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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2012年4月号

2012年4月号 (2012/04/14) 皆様の協力でビンゴ大会大盛況

 今年最初のビンゴ大会が三月三十日(金)、老ク連サロンで午前十時から行なわれた。会館が開くのを待ちかねて朝七時から来ている人もいて、最終的には百八十名を越し、いつものことながら全館から集めた椅子も机も全部ふさがり、後から来た人は座る所がないぐらいであった。
 ビンゴの面白さは全くの運まかせだという事である。若かろうが、年をとっていようが、その時の運で勝負が決まる。また、それがどういうわけか当たる人には当たり、数字の出ない人にはどうやっても出ない。嬉しくもあり悔しくもあり、不思議なゲームだ。
 この度も賞品は老ク連の親睦ビンゴ大会らしく、誰にも役立つものをより数多くという方向性で揃えられ、当たらなかった人には残念賞も出された。
 また、しばらく病気養生していたサント・アンドレの古賀正倫元第三副会長も朝から会場に顔を見せ、皆もこうしたイベントに参加ができるまでに回復した元気な姿を見て、喜んで挨拶を交わしていた。
 賞品のみのビンゴが七回と赤券、青券の二回で、全部で九回も夢を見たビンゴ、数字を全部埋める青券は、一人が当たり、最高の赤券も今回は二人にあたり、仲良く折半し、皆に拍手で祝福された。年会費もコロニア一といえる程安く、外部からの援助が少ない老ク連では、これらのビンゴの売上金は貴重な財源となり、運営費の一部や年末募金としても使われる。賞品が当たってもあたらなくても常にこうした催しに参加し、笑顔で会場を盛り上げて下さる皆様のお陰で老ク連は成り立っている。感謝の一言である。
 興奮と緊張の一日も三時には無事、終了。次回を期して散会した。

◆賞品寄贈者(順不同)
五十嵐司、内海博、古賀正倫、小坂誠、松平和也、 纐纈蹟二、上野美佐男、西丸俊子、玉井寿美子、中川浩巳、上原玲子、遠藤猛、井出香織、相沢絹代、戸田房子、岡たつみ、伊藤フミエ、菊池ツル子、板井としえ、畠中和廣、有賀春子、長山豊恵、吉崎貞子、香山和栄、鈴木文子、戸塚マリ、森博、藤川よしえ、餅川寿美子、星井のぶ、川崎二三夫、宇都宮千津栄、辺原良子、杉本正、金籐泰子。


交流を深めましょう

老ク連第二副会長 玉井須美子
 さわやかな朝風に秋の気配を感じて気が付くと、もう四月です。「光陰矢のごとし」と申しますが、月日の流れの速さに今更ながら驚かされます。
 今年は役員改選の年に当たり一月の総会において、不肖、私が第二副会長の大役を仰せ付かりました。身に余る光栄と感激いたしております。至らない私ですが、真心を持って務めさせていただくつもりです。どうぞ皆様ご支援ご鞭撻下さいませ。
 さて、三月六日、七日の二日間はリベロン・プレット壮寿会にご招待いただきまして、舞踊の指導に中川文化理事と行って参りました。
 大変暑い日でしたが、たくさんの皆さんが集まって下さり、和やかに楽しい練習が出来まして、会員の方々と親しく有意義なお話しが出来ました。
 私達も今年は地方の支部との絆をもっともっと大切にして交流を深めるよう努力して参りたいと思います。
 老ク連では前々から講師派遣制度を持っております。例会などにはぜひこれを利用して、変わったお話やためになる話を聞いたり、レクリエーションなどの先生を要請して下さい。一回の例会がちょっといつもと趣が違うというだけで、会員の皆様の出席率も変ります。どういう講師に来て頂きたいか、本部へ電話を一本かけて下されば事務局が手配して便宜を図ります。どうぞお気軽に声をかけて下さい。
 最後になりますが、二〇一二年がより良い年でありますように会員の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。


