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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2016年6月号

2016年6月号 (2016/06/14) 二〇一五年事業報告

◆一月三十日 第三十六回定期総会が熟連サロンにて十時から開催。二十三クラブ三十五名が出席。
◆一月十九日 日本文化庁の文化交流使として来伯中の薩摩琵琶奏者・櫻井亜希子さんによる薩摩琵琶の演奏が行われた。約八十名が音色を楽しんだ。
◆二月十八日 当会の顧問でアルジャー親和会の三浦登氏が老衰のため入院先の病院で逝去。享年九十四歳。
◆三月二十七日 纐纈蹟二相談役が肺ガンのため逝去。享年九十四歳。
◆三月三十一日 第五回マージャン大会が熟連サロンで開催。参加者は七卓二十八名。
◆四月三十日 日本の介護福祉士・村尾和俊氏が講演。実技も踏まえた体調管理方法や介護士援などを紹介。約五十名が参加。
◆五月二十三日 第三十回熟連ゲートボールふれあい大会を開催。参加チームは二一チーム。寿組優勝はサウーデ老壮クラブ。亀組優勝はグアラニー桜クラブ3。
◆五月二十九日 親睦ビンゴ大会開催。ジュンジアイ睦会の会長・西一人氏の好意でコンピュターによるビンゴ抽選を導入。約百八十 名が参加。
◆六月十日 熟連サロンで「キノコを育ててみよう」というテーマでDEC社長で元県連会長の園田昭憲氏が講演を行った。約七十名が参加。
◆六月二十八日 第三十九回及び四十周年熟連大会・芸能際が静岡県人会会館で開催。参加者は三〇九名。
◆七月三十一日 第十回ミニカラオケ大会を熟連サロンで開催。
◆八月七日 サントス港に停泊中の自衛隊艦隊練習艦(しまゆき)を各地クラブ員九十名で訪問。乗り組み員に温かい歓迎を受けた。
◆八月八日 熟連四十周年法要及び地蔵祭りを開催。熟連功労者七名に表彰状と記念品が贈られた。
◆十月四日 第六回マージャン大会が熟連サロンで行われた。
◆十月十五日 戸塚マリ先生が肺ガンのために逝去。享年八十四歳。
◆十月三十日 ビンゴ大会開催。約百八十名が参加。
◆十月三十一日 第二回熟連祭り(旧老人週間)を開催。
◆十一月十三日~十五日 熟連親睦旅行でリンス温泉へ。約四十名が参加。
◆十一月二十二日 第二十一回親睦カラオケ大会を静岡県人会で開催。
◆十二月八日 年末寄付を兼ね、憩の園・やすらぎホームとあけぼのホームを訪問。
◆十二月二十二日 助け合い募金を日系福祉十団体に贈った。
◎JICA派遣の与那覇博一シニアボランテイアを以下の熟練クラブへ派遣し、クラブの活性化を図った。
○一月十一日カーザベルデ老人会、十四日沖縄県人会総会、二十八日アチバイア清流クラブ、二十八日サンパウロ鶴亀会
○二月四日ビラ・カロン、十三日サウーデ老壮会、二十三日与那覇先生健康診断のため日本へ
○四月五日酉年会、八日サウーデ婦人会、十五日ジュンジアイ睦会、十六日レジストロ春秋会、二十三日イタケーラ寿会
○五月二日ビラ・ソニア老壮部、三日ジュンジアイ睦会、十六日アンヤンゲーラ仲よし会、二十七~二十九日JICAの集まり
