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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2015年8月号

2015年8月号 (2015/08/14) 熟連ミニカラ「ステージも高くなり華やかに開催」

 今年も七月三十一日(金)に第十五回熟連ミニカラオケ大会が九時から熟連サロンで開催された。実行委員長は辺原良子援護理事、審査員長に加藤テレーザ先生、審査員にカカズカズエ先生、熟連からは審査員に与那覇博一JICAシニアボランテイアが担当した。司会はカラオケ教室指導者の田巻夏枝先生、集計と音響は足立原オドワルドさん。テープ受付は上野美佐男理事、井戸朝枝さん、日置喜美枝さん、藤森のり子さんの四名。今年の参加者は全員で百名、そのうち新人が八名という珍しさ。
 辺原良子実行委員長の挨拶で始まり、朝のうちはそれほど人数が多くなかったが、昼頃には人も増え、並べてあった百名分の椅子が足りなくなり、増やしたぐらいでサロンが一杯になった。
 今年もジュンジアイ、モジ、アチバイアからマイクロバスを貸しきって参加してくれ、今回も参加者が一番多いのがESPで三十二名、次にEXTが二十九名、スーペルエストラが十一名と、高カテゴリーの人が多くなっている。
 また今年は舞台を熟連四十周年のために三つのパーツに分けて踊りもできるように広げたので、その一部を収納もかねて重ねたので、今までは一段の高さの舞台が二段の高さになり、歌う人にとっては客席が全部見渡せるようになり、気分よく歌えたかと思われる。
 ただ、熟連はやはりお年寄りが多いので階段を上がるのが一苦労で、辺原良子実行委員長が手を貸してあげていた。
 十二時からのお昼休みの時間には、与那覇先生の余興があり、「♪岸壁の母」を歌いながら手品を見せ、観客の笑いを誘っていた。
 その後、加藤テレザ審査委員長が一曲披露し、十三時からミニカラオケ大会の続きが始まり、全員が歌い終わったのが十四時三十分、集計が終わり入賞者の発表となった。

第十五回ミニカラオケ大会入賞者
新人
一位 池田春江  サンパウロ中央老壮会
二位 上枝春治  サンパウロ中央老壮会
三位 横澤喜好  モジ中央日会老人部
A組 77歳以上
一位 建部春子  モジ中央日会老人部
二位 石原吉三  サンパウロ中央老壮会
三位 平川朱美  サンパウロ中央老壮会
四位 神田桂子  サンパウロ中央老壮会
A組 75歳以下
一位 岡部民子  ジュンジアイ睦会
二位 鹿山清子  サンパウロ中央老壮会
三位 岡たつみ  サンパウロ鶴亀会
エスペシャル 81歳以上 
一位 小沢広志  アチバイア清流クラブ
二位 堀井喜七  サンパウロ中央老壮会
三位 有馬孝子  サントアマーロあおぞら会
エスペシャル 74~77歳
一位 中村一江  サンパウロ中央老壮会
二位 大城ジュリア ジュンジアイ睦会
三位 大田由美子 ピニェイロス親睦会
四位 中川浩巳  ピニェイロス親睦会
エスペシャル 74歳
一位 富田郁子  ジュンジアイ睦会
二位 日置喜美枝 みずほ福寿会
三位 児玉和子  サンパウロ中央老壮会
四位 橘和夏江  サントアマーロあおぞら会
エストラ 83歳以上
一位 吉田茂   アチバイア清流クラブ
二位 宮坂けんじ サントアマーロあおぞら会
三位 緒方甚   ジュンジアイ睦会
エストラ 75~81歳以上
一位 菅沼政子  イタケーラ寿会
二位 山崎美子  ジュンジアイ睦会
三位 岩佐光子  イタケーラ寿会
エストラ 60~75歳
一位 堂園光子  モジ中央日会老壮部
二位 古和邦子  サンパウロ中央老壮会
三位 安中攻   サンパウロ中央老壮会
スーペル・エストラ 83歳以上
一位 星野幸次郎 サンパウロ中央老壮会
二位 内田武   サンパウロ中央老壮会
スーぺル・エストラ 75歳以下
一位 藤本のり子 サン・ベルナルド松寿会
二位 鈴木多恵  モジ・中央日会老人部
 以上計三十一名が入賞


