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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2015年10月号

2015年10月号 (2015/10/16) 大好評のマージャン大会

 十月四日日曜日に熟連サロンにおいて、今年二回目の第六回マージャン大会が開催された。今回の参加者は二十八名で七卓。朝は八時ごろから参加者が来はじめ四名集まればテーブルを囲み大会のためし打ちをして楽しんでいた。
 賞品は一位、二位、三位、大波(プラスとマイナス点の差が多い人)、小波(プラスとマイナス点の差が小さい人)、ブービ賞と、持ち回りトロフィーである。
 九時三十分から始まり、大矢進貞主管のルール説明が約二十分間あり始まった。三十分を一回として、一回戦が終わるたびに抽選してメンバーが入れ替わる。五回戦を戦って最後に全部採点して最終点数が出る。
 マージャンは腕、年季の他に運、つきが勝敗を左右するゲームであることから、マージャン歴の浅い人も善戦しており、ベテランも苦戦を強いられたようだ。今回も最初から最後までプラスの人は誰もいなかったが、マイナスだけの人がかなりいて、明暗を分けていた。
 一回での最高得点は小川さんの四万八千五百点であったが優勝にはいたらなかった。また三回戦では長谷川さんが役満で四暗刻を上がったりと今回は非常に面白い結果だった。最終回も四時には終わり、賞品を渡したりして四時半には無事、終了。
 「年に四回はやりたい!」など開催を楽しみにする人の声も上がり、熟連のマージャン教室も大会も軌道に乗ってきたようだ。
【結果】
一位=中村さん、二位=大門さん、三位=大西さん。大波賞=中村さん。小波賞=松井さん。ブービ賞=チエノさん。また今回は三回戦のときに四暗刻を上がった長谷川さんが役満賞を獲得した。


熟連教室花盛り

 熟連教室生にとって、一年のうち六月以降の後半期は大変忙しい時期となっている。
 自身のボケ防止に、健康維持にと行っている各種の習い事であるが、やはり発表する場があると、さらに熱が入り楽しみとなっているようだ。いまや、各地の大会やお祭りに次々とおよびの声がかかり、イベントの盛り上げに一役かっている。
 たとえば、踊り教室は六月の当会芸能祭を皮切りに、県連の日本祭り、聖西芸能祭、昭和植民地六十周年、パルケ・コンチネンタル桜祭り、ピラチニンガ五十周年、九州ブロック芸能祭、聖南西日本祭り、カシンギ教会民族舞踊祭、ビラソニアカトリック教会移民祭と、今までに十以上もあり、月に二回はどこかで踊っていることになる。さらに年末までにまだいくつかの予定が入っているという。
 健康表現体操部にしても、各地の桜祭りや移民祭、日本祭りや敬老会などにひっぱりだこ。今年はサンパウロ州外のバイア日本祭りにも参加した。
 そして踊り部や体操部だけではなく、書道教室、絵手紙教室も展覧会に出品したり、カラオケや民謡教室もさまざまな大会に飛び回っている。
 先日行われた親睦民謡課題曲大会に当会民謡教室から出場した人のうち、部門別で二人が優勝するという好成績。新人の部「♪刈干切唄」で優勝した浜田さんは、民謡を習い始めてからまだ二、三カ月。「この齢になって、民謡の味わいがやっと分かってきた。字の読めなかったおふくろがいつも口ずさんでいた民謡。日本人の心の唄を唄っていきたい」と民謡に対する思いを語る。
 体操部の藤永さんも健康のために始めた体操だが、「舞台に出演し、人前で体操する時は緊張するが、終わった後の達成感が何とも言えず好き」と話している。
 はじめた理由も教室も人それぞれだが、生きがいの一つとなっているようである。生き生きとした会員が毎日元気に通ってくる熟連。より多くの人に自分に合った教室を見つけて、参加して欲しいと願っている。


茨城県台風十八号のお見舞い

 去る九月十日、台風十八号の豪雨の影響で、鬼怒川(きぬがわ)の堤防が常総市で決壊し、大変な被害がありました。
 当会の五十嵐会長が常総市シルバークラブ連絡協議会様宛にお見舞いのメールを送りました所、茨城県老人クラブ連合会の伊藤達也会長から返礼が届きましたので、ここにそのやり取りを紹介します。

常総市シルバークラブ連絡協議会御中 御見舞い
 去る台風十八号の記録的な豪雨による両側に隣接の鬼怒川、小貝川の堤防決壊と氾濫で御地は甚大な被害を受けられた由、新聞・テレビで聞きお よび、貴協議会加盟の老人クラブの多くの会員方のご自宅やお仕事先で水害による人的・物的な損傷を受けられたことと拝察し、心を痛めております。
 何らかのお手伝いに駆けつけたい、と思いながらも、遠隔の地にあってはその意もかなわず、残念に存じております。
 ここに当連合会傘下の老人クラブ会員一同を代表し、取り急ぎ御見舞いを申し上げ、ご復旧の一日も早からんことを心からお祈り致します。
二〇一五年(平成二十七年)九月二十六日
ブラジル国サンパウロ市、ブラジル日系熟年クラブ連合会会長 五十嵐司

