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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2009年8月号

2009年8月号 (2009/08/11) 盛況だった日本祭り

 老ク連はコロニア最大の催しの一つと言われる、県連主催の第十二回日本祭りに今年も参加した。三日間の開催だが、当会は七月十八、十九日と二日間のみの参加で、金曜日は定例の代表者会議のため、机や椅子・本などの大きい物だけを運び込み、翌土曜日の朝七時から奮闘が始まった。
今年も老ク連は会員の手作りのお惣菜、漬物、まんじゅう、味噌、蜂蜜、草もち、黒大豆、古本、中古ビデオテープを出店。また人気があったのは西陣(にしじん)織りのパッセ入れやこけし人形、幸せをよぶ人形、草履(シネーラ)などでした。
 初日は天気もよく、気温も上がり冬とは思えないぐらい暖かくなり、まずまずのお祭り日和でお客さまも朝から続々と入り始めた。
 今年の売り場は昨年に比べて入口にやや近かったものの、横には大きな柱があり、売り場を隠すようになり、客入りが心配されたが「案ずるより生むが易し」でその柱を利用して商品を掛けたり、広めに机を配置することが出来たため、狭い売り場が機能的に使用できた。
 老ク連は今回で六回目の日本祭り参加だったが、商業主義に流されること無く数は少ないが日本の伝統食、民芸品と会員が心を込めた手作り品を販売している。特に食品類に関しては、出来るだけ手作りのお惣菜、健康に害の無いもの、体に良い物を考え防腐剤などを使用していない物を提供するようにしている。そのため、朝三時から頑張って作り、早朝七時半に老ク連に届けてもらったものを販売した。高齢者にしてこのパワー。開拓者として生きた人々の底力である。
 また、本、ビデオテープは運搬が重いため、持ち帰りをできるだけ少なくするため、売れ筋を選択して持っていったため中古本やビデオテープなどが次々に売れていく。本の方は一人で二十冊、三十冊と持っていく人たちがいて、初日に六〇%の品物が売れてしまい次の日曜日に追加で持って行くことになった。
 日曜日には新任のJICA派遣のシニアボランティア与古田(よこだ)徳造(とくぞう)先生が老ク連ブースの端で沖縄三味線を弾き、物珍しげに多くの観客が集まって来た。
 コロニアで行事が多い七月は老ク連でも多忙を極め、特にこの日本祭り参加という大きなものが入ったので、尚一層忙がしかったが、老人会の売店の成果は場所代に税金などの諸経費を差し引いても、皆さんのご協力のお蔭で少ないながらも余りがあり、関係者一同を喜ばせた。
 日曜日には玉井先生や戸塚先生の踊り教室のメンバーが舞台で美しい踊りを披露し、皆さんに喜ばれていました。
 終日、売り場に立った役員や職員は、他の県人会や業者、展示物などを見に行く暇もなく応対に追われたが、無事に日本祭りも終わることができました。手作り料理を提供してくれたり、荷物を運んだりして協力して下さいました会員の皆様、本当にありがとうございました。


ミニカラオケ大会・入賞者

 今年も六月三十日に第九回老ク連ミニカラオケ大会が八時三十分から連合会サロンで開催されました。実行委員長は五十嵐副会長で、内海副会長が代表で挨拶をされ、出席者が百四十六名にも上りました。
 カテゴリア別に分けると、一番出場者が多いのはエストラの七十七歳以上で十九名。次にA組七十五歳以下で十八名。九十歳以上の方が五名となっています。
 またカンピーナスからはバス一台で二十名もの方が来場して下さり、会場はあふれんばかりの盛況となりました。誠にありがとうございます。
 なお、入賞者は以下の通り。