原爆戦没者慰霊祭のために、熊手、竹ぼうきを手作り

 私たち関川福寿会では、広島市平和公園で開催される「原爆戦没者慰霊祭」の清掃作業に役立てていただくために、毎年、熊手と竹ぼうきを手作りしています。
 平成十二年から十五年間にわたって継続していて、これまでに累計熊手一七八六本、竹ぼうき三八七本、計二一七三本を寄贈しました。
 当初は有志三名で試行錯誤しながらの手作業でしたが、年々参加者も増えて、昨年からは九名で製作しております。
 八月の竹ぼうきの笹の伐採から始まり、二月から本格的な作業に入り、いろいろな治具(じぐ)や加工機械も手作りして、年間延べ百六十人工(にんく)の作業を手弁当でがんばっております。広島市からも公園の美化に役立っているので、継続して欲しいと期待されています。
 【全老連第四一七号 二〇一五年七月号より】


八月に想う

熟連会長 五十嵐司
 八月という月は私たち にとって偶然か色々の大きな事柄があった、とつくづく思う。
 過ぎ去った 年を辿って行くと、先ず、以前から日本移民の高齢者福祉事業を進めていた援護協会に対し一九七〇年ごろから各地に散在する老人クラブ結集の要望が起こり、一九七五年の八月八日、創立会員八十三クラブで連合会が発足した。そして四年後の八月三〇日、政府登録団体の設立が決議され、直ちに正式認可される。
 そして翌一九八〇年八月一日、援協の借部屋を引き払いシケイラ・カンポス街一二八番地に本部建物を取得移転、活動を本格化した。
これを十七年間使用した後の一九九七年のこれまた八月の一日、隣接一三四番地に更に大きな建物に移転、増築も行い、長年の夢であった「老ク連福祉センター」として現在まで早や十八年機能しています。
また、二〇〇八年に行われたブラジル移民百周年記念事業として本部前庭に建立された地蔵尊像は毎年八月に現世の地上に現れて各地を巡錫される地蔵様のお姿として信仰を集め、私たちクラブの先輩・同輩、ご先祖・家族の守り本尊としてみんなの平穏無事を見守って下さっています。
 そしてまた、七十年前の八月一五日は過去二六〇〇年の歴史で決して敗れたことの無い母国日本が五年間、国と国民の総力を出し尽くして戦い、ついに 強大な力に屈した運命の日です。そしてそれから今日までの長き間、想像も出来なかった、そして語りつくせぬような激しい経験を経て現在に 至っています。
八月八日を迎え、連合会、そして各クラブの四十年間の歴史を振り返り、先輩方の尽くされた友愛・無私の大きなご努力とご功績を想うと私は自らの未熟を痛感し、一層の奮起をせねばならないと思っています。時間は容赦なく進み、再び迎える五十周年記念日である二〇二五年の八月八日をみんなが笑顔で寿げるために、しっかりしたレールを敷いて置くよう、これから準備が始まります。


日本祭り今年は芸能部門のみで参加

 毎年七月恒例の県連日本祭り。今年は十五万人の人出であったとか。
 当会は十年以上続けて参加していたが、今回は場所代の高騰に対処できないことから、出店の取りやめを理事会で決議。おかげで前準備などの慌ただしさもなく、事務局としては少々さびしさもあったが大助かり。
 しかし踊り部や健康表現体操部は芸能部門に出演する事になった。出演は日曜日の昼頃であったが、前日の土曜日は朝からどしゃ降りの雨。割り当てられた場所は盆踊り広場という入り口近くの野外会場なので、土曜日に見に行った時は、足元に水がたまり、とても踊りや体操が出来る状態ではなく、どうなることかとヤキモキさせられた。
 ところが、当日の日曜日は朝から陽がさし、雨で寒くなるという天気予報も外れ、昼頃には汗をかくほどの冬晴れの上天気になった。
 健康表現体操部は熟連が今年四十周年を迎えた節目の年という事で、川添先生が振り付けた当会の歌である「熟年賛歌」他、二曲をリベロン・ピーレス老クの皆様の応援参加を得て、元気いっぱいに披露し、踊り部もビラソニア盆踊り会の応援で、十日町小唄他二曲を気持ちよく踊ることが出来た。
 また、絵手紙のワークショップコーナーにも熟連会員の力作絵手紙が展示され、石井先生や当会会員も多数お手伝いをし、賑わいを見せており、各県人会の食ブースでも多数の会員が忙しく立ち働いている姿が目についた。
 なお、今年初めて参加したJICAシニアボランティアの与那覇先生はJICAブースに詰めていたが、高齢者広場で何回かレクリエーションを受け持ったり、パレストラ・アウジトリオ(講演会場)での健康講座に急きょ駆り出されたり、例の変なオジサンのお面を付けて歩いていると、コスプレと間違われ、写真をせがまれたりと、結構楽しんでいたようであった。
 今年の会場は室内という事で、だいぶ狭いのでは? と思っていたが、今まで使っていなかった奥の部分が解放され、結構広くて行ったり来たりしているだけで疲れてしまった。