○六月十一日アルジャー親和会、十四日イタペチニンガ千歳会、十八日モジ老人部
○七月七日イペランジャーホーム、十日サウーデ老壮部、十四日イペランジャーホーム、十六日モジ日会老人部、十八日桜会、二十三日カンピーナス明治会
○八月一日インダイアツーバ親和会、十七日みずほ福寿会、二十日シャローム、二十三日ピニェイロス親睦会、二十七日サン・ベルナルド松寿会
○九月十五日シャローム、十七日レジストロ春秋会、二十一日サント・アマーロあおぞら会、二十二日アチバイア清流クラブ、二十七日サントス伯寿会
○十月一日アルジャー親和会、三日リベロン・ ピーレス錦友会、二十日サント・アンドレ白 寿会、二十一日ジュンジアイ睦会、二十二日イタケーラ寿会、二十六~二十八日JICA
○十一月十日シャローム、三十日コチア青年連絡会
○十二月四日エドカンダリオ福祉協会
◇熟連教養教室を以下のように開催した。
・毎週月曜日・水曜日午前 戸塚マリ先生指導の健康体操教室を五四回開催 計六五七名
・毎週月曜日午後 玉井須美子先生指導の舞踊教室を四一回開催 五一一名
・毎週火曜日午前 足立弘子先生指導のコーラス教室を四五回開催 六五四名
・毎週火曜日午前 大矢進貞先生指導のマージャン教室を四六回開催 五三八名
・毎週火曜日午後 田巻夏枝先生指導のカラオケ教室を四五回開催 九四五名
・毎週水曜日午後 合田郁子先生指導の民謡教室を四六回開催 三五二名
・毎週水曜日午前 五十嵐さなえ先生指導の日本語教室を四五回開催 三四〇名
・毎週木曜日午前 寺田洋子先生指導の練功体操教室を四二回開催 四一五名
・毎週木曜日午後 役員の協力でカラオケダンス愛好会を四二回開催 一一二四名
・毎週木曜日午後 岩崎ルリカ先生指導のポ・語教室を四二回開催 一〇四七名
・毎週土曜日午前 川添敏江先生指導の健康表現体操教室を四四回開催 一九一〇名
◇熟連教養教室を以下のように開催した。
・毎月第二・第四金曜日午後 若松孝司先生指導の書道教室を二〇回開催 五八四名
・毎月第二・第四金曜日午前 若松孝司先生指導の書道教室を二〇回開催 二一〇名
・毎月第一・第三月曜日午後 田中保子氏主導の百人一首会を 一九回開催 一二〇名
・毎月第二月曜日午後 樋口玄海児先生の俳句教室を一二回開催 六八名
・毎月第二火曜日午後 柿嶋貞子先生の川柳教室を一二回開催 五〇名
・毎月第一・第三金曜日午前 石井恵子生指導の絵手紙教室を二〇回開催 二八二名
・毎月第二・第四土曜日 名画友の会主催の名画鑑賞会を二四回開催 三三五名
・毎月第一土曜日 なつメロ合唱の会を一二回開催 一七八名
◆年間の会議開催数は、代表者会議十二回、理事会十三回、会計監査十二回。
◆各熟年クラブや他の団体の招待に応じて役員が出席した回数は、十六回を数えた。
◆宿泊施設とサロンや会議室は大いに利用され、運営経費の一助となった。
◆遠藤エリオ眼科医の無料診察、及びサンタ・クルース病院の割引診療の手続きをする事によって会員の高額医療費の援助になっている。
◆今年もプレベンチセニオル医療保険の世話をし、安い保険料で医療を受けることが出来て、会員及び賛助会員に喜ばれた。