ブラジル日系熟年クラブ連合会会長 五十嵐司様
 前略 この度の台風十八号等による家屋の浸水や倒壊等では、早々に心のこもった励ましのお言葉をいただき、厚くお礼申し上げます。
五十嵐様も報道等でご存知のとおり、今回の集中豪雨はこれまでに経験したことがないもので、常総市を中心とした地域に大きな被害をもたらしました。既に、堤防決壊による氾濫から約三週間がたちましたが、まだまだ復旧の道は遠く、現在も避難生活を強いられている方が多くいらっしゃいます。
 御見舞いを頂戴しました常総市シルバークラブ連絡協議会ですが、本連合会で会員の安否も含め被害状況の確認等をしているところでございます。
 また、当地の事務局は常総市社会福祉協議会が担当しておりますが、ボランティアセンター等の運営に追われており、老人クラブ業務に専念できない状況でございます。
しかしながら、電気や水道等ラフラインの復旧も進み、ボランティアの方々をはじめ、多くの皆様に助けていただきながら平常の生活に戻れるように頑張っているところでございます。
 五十嵐様には、大変ご心配をおかけしましたが、どうかご安心ください。
 御見舞いをいただいておきながら、お礼が遅くなりましたこと深くお詫び申し上げます。
 常総市はこのような状況でございますので、取り急ぎお礼かたがた私どもからご連絡さしあげた次第です。落ち着きましたら改めてご報告させていただきたく存じます。草々
平成二十七年十月一日
公益財団法人 茨城県老人クラブ連合会会長 伊藤達也


与那覇先生を迎えて

レジストロ春秋会 清丸米子
 少し旧聞ですが、四月十六日の第三木曜日はレジストロ春秋会の定例会日でその時の模様を書いてみます。
 この日は熟連に派遣されている与那覇先生に来て頂きました。十時三十分、私たちは会長さんと三人で長距離バス停留所へ迎えに行きましたら、バスはもう着いていて、先生は待っておられました。
 会長さんが「まだ早いから、史料館を見て頂いたら」と言って、KKKK(旧海外興業株式会社、現在は史料館)へ行きました。先生は「レジストロにも史料館があるとは思わなかった」と驚かれ、話が盛り上がり、日本移民の生活のこと、持って来られた品物の事などさまざまな質問をされ、話しているうちに時間が来ましたので、私たち四人はレストランへ生き、昼食を頂いてから文協へ行きました。
 文協には、いつもより多くの会員が集まっていました。一時半には時間通り例会を開始。最初に「♪老人クラブの歌」を合唱。そして「四つの柱」の唱和。次は会長さんの挨拶でした。
 その後、すぐに与那覇先生のお話に移りました。先生は一番最初にご自身が沖縄出身であることやご家族のお話をされ、子どもさんが六人いらっしゃるという事もご紹介くださいました。
 今までずっとお出で下さったJICAの先生の中で「一番若くて、体格も立派な、元気な先生ですね」と皆さん口ぐちに話しておられました。
 先生のお話は「高齢者に一番大事なのは、ボケないように頭を使う事。よく人と話をして笑う事」などと説明下さいました。
 それから座ったままの運動、手や指を動かす運動。そして『アイウエオ』を反対から言ったり、『オ』を笑いの中に入れて「オホホホ」と力いっぱい笑ったり「エ」を入れて「エヘヘへ」と笑ったり、先生の後について、皆さん腹の底から大きな口を開けて笑う練習をしました。
 皆さんで笑っているうちに早くも時間切れ。先生は四時のバスでお帰りになられました。
 とても楽しい例会で、あっと言う間に時が過ぎてしまいました。皆「先生、また、ぜひ来て下さい」とお願いして、お別れしました。
 与那覇先生、サンパウロまで四時間のバスの旅、遠いところまで本当にありがとうございました。


キロンボ温泉一泊旅行

ジュンジャイ睦会 長山豊恵
 八月二十二日の睦会は、キロンボ温泉に一泊の親睦旅行をしました。
 バスは六時に出発という事で、タクシーに五時半に来てもらって、まだ街灯がぼんやりと灯っている町の中を会館まで走ってもらいました。会館に着くと、次から次と皆が集まってきます。大型バスに会長さんも入れて合計四十三人で出発。車窓から眺めると、山や畑など景色は次々と移り変わります。道中、退屈しないようにとMさんが「ソルテイオをする」と言い出しました。
 それは瓶の中にいくつのフェジョン豆が入っているか? 紐が何メートルあるか? サラメが何キロあるか? などを当てるゲームです。名前を書いて出すと、当てなくても一番近い人が賞品を貰えるというので、みんな頭をひねりながら思い思いに書きました。結果を読み上げ「やれ、Hさんが当たった」「今度はOさん」と騒いでいるうちに目的地に到着。
 この辺はセッカ(ひでり)の加減か、青草もなく、カンポ(草原)の草はカサカサして、やせた牛が枯草を食べていた。
 ホテルに着き、それぞれの部屋が割り当てられ、その後はゲートボールに行く人、お湯に入る人と自由に散らばって行った。何年か前に行った時よりもすごくきれいになっている。ウジナ(発電所)も出来て、水を取っている所も見せてもらった。気持ち良いお湯に入り、夕ご飯を済ませ、カラオケや踊りをサロンで楽しんだ。
 翌朝は静かな温泉の夜明けと共にカフェを頂き、それぞれの楽しみへと自由行動。魚釣りの好きな人は竿を借りて、一握りのパンをエサに池の方へ下りて行った。よく釣れるので、みんな楽しそうに時間を忘れて釣っている。しかし、帰る時間はせまり、お土産にチーズやハチミツ売りが来たので、皆、それらを購入。
 サロンに集まって記念写真を写して、お昼ご飯をご馳走になったら、帰り仕度の開始。それぞれ荷物をバスに積み、いよいよお別れです。
 「また来ます」と手を振りながらバスは動き出した。キロンボの水は良いという事で、帰りに皆お水を購入。 帰りのバスの中もまた賑やかで「貴方はきれいになった」とか「まだお湯の香りがついているから、帰ってからシュベーロ(シャワー)で取らないように」とか「次に行く時は二台のバスで行こう」などと話しているうちにジュンジャイに到着。お天気も良く、事故もなく無事に旅行が出来て、感謝、感謝の楽しい旅でした。


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