再び与那覇先生をお迎えして

サウーデ文協老壮部 山田かおる
 七月十日、小春日和の午後、与那覇先生に今年二度目のお世話になりました。
 六月の代表者会議で先生にお願いした時は、三か月前に申し込むことになっておりました。今回は急なお願いにも拘(かかわ)らず、快く引き受けてくださり、元気なお姿を見せて下さいました。本当にありがとうざいました。
 先生はブラジルにお出でになり、ちょうど一年が経ち、ご家族全員でこのブラジルが「お気に入り」と仰って下さり、私たちも大変嬉しく思いました。
 今年のゲートボールふれあい大会でサウーデ寿組が優勝しました。その重いトロフィーも見て頂くことができました。また私たち踊り部は今年の熟連の芸能祭で団舞A組とC組共に一位に入賞しました事を一緒に喜んで頂き、踊り部にはトロフィーがない事も共に大笑いして頂きました。
 さて今回の先生の講演は、前回に続いて認知症について、食事、運動、よく眠る事など。どの医者にも言われますが、お茶を含
めて水は一日二リットルは必ず飲むこと。喉が渇いた時でなく、少しずつ常に飲むこと。ココナッツの水(アグア・デ・ココ)がとても良いそうです。
 次に甘いものはあまり良くないそうです。甘いものがどうしても欲しい時はチョコレートがいいそうですが、食べ過ぎは良くないそうです。
 五分間の休憩の後、じゃんけんゲームをしました。頭を使うために、自分ひとりでのじゃんけん。はじめは右手が勝つように、次に左手が勝つように。簡単でもつい、まごついてしまいます。次は童心に戻り、テーブルの上で小さな輪投げ。遊び事も楽しいものです。
 小皿の中の碁石(ごいし)を箸で外いつまみだし、またそれを小皿につまんで戻す。滑るので、難しいです。白と黒石に別れてゲームをするのも面白いです。
 日頃の忙しい事も、困ったことも一時忘れて時間が経ち、先生から声を掛けられ終わりになりました。明るい朗らかな先生、ありがとうございました。また、次の機会を会員一同楽しみにしております。先生とご家族の皆様のご健康とお幸せを祈っております。


園田氏のエリンギ講演

 前回(六月十日)の園田氏による「きのこ講演会」が大変好評であったため、二回目が八月四日火曜日にコーラス教室とカラオケ教室の合間の時間を使って、十一時三十分から再び熟連サロンで行われた。
 今回の開催は日時がはっきりしたのが土日を挟んで四日前と慌しかったため、皆に呼び掛けたり、お知らせを張り出す時間がなく、どれだけの人が出席してくれるか少し心配したが、菌床をもらえるという事と前回とは種類の違うエリンギというきのこであることなどから、たくさんの人が集まってくれ、約百名が楽しみながら話を聞いた。
 エリンギは平茸と違い、成長するには三倍の時間がかかる事、根の部分をつけたまま新聞紙に包んで冷蔵庫に入れておくと、十日から十五日以上は持つという事。
 ここで渡されるエリンギはは一本が八十~一二〇gぐらいに成長する事。
 育て方は平茸と同じだが、今回の菌床はすでにきのこが発生しているため、冷蔵庫には入れなくても良い事などの説明がされた。
 講演終了後には参加者全員に一人一つずつエリンギの菌床が配られ、そのほか、すでに収穫されたきれいな平茸やエリンギのパックが熟連に寄付され、購入希望者に配布された。


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