熱戦ゲートボール雨の中、屋根付コートで

 第三十一回熟連ゲートボールふれあい大会は、今年もブラジルゲートボール連合の主管で、五月二十一日(土)ジャバクアラの連合スタジアムにおいて賑やかに開催された。
 前日より降った雨で土のコートがぬかるみで投げれない状態なので屋根付きコートで開催することとなった。八時からの開会式は中川浩巳文化理事による司会で、檀定則実行委員長の開会宣言(かいかいせいげん)に始まり、黙祷、(もくとう)、優勝杯返還(ゆうしょうはいへんかん)がなされた。主催者側として、玉井須美子副会長が会長代理で、また、ゲートボール連合から古賀誠二会長がそれぞれ挨拶された。
 その後、斉藤ちづる副審判部長と田篭輝生競技部長から注意があり、昨年亀組で優勝したグアラニー桜クラブの選手宣誓が力強く行なわれて式典は終了し競技が始まった。
 屋根付きコートは一回に八チームが試合出来る。本年の出場者は八十歳以上の寿組八組、七十歳台の亀組十二組、計二十チームで約百名である。また今年も鶴組が一チームなので亀組に組み入れた。毎年のことだが、今回も出場者を揃えるのに一苦労。
 だが白いユニホーム姿で一斉に揃うと皆若々しく見えて気持が良い。てきぱきと頑張っている姿が印象的だった。
 今年も熟連から八十七歳以上の方々二十一名に敬老賞が手渡された。一日中至れり尽くせりで飲み物や食べ物が用意され、試合に勝てば大きな賞品を、たとえ入賞を逃しても参加賞がある。こんな得になる行事は他にないのでは、と思われる。
 今回は試合中十一時からまた雨が降りはじめ、試合が終わる直前まで続いた。連合役員の方々の手際良い進行で試合は滞りなく進み、三時には十二回戦全てが終って、各チームの得点が出て表彰に移った。出場二十チームに対して入賞七チーム。怪我人も病人も出ずに午後三時半には全部の片付けも終わり、無事終了した。結果は下記の通り。
*寿組
優賞=リべロン・ピーレス錦友会、二位=みずほ福寿会、三位=ジュンジアイ睦会
*亀組
優勝=グアラ二ー桜クラブF、二位=サント・アマーロあおぞら会、三位=グアラニー桜クラブB、四位=グアラニー桜クラブC
*賞品寄贈者
ブラデスコ銀行(トロフィー)、下本八郎氏(トロフィー)、久保商会(現金)、上野美佐男会長(ミルク、ゆで卵)、玉井須美子副会長(まんじゅう)


百歳も出場!熟連ミニカラオケ大会

 五月三十一日(火)に第十六回熟連ミニカラオケ大会が定刻を少し遅れて九時から熟連サロンで開催された。
 実行委員長は辺原良子副会長、審査員長に広瀬秀雄先生、審査員には平井君子先生、黒木美佐子先生をお願いした。司会はカラオケ教室指導者の田巻先生、集計と音響は足立原オドワルドさんが担当した。
 今年の参加者は百二十名で新人が十名参加した。玉井須美子副会長の挨拶で始まり、お昼頃にはサロンが一杯になるほどの盛況。今年もジュンジャイ、モジ、アチバイアからマイクロバスで大勢参加してくれ、感謝の一言に尽きる。
 十二時からのお昼休みの時間に九十歳以上の高齢者の方六名に高齢者賞を渡し、特にモジから参加した百歳の松田律子さんには上野会長から特別高齢者賞を、またカラオケ教室最高齢者の藤原静江さんには田巻先生が特別賞を差し上げた。その後、与那覇先生の余興があり、着物とかつらで「♪岸壁の母」を披露した。
 十三時から午後の部が始まり、全員が歌い終わったのが十六時三十分。集計が終わり入賞者の発表と各カテゴリアごとに賞品の授与が行われた。
入賞者は下記の通り。
新人 
一位 橋本巨太郎(サンパウロ中央老壮会)
二位 坂田栄子(サンパウロ中央老壮会)
三位 榎木原千畝(サンパウロ中央老壮会)
カテゴリアB
一位 池田春江(サンパウロ中央老壮会)
二位 龍崎茂(ピニェイロス文化親睦会)
A1 76歳以上
一位 平川朱美(サンパウロ中央老壮会)
二位 小池千栄子(モジ中央日会老人部)
三位 松田恵美子(サン・ベルナルド松寿会)
A2 67~74歳
一位 安藤カヨ(みずほ福寿会)
二位 岡部民子(ジュンジアイ睦会)
三位 神田桂子(サンパウロ中央老壮会)
ESP1 83歳以上
一位 松谷律子(モジ中央日会老人部)
二位 有馬孝子(サ・アマーロあおぞら会)
三位 西沢正治(みずほ福寿会)
ESP2 77~81歳
一位 建部春子(モジ中央日会老人部)
二位 安武誠(アルジャー親和会)
三位 中村一江(サンパウロ中央老壮会)
四位 中川浩巳(ピニェイロス文化親睦会)
ESP3 73~76歳
一位 鹿山清子(サンパウロ中央老壮会)
二位 鈴木綾子(アチバイア清流クラブ)
三位 日置喜美枝(みずほ福寿会
四位 川本文子(サ・アマーロあおぞら会)
ESP4 66~72歳
一位 重田美保子(サンパウロ中央老壮会)
二位 松本ネイデ(サン・ベルナルド松寿会)
三位 大戸テレーザ(サン・ベルナルド松寿会)
EXT1 81歳以上
一位 西丸俊子(モジ中央日会老人部)
二位 緒方ふかし(ジュンジアイ睦会)