老ク熟年讃歌応募歌

 先々月号に続き、老ク連熟年讃歌の応募作品を紹介します。

「移民の賛歌」 作詞:田原秀松

一、移り来て
  根をはる この大地
  ふところ深く 心豊か
  住みよいさあ
  移民のお国

二、偲ぶ祖国の
  あの友 この友
  あの山里の 野辺の小路
  心残した 故郷よ
  移民の心

三、南十字の空の下
  故郷おもえば
  わが胸は 遥か彼方の
  里の面影が
  移民の故郷


健康表現体操セミナー・フェスティバルに初参加

 三月二十五日(日)に沖縄県人会館で行われた第三回健康表現体操(川添敏江会長)セミナー・フェスティバルに老ク連健康表現体操部も初めて参加した。
 十時開会に間に合うよう、それぞれがおよその時間をめどに出かけたが、すでに会場は超満員。一番後ろに椅子を出してもらって座ることが出来た。
 日本の本部からは全日本音楽研究会の斉藤千代子会長、豊田英二理事長、松本葉子指導部長が来伯されており、午前中のセミナーでは斉藤会長が「健康で美しく」と題して講演した。
 講演の中で会長は自分も含め日本人の一番の願いは「健康に年を重ねてコロッと逝く事」とし、環境や状況が変化しても体力を維持できることが重要で、そのために運動を継続することの大切さを説いた。また食事、休養を心掛けることなども話された。講演の合間には簡単な刺激運動などの実技も行った。
 午後からはフェスティバルに移り、当会の五十嵐会長も来賓として祝辞を述べ、その中で会長は「健康で長生き」は我々老ク会員も目指しているもの。そのために色々な活動に取り組んでいる事を話し健康体操会の発展を祝した。続いて今回の高齢参加者に記念品が贈られ、当チームの尾田治子さん(97)サ・アンドレ白寿会チームの高原勝弘(92)さん他が表彰された。
 一時半からはデモンストレーションに入り、老ク連は四十八チーム参加中、十一番目。初参加のため皆少し緊張をしたようだったが”手の平を太陽に“を歌いながら軽快に正確に発表した。終了後は「楽しかった」「また参加したい」とそれぞれが感想を述べていた。
 参加者の中にはサ・アンドレ白寿会、リベロン・ピーレス錦友会などの老人クラブもチームとして参加しており、他の各地のチームにも老ク会員が多数見受けられ、歌われる歌もほとんど皆知っているものばかりで、最後まで楽しく観戦できた。
 この健康体操は日本では三百余支部あるとか。ブラジルでも発足して六年。すでに千人からが参加しており、それぞれの歌によって間接の運動、刺激体操、脳に刺激を与える運動、敏捷性を養う運動、筋力の衰えを防ぐ体操その他細かく目的が設定されていて、高齢者の心に、体に、頭に最適の運動と思われる。ぜひ皆様も老ク健康表現体操部に参加することをお勧めする。


玉井先生をお迎えして

リベロンプレット壮寿会 志方裕子
 三月六日は壮寿会の集会日ではありませんでしたが、「会員の人は午後一時までに会館に来て下さい」との連絡がありました。踊りを教えにサンパウロから先生が見えられるとの事です。
 踊りは身体全体を動かすので健康には良いというので、「皆で行きましょう」といって、大勢の人が集まりました。
 定刻、会場で待っていると、老ク連副会長の玉井須美子さん、文化理事の中川浩巳さんの二名が見えられました。
 早速、玉井先生から「人生これから」と「お手手つないで」の二つの踊りを教えてもらいました。はじめのうちは手が合えば足が間違い、足が合えば手が間違うという手と足がちぐはぐでしたが、だんだんと練習をしていると、どうにか踊れるようになりました。
 皆覚えが遅く忘れが早い年齢なのです。「明日は朝八時から練習をしましょう」といわれ、翌日八時に会館に集まりました。運が悪くこの日は朝八時から長い時間停電して、CDをかけることが出来ず、玉井先生が大きな声を出して歌って下さり、練習することが出来ました。さぞかし玉井先生は喉が痛くなった事と思います。今は毎週木曜日、会館に集まって練習しております。私達のために遠路はるばるお越し戴き、ありがとうございました。


七十の手習い

サンパウロ中央老壮会 中野明美
 私の退職を待っていたという友人に声を掛けられ、詩舞の世界へ足を踏み入れたのは、今から二年前。詩吟は無関心と言うより、嫌いな方だった私が、「また、どうして?」という事になりますが、同船者でもある友人が、その詩舞の先生で、彼女の熱心な誘いに足を向けた次第である。
 いざ、扇を持って立ってみると、満七十歳を迎えた身体は柔軟性乏しく、思うように動かない。それにご頭は物覚え悪く、年齢を意識すること頻り。
習い始めて一年目、ようやく一曲踊れるようになり、二年目、扇の扱いはまだまだ難しいですが、舞う楽しさを少しは感じるようもなりました。
 「難しいけれど楽しくて」と張り切って居る同僚にも励まされつつ、七十路を歩み出して居る私です。
 詩舞を習う事によって――
*躰が少し柔輯生を取 り戻したように感じる。
*詩吟は勿論、他の曲も気をつけて聞くようになった。
*他人の踊りを注意深く見るようになった。
*詩吟に関連のある地名や歴史に興味が湧くようになった。
*お稽古の後のお茶の一時も楽しい(お料埋、移住当時の話等)。
*友人が増えた。
 等々、良い事尽くめです。関心のある方は一緒に習いませんか。


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