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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2011年11月号

2011年11月号 (2011/11/11) 老ク熟年讃歌応募歌

 先月号に続き、老ク連熟年讃歌の応募作品を紹介します。

「移民の讃歌」 作詞:田原秀松

一.移り来て
  根をはる この大地
  ふところ深く 心豊か
  住みよいさあ
  移民のお国
二.偲ぶ祖国の
  あの友 この友
  あの山里の 野辺の小路
  心残した 故郷よ
  移民の心
三.南十字の空の下
  故郷おもえば
  わが胸は 遥か彼方の
  里の面影が
  移民の故郷


体験型老人週間、場所を変えて開催

 老ク連、援協、救済会、GEENIBRAの四団体共催による第四十二回老人週間が十月六日(木)七日(金)の両日にわたり援協福祉センターに於いて開催された。
 今までは毎年文協講堂で催されていたが、今年は新しくできた援協福祉センターの三階と五階で行われ、初日六日は午前九時から五階ホールで開催式が行われ、菊池義治援協会長の挨拶の後、戸塚マリ先生指導による指の体操が行われた。参加した約七十名の人たちは戸塚先生と一緒に熱心に体操を行った。先生は「指の体操は、いつでもどこでも、座ったままでも出きるし、血行を良くするので心臓にも頭にも良いので、毎日続けて下さい」と話した。
 体操後元陸軍大佐の柳田コウジ氏が「高齢者の安全」のテーマで講演を行った。長年の経験とデータに基づいた泥棒対策、事故対策、自動車強盗や治安に対してのSP州の対策などについて約一時間にわたり話された。
 また、三階では高齢者の手作り品店が出され、手作りケーキ、漬物、蜂蜜、編み物などが安価で売られ、参加者は買い物も楽しんでいた。同じく三階のワークショップコーナではペットボトルのリサイクル、折り紙、指編み、料理教室、ゲームの部屋など各部屋ごとに別れ、一教室約八名から十名が参加していた。
 二日目のワークショップでは「足と爪の健康法」講座がおこなわれJICAシニアボランテイアの菅原洋子さんが実際の道具を使い指導。「爪を切りすぎると転びやすくなり、骨折して寝たきりになる可能性もあるので危険」とし「白い部分が残ってもいいから指と同じ長さに切り、角は丸めてやすりをかけるのが正しい爪の切り方」と、説明した。また、五階ホールでは、老ク連踊り教室の玉井先生が炭鉱節を指導、参加者全員で踊った。
 二日間の昼食は宮坂国人財団、ヤクルト、さつま屋の好意により、参加者とボランテイア全員に軽食が配られ、会場を出ることなく教室に参加することができるように配慮された。
 今回は初めての体験型老人週間の試みであった。色々なワークショップが楽しめた人がいた反面、新しい方式にとまどい、「申し込まなかったけれど行ってはダメなのか」とか、「血液検査などやって貰いたかったが今年はないのか?」などさまざまな問い合わせがあり、新しい試みだけに来年度への課題も残った。


楽しい集会日

リベロン・プレット壮寿会 志方裕子
 八月二十一日、暑からず寒からずの気持ちよい天候に恵まれた日曜日。この日はリベロン・プレット壮寿会の集会日でした。サンパウロより宇野妙子先生と老ク連に長年務めておられた上原玲子さんが付添い人として、見えられると、会長さんからの言葉があったので、一人でも多くの会員が集まって欲しいと願いながら会館へ行きました。
 宇野先生を覚えている人もおり、先生も「この度はブラジルに住んでいる人たちに何か役に立てることが出来たら良い」と思い自費で来伯されたそうです。
 続いて、上原さんからの自己紹介と挨拶の後、宇野先生の講話になりました。元気で年を取っていくためのお話や椅子に座りながら、手や足を動かす運動。その練習をして見ますが、なかなか足は出来ても手になると思うように指が動かず間違ってばかり。「今度は折り紙をしましょう」との先生の声。頭を使いながら折るので、ボケ防止になるとか…。折り始めはやさしいので会員の皆さん、黙って折っていましたが、だんだんと難しくなっていくと、「どうしたらいいの?」「どこをおったらいいの」とワイワイガヤガヤ言いながら上手に可愛い『ふくろう』が出来上がりました。
 六月七月は壮寿会の集会が無かったので、今月で三か月分の誕生日祝いをして、お寿司、お菓子、ケーキなどを頂き、楽しい半日を過ごすことが出来ました。良い楽しい思い出の日となりました。宇野先生、上原様、遠路の所を来て頂き、有り難うございました。また、後日には上原様より当日の写真を送って貰い、有り難うございました。


「全老連」十月号潮流にブラジル老ク掲載!