ふれあい、出会い、話し合い

熟連文化理事 中川浩巳
 去る五月二十一日、熟年クラブ連合会主催第三十一回ふれあいゲートボール大会がジャバクアラゲートボールスタジアムで開催された。その日、朝方からひどい雨が降っており「あぁ~、どうしたもんじゃろな」と心配しましたが、そのうち雨は止み、選手一同は「雨にも負けず風にも負けず」早朝より勢ぞろい。一部の選手は早くも練習に励んでおり、静かなコートにボールが飛ぶ音が「カァーン」と響き渡り、選手の方々の元気な姿を頼もしく思いました。
 愈々(いよいよ)開会式の時刻になり、皆さんに集合を呼びかけます。まず壇貞則実行委員長の開会宣言。次いで先亡者会員に黙祷を捧げ、その後、優勝杯返還。熟連の玉井須美子副会長の挨拶、次にブラジルゲートボール連合会会長の挨拶に続き、グァラニーさくらクラブ代表の元気な選手宣誓。そして、連合役員の方々から諸注意があり競技開始のアナウンス。選手一同に緊張が走る。
 雨は止んだものの寒い天候だが選手の皆さんは「寒さなんぞ何のその」。五人一組の作戦開始。リーダーの指示で球を進めていく。重要なのは技術。相手の球に狙いを定めて打っても中々思うようにはいかない所がゲートボールの面白味。それでも中には遠い所の球に「カァーン」と当てる人もいる。中には最初の第一ゲートがなかなか通過できずにいたが、後になってゲートを通り抜け相手の球をカチンカチンと打ち出す人もいる。力を入れ過ぎてコートから自分の球を打ち出す人もいる。球の行く手に目が離せない。そんな所がゲートボールの難しさであり楽しみなのでしょう。
 私は昨年知り合ったイタペチの坂本ルミ子さんに再会できました。元気な姿で一生懸命ゲートボールにがんばっておられ、夫婦で同じ趣味をやっておられることは大変な幸せな事だと思います。試合の合い間に話も出来、お目にかかって二度目なのに長い間の友だちのように気楽に話が出来ました。
 それにイタペチの壇さんに前田さんという方を紹介されました。その方は「爪(つめ)ほど」小さな小さな「お守り草履」をたくさん作って来られており「会場の皆様に配って下さい」と頼まれ、皆様に配り周りました。アチバイア組、ジュンジャイ組の人たちの中にはカラオケをやっておられる知り合いがおり、その方たちにも前田さんのことを「ご高齢なのにこの小さなお守り草履を眼鏡も使わず、ゲートボールをやりながら作っておられる」ことを話してお渡しして回りました。
 今年もまたそんなことで新しいお友だちが出来て、私は「ふれあい、出会い、話し合い」という事をつくづく実感しました。それぞれ自分のできる事を一生懸命やって、元気で仲良く楽しく日々を過ごされることを念じ、来年もまたお目にかかれるのを楽しみにしております。ちなみに今年のゲートボールの出場チームは二十チームでした。