【新人】
1位 吉田美智子 パルケ・コンチネンタル寿会
【B組 七十八歳以上】
1位 莊司恵美子 サンパウロ中央老壮会
2位 武田久夫 ビラ・ソニア老壮クラブ
3位 吉田美巳 パルケ・コンチネンタル寿会
【B組 七十七歳以下】
1位 中川浩巳 ピニェイロス老壮部 
2位 上原英徳 サンパウロ中央老壮会
【A組 七十六歳以上】 
1位 野村康 サンパウロ中央老壮会
2位 伊藤澄子 モジ・中央日会老人部
3位 遠藤菊子 プラッサ ダ アルボレ老壮会
4位 藤原静枝 サンパウロ鶴亀会
【A組 七十五歳以下】
1位 梶田貴美子 ジュンジァイ陸会
2位 平川朱美 サンパウロ中央老壮会
3位 宮崎正徳 サント・アンドレ白寿会
4位 高野キミ子 グアラニー桜クラブ
5位 渡辺トミ子 サンパウロ中央老壮会
【エスペシャル 八十二歳以上】
1位 玉井須美子 サンパウロ鶴亀会
2位 秋元陽之助 サンパウロ中央老壮会
3位 山下安子 ビラ・ソニア老壮クラブ
4位 田中千英子 イタケーラ寿会
【エスペシャル 八十一~七十七歳】
1位 西丸俊子 モジ中央日会老人部
2位 大貫ルイス サンパウロ中央老壮会
3位 山田清子 カンピーナス明治会
【エスペシャル 七十六~七十四歳】
1位 中坂ケンジ サント・アンドレ白寿会
2位 鴫原つたえ ジュンジァイ陸会
3位 大江清子 リベロン・ピーレス錦友会
【エスペシャル 七十三歳以下】
1位 中山美代子 サンパウロ中央老壮会
2位 壇正子 イタペチ万寿会
3位 石井誠一 サンパウロ中央老壮会
【エストラ 七十七歳以上】
1位 坂元文代 ビラ・マリア鶴寿会
2位 荒木豪 ジュンジァイ陸会
3位 村上善光 セントロ桜会
4位 田中美乃瑠 ビラ・マリア鶴寿会
5位 坂本みつ子 リベロン・ピーレス錦友会
【エストラ 七十六歳以下】
1位 高木美子 ビラ・ソニア老壮クラブ
2位 壇定則 イタペチ万寿会
3位 竹松キミ子 カンピーナス明治会
4位 伊井一枝 サント・アマーロあおぞら会
【スーペルエストラ】
1位 山本茂 パルケ・コンチネンタル寿会


みずほ福寿会四十周年を迎えて

みずほ福寿会会長 上野美佐男
 去る七月二十六日、みずほ福寿会は創立四十周年記念祭典を執(と)り行いました。長く降り続いた雨も朝方には止み、雲の間からたまに日が射す曇り日和に恵まれました。
 サンパウロから老ク連の重岡会長と、赴任(ふにん)されてまもない与古田先生、グランデABCの各支部長、地元文化協会、婦人会各役員他、大勢のご来賓の方々のご出席を頂き、盛会の内に滞(とどこお)りなく式典ができました事に深く感謝しております。
 午前十時からみずほ浄心寺において、先亡会員の追悼法要を営み、十一時半から文化協会で式典に移りました。長年にわたり会のためにご尽力(じんりょく)頂いた功労者(こうろうしゃ)宮本信雄、伊藤元二、松本郁の御三名に感謝状を授与。引き続き、八十五歳以上の高齢者二十六名に記念品を贈り、功労者と高齢者を代表して宮本信雄さん(九十五歳)からの謝辞(しゃじ)、さらに来賓の祝辞を頂いて式典を終えました。
 祝賀会(しゅくがかい)はみずほ村の長老・宮本氏の乾杯の音頭で始まり、賑やかな雰囲気(ふんいき)の中、アトラクションに移りました。
 みずほ和太鼓グループの響太鼓で始まり、サンパウロから応援に来て下さった花柳流舞踊が披露(ひろう)されました。花柳金龍師匠はみずほ村には四十年位前に一度こられて、今回は二度目だそうで、追悼法要(ついとうほうよう)にもお参り頂きました。
 師匠は菊池英二剣道師範(しはん)とは旧知の間柄との事。洗心堂に掛けてある菊池師範の写真や久しぶりの瑞穂の緑の森にしばし思いを深くされたようでした。
 金龍師匠が舞台の下で見守る中、眩(まぶ)しい衣装で次々と踊りが繰り広げられました。龍伯、龍奈、龍智先生をはじめ金龍会の皆さんの素晴らしい踊りに観客席から大きな拍手が続きました。
 足腰の悪い地方の高齢者はサンパウロの催しには行けません。「地元の会館で名取の先生方のこんな素晴らしい踊りが見られるとは…」と大満足でした。ある高齢者は「風邪気味で欠席しようと思ったが無理をしてでも来た甲斐(かい)があった。風邪が吹っ飛んだ」と、喜んでいました。
 続いて、JICA派遣の与古田シニアボランティアの沖縄三味線で踊りなどの賑々しいアトラクションも終わり、予定の時刻に閉会する事ができました。
 「今日はええものを見せてもろうた(もらった)」とみんなが喜んで帰途につきました。
 花柳金龍師匠をはじめ、金龍会の皆様に心から御礼申し上げます。
 式典では少々のミスもありましたが、練習の出来ないぶっつけ本番の式典、それに皆、高齢者ですから大目に見て頂きたく思います。
 私たち役員も出席者からこのように喜んで頂き、疲れも吹っ飛びました。これからも会員から少しでも喜んでもらえるような活動に努力していきたいと思っています。