拠金合計七億五一四〇万円

ブラジル日系老人クラブ連合会会長 五十嵐司
 「東日本大震災救援拠金について、新たに三億二五〇〇万円、合計七億五一四〇万円が集まりました。」という報告と共に「遠くブラジルからも拠金が届きました」との小見出しで、日本の全老連の機関紙「全老連」潮流欄に以下の記事報告が掲載されています。
 全国の老人クラブに呼びかけていました救援拠金につきましては、最終とりまとめを迎え、新たに三億二五〇〇万円余りが集まっています。すでに六月に中間取りまとめ分として四億二六四〇万円を十一県・市老連に対して第一次配分しておりますので、拠金の合計は七億五一四〇万円余りとなりました。
 全国の老人クラブ会員の皆様のご協力に深く感謝いたします。
 なお、最終とりまとめ分の十一県・市老連に対する配分額は次号で報告いたします。
また、遠くブラジルの日系老人クラブ連合会からも、次のようなメッセージとともに拠金をいただいておりますので、ご報告いたします。

 このたびの東北地方太平洋沖地震災害では、全老連傘下の当該地域クラブ会員の皆様には、はかり知れぬ災害を被られたことに対し、心からのお見舞いを申し上げます。また、犠牲となりお亡くなりになられた方々のご冥福を幾重にもお祈りいたします。
 私共、何分遠隔の地にあって何のお手伝いとて適わぬことでありますが、せめてもの志として当連合会各クラブ会員より集めました義援金、誠に僅かでございますが、取り急ぎ送金申し上げます。救援と復興へのご活動の一部にお使いいただければ幸いに存じます。

 「元気袋は、現在四万九五〇〇袋が寄せられています」
 これは都道府県・指定都市老連から報告いただいた、八月十二日現在の元気袋数です。これから被災地の各県・市老連に届けられて、順次活用される予定です。
 元気袋はすでに二万二〇〇〇袋が被災地に届けられていました。それ以外にも、都道府県・指定都市老連ごとに、地元に来ている被災者に渡したり、現地に救援活動に行く関係者に託したりして活用されています。


正しい日本語を残すこと

ブラジル日系老人クラブ連合会会長 五十嵐司
 最近、日本内地の人たちが使う言葉を聞いていると、何か自立心や責任感が奇薄になってきている、かの地の風潮が表れているのではないかと思う。
 一般的に言って以前に比べる曖昧な表現を好む。はっきりとした言葉づかいで、自分の気持ちを表することを避けるような会話や表明が多い。
 若者の中で始終使われている「…とか」「…という感じ」そして必要以上にへりくだった「…させて頂きます」の乱発。その上文法は無視し、やたらと英語の単語を取り入れた会話ばかりが流行っている。日本の日本人の会話は一体どうなって行くのだろうか。
 本来、「とか」というのは、幾つかの選択肢がある場合に使うものなのに一つしかない場合でも使う。「勉強をする」の代わりに「勉強とかする」以下「リンゴとか食べた」「野球とかで遊ぶ」何にでも「とか」をつけてぼかし、はっきり断定的に勉強を、リンゴを、野球をと言わない。
 また「と思います」「のように見えます」「と考えます」と言う代わりに「の感じ」「といった感じで」と言う弱い表現にし、自分の考えをはっきりと述べきることをしない。曖昧であれば後で弁解がし易い。
 次に「します」「致します」あるいはさらに丁寧に「致したく存じます」と、以前は言っていたことを、何でも「させて頂きました」の乱用だ。自分の行動に自分で責任を取りたくない、あるいは責任を減らすためなのか、誰かに許可された形をとる。
 敬語の陰に隠れたじつは口先だけの勝手なそして事後承諾的な使い方をする。どうしてはっきりと「します」「思います」と胸を張って言えないのだろう。
 ブラジル語はもとより何処の国にもない、おかしな言葉の乱発だ。これも最近目立ってきた。公務員、教師、警官、食品メーカ役員などの無責任な或いは破廉恥な行動と、その釈明や弁解の言葉を聞いていると、このような曖昧さや責任回避の風潮が根底にあるように見える。昔の役人や教師達の中には権高く威張ったり他のものを見下しているものもいたが、つまらないことで不正を働いて職を汚したり、先生と仰がれる者としてあるまじき不道徳な行為をするものは稀でその時はいつでも責任を取る心構えはあった。重大な不祥事の場合、直ちに自ら辞職、旧幕時代ならば切腹しても武士の意地と名誉を守った。しかるに今は同胞・社会・国を愛し、これを守ることを忘れ、それでいて、重箱の隅をつつくように他人の言葉尻は非難するくせに自分の保身のためには曖昧無責任な丁寧語ばかりの日本内地は何かおかしくなってきている。安倍元総理が唱え、多くの心ある人たちが望んだ「美しき国日本の再建」は何処にいったのだろう。国家の自立は国民の自立心でしか出来ない。
 私たちの日系コロニアは日本の分家のようなものだが、ここに百年を迎え、あらためて先人の築いた日本人に対する信用の大きな価値を再認識しなければならない。はっきりと気持ちを述べる。きちんと責任をとる。人にさせて貰うのではなく自分自身の意思で事を行う。それでなくては誰も信用しない。
 さて、此処ブラジルは日本から遠く、私たちのコロニアには、他のものには優しく自己には厳しい侍の心を持った明治人の心意気が残っている。新来者や出稼ぎ帰りによるおかしな言葉汚染の上陸を食い止め、表現の多様性を誇る美しく正しい日本語を守り続けて、将来内地の人たちのお手本になりたいものだ。


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