三回老ク連親睦ビンゴ大会を開催し、今回も有志の協力で沢山用意された賞品に参加者は大満足。更に運営経費への補助も出来た。(参加者約一八〇名)
☆四月七日 こどもに日本の心を教える童話の会がサウーデ日語校へ行き、童話を語ったりレクリェーションをしたりして喜ばれた。(参加者老ク連五名、生徒四〇名)
☆四月十三日 藤瀬圭子さん達主催の援協のためのチャリティーショーに、老ク連も手伝いバザーも出して売り上げの一部を寄付した。(手伝い人八名)
☆四月十八日夜~二十一日朝 見聞を広めるための観光旅行として、「ミナス歴史の街を訪ねて」を行った。二日間で六つの有名観光都市を訪れ、多くのことを学んだ。(参加者三六名)
☆四月三十日 踊り教室の玉井須美子先生が「老人クラブの歌」の踊り講習会を行った。(参加者十二クラブの代表者五二名)
☆五月六日 第八回ミニカラオケ大会を、田巻夏枝先生主導のもとに老ク連サロンで開催。審査員は橘和保江委員長、島田オルランド委員、貞弘昌理委員で、豪華な賞品も付き、歌手一三七名が十一月の文協での本大会に備えて練習の成果を発表した。
☆五月二十四日 第二三回ゲートボールふれあい大会を、ニッケイ新聞社と共催、ブラジルゲートボール連合の主管で、連合スタジアムにおいて開催した。参加者は三五チーム約二一〇名で、今回もレアル銀行より敬老金の寄付を受けて、八十六歳以上の出場者三六名に贈られた。トロフィーはニッケイ新聞社と下本八郎氏から、副賞は老ク連が用意して楽しみの多い大会となった。
☆五月三十一日~六月一日 森田冨久子先生を中心に絵画教室生徒の作品を集めて、サロンで「絵画展覧会」を催した。(参観者約五〇名)
☆六月六日 足掛け三年となった記念誌「老ク連三十年の歩み」が完成したので、執筆者や記者を招いて内輪だけの出版記念祝いをした。(出席者一四名)
【来月号に続く】


私たちの思い

リベイロン・プレット壮寿会 浜中テル子
 いつも大変お世話になっています。リベイロン。プレット市の壮寿会です。私たちの会の会員は、八十歳過ぎの人が多く、皆、戦前の人たちで戦後の人はわずかです。
 日本から幼少の時に連れて来られ、移民としての苦労が多く、とても勉強など出来ず、日本語の読める人は少なく我が名も書けない人もおります。「老壮の友」を読める人も少なくなり、高齢者や病気死亡などで先細りです。今年も読者は減ります。旧移民も年毎に逝く人も多く、本当に淋しい限りです。もう残る人は少ないのではないでしょうか。
 百年祭は苦労して残された開拓移民に取って、はなむけの百年の節目の祭典であったと思います。この日を待たず名のある人たちも老には勝てず惜しまれ次々霊界に旅立たれました。ご冥福を祈ります。百一年、これからはブラジル生まれ、ブラジル育ちの人たちへの世代交代で大いに思う存分、ブラジルと日本のために頑張って頂きたく思います。先人の心を忘れずに…。
 さて、一月例会に貞弘先生においで頂き、皆さんに歌謡集を下さいました。それを頂いて、すぐ「これを読める人はこの老人会で何人居るかしら?」と思いました。
 ふりがなでもあれば、何人か読めたのかも知れませんが、意味は分らなかったでしょう。ブラジルの田舎の人には少し配慮が足りなかったと思います。他の老人会の人たちはどうでしょうか。
 色々お話をして下さいましたけれど、ブラジルで暮らしている人たちには何かピンと来ないようで笑いにもならず、戸惑っている人が多いようでした。
 もう少し皆さんに分りやすくギターでも弾いて賑やかなお話が欲しいと思いました。ブラジルに長い老人にはもう昔の日本の話は通じないのです。
 最後の体操は面白く、やっと皆さんに笑い顔が出ました。
 日本から来られた方には笑われるかも知れませんが、戦前の移民は皆同じような苦労をしてきましたので、老人男女、日本語が読めない人が多いのです。まだ、老人会に来られる人は幸せです。精一杯頑張ってきた戦前移民に感謝致しましょう。もう残り少ない人生ですので、静かに余生を送りましょう。
 今後せっかく遠いブラジルにお出で下さる方にもう少しブラジル事情に明るく、苦労した日系社会の表面だけでなく、他の事もしっかり勉強して来て頂きたいと切に思います。
 遠い所お出で下さりありがとうございました。


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