笑う門には福来たる

レプレーザ高砂会 平川行男
 私たち高砂会では六月二十四日の月例会に力行会の先輩・永田久先生に来て頂いて、初めての講演会を行い、楽しい一時を過ごさせて頂きました。
 会員三十三名は始めて見る先生を笑顔で迎え、子供に返って時の経つのも忘れて公演を聞き入っておりました。
 色々と細やかな説明と丁寧な話で我々高齢者にとってはまるで季節はずれの春が来たような幸福な時間でした。
 お話が上手な先生故、とても面白おかしく語られるので、あごが抜けるのではないか、入れ歯が外れ落ちはしないかと心配するような大きな笑い声に包まれ、予定の時間も超過(ちょうか)。それでも「もう少し」と、おねだりをして、話の種が切れるまで語り続けて貰いました。
 「笑う門(かど)には福来(ふくきた)る」百一年の門出にこんな福の神様がお出で下さって、高砂会の皆は幸せだったと思います。
 今後もこのような機会を得られるよう、みんなで力を合わせて和を作り、健康な日々を過していきたいと思っております。
 私たちの会では毎月第四水曜日を定例会の日として集まり、みんなの話を聞いたり踊り達者な方の先導(せんどう)で踊ったり、歌の好きな方はカラオケで喉をならしています。
 また、どこの会も同じかと思いますが、元気な女性が多くて、女性天国です。でもその方たちが食事の準備もしてくれるので、男性は月に一度の変わった料理に舌鼓が打て、感謝に耐えません。
 その他、年に三回のミニ日帰り旅行を毎年やっております。これも健康の秘訣と心がけて、楽しんでおります。
 ところで今までは会員数が少なかったので、老ク連様にも遠慮気味(えんりょぎみ)でご無沙汰の毎年でしたが、百年祭を期に貞弘先生にも一回ギターの演奏をしていただき、感慨無量(かんがいむりょう)でした。その貞弘先生が二年間の任務を終えて帰国の途につかれたそうで、お別れを名残(なごり)惜しんでいる所です。在伯中はお世話になり、ありがとうございました。
 最後になりましたが、このたびの講演会に際して、老ク連様より多大な便宜(べんぎ)を図って頂きまして、会員一同に代わって、厚く御礼申し上げます。


マージャン大会へのお誘い「ぜひ、ご一緒に!」

アチバイア清流クラブ 雀友一同
 アチバイア清流クラブでは四年前にマージャンクラブが出来ました。現在会員は二十四名。
【原則】
①時間を守る(当初一時半から五時でしたが、皆さん待ちきれなくて、今では、一時から四時半位までです。)
②賭けない
③飲まない
④吸わない
 三ヶ月に一回は大会をしましょうと、その他、お別れマージャンだとか、何かと理由をつけて大会を開いています。メンバーが足らない時は会員外の方に声をかけています。
どこかマージャンをしているクラブありませんか? 合同で大会を開きましょう!
 初めは月曜日の週一回でした。文協の好意により、場所が空いていますから他の日もかまいませんよ、との事で水曜日も開催。殆どの方がアポゼンタードです。さらに何名かは個人の家でされているとお聞きして、「それならば…」と結局、金曜日もすることになりました。皆さん「楽しいね」「こんな楽しいなんて知らなかったと」と言って、集まってきます。昔、賭けマージャンで腕を磨いていた人達は、「賭けなくては面白くない!」なんて言っていましたが、慣れたら「結構、楽しいよ」とのこと。何しろ現金が動きませんので、懐には響かないのは良いですね。負けようが勝とうが、和気あいあいやっています。お金を賭けていたら、絶対やらない手なども出るし、面白いです。
 最高齢九十二歳。八十歳以上が六名で、皆さんよく覚えました。
 どうかしたら、ちょっと待ったりしますが、それはそれ。週三回はちょっぴり後ろめたさが伴いますが、今では、開き直って、ともかくするべきことをやっての上なら良いだろうと、自分に言い聞かせて行っています。そのせいか、何となく仕事もテキパキとこなせるようになったような気がします。
 マージャンは楽しいし、頭脳活性化になると信じています。
 皆さんもぜひ、御一緒にやりませんか?


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