与那覇先生をお迎えして

ビラ・ソニア老壮クラブ 滝ヶ平功
 与那覇先生をお迎えするのは今回が最後だということで、当日、メトロのブタンタン駅前で待ち合わせをすることになりました。午前十一時の約束でしたので、予定より三十分ぐらい前に行きました。ところがその日は運悪くテロ対策の訓練日にかち合い、駅周辺はほとんど封鎖され、待ち合わせ場所へ入ることができず駅の出入り口も二カ所に制限されておりました。
 先生の携帯番号を聞いておけばよかったのにそれをしなかった為に時間が来てもどうすることもできずに途方に暮れるばかり。あまり広い場所でもないのに時間が過ぎても姿が見えず、両方の出口を行ったり来たり。予定より三十分過ぎても見当たらないので諦めて帰りかけたその時、自分と反対側の遠くの方に姿を見つけたので、そばに行こうとしたのですが、大通りの両方が封鎖されており、急いで地下道を通って反対側に渡った時は先生の姿はもう見当たらず、がっくり。その後、やっとのことで見つけた時はホッとしました。
 四十分位遅れたので、それだけ先生の講演も短くなり、それでも先生は老人の健康管理方法やお手玉の遊び方など、いろいろ教えて頂き、皆さん、大変喜んでおられました。あとわずかで離伯されることになります。本当はもう一回ぐらい来て頂きたかったのですが、先生には制限時間がありますので無理も言えません。短い期間ではありましたが、先生、ご家族の皆様、日本へ帰られてもご健康には十分気をつけてがんばって下さい。また再会できる日が来たらいいですね。
 本当にありがとうございました。くれぐれもお元気で。


~健康体操10周年~ 熟連会員も多数参加

 去る五月十五日、文協大講堂に於いて、ブラジル健康表現体操(川添敏江会長)の創立十周年記念フェスティバルが行われた。
 当日は日本の本部から豊田英二理事長、松本葉子指導部長、そして歌手の中平マリ子さんを迎え、文協、援協、県連の代表や日系議員など多数がお祝いに駆け付けた。当会からは上野美佐男会長が出席し、会員がけんめいに行う演技を応援し、楽しまれていた。
 熟連本部からの参加者は、A、B(土曜日)とC(月曜日)の三グループ。他にサント・アンドレ白寿会、リベイロン・ピーレス錦友会、サンベルナルド松寿会、レジストロ春秋会など、他地区の熟連仲間も多数参加しており、会場は千二百人以上の観客で超満員となっていた。
 定刻、川添博ブラジル支部長の開会の辞に続き、松本指導部長による「愛のままで」の開幕演技。その後、各支部による発表となり、九番目に熟連Cグループ(今野米子先生)の「北国の春」のレクダンスが披露され、皆、緊張の面持ちで臨んでいた。
 十一時からは式典が行なわれ、来賓の挨拶、功労者、十一年勤続者、九十歳以上の高齢者の方々が表彰された。十一年勤続者としては、リ・ピーレス錦友会の赤木竜己さんが創始当時からの一人として表彰され、九十歳以上の高齢者表彰ではサ・アンドレ白寿会の高原勝弘さん(96歳)、イタケーラ寿会の三沢美代さん(94歳)、セントロ桜会の大志田良子さん(94歳)らが表彰された。
 式典の最後は松本部長指導による「肩たたき」体操が行われ、来賓をはじめ参加者全員で楽しみながら一息ついた。
 昼食後は熟連Bグループ(川添敏江先生)による「熟年讃歌」そしてAグループ(同)による「思い出酒」が演じられた。
 プログラムは午前と午後合わせて六十三演目。このような大舞台で演じるのは初めてという人も二回、三回目と経験のある人も、出演後のホッとした顔が印象的だった。
 この健康体操の基本は歌いながら行うというもので、歌詞を覚えて頭を使い、なおかつ体操は、刺激の体操や関節の体操、転倒予防などそれぞれ目的を持って行うので、子供から高齢者まで楽しみながら出来る。特に私たち熟年世代には最適な健康維持、健康増進運動となっている。
 午後の部では中平マリ子さんが作詞、作曲した「健康体操の歌」が初めて披露され、また体操も松本部長より参加者に指導された。覚えやすい歌詞と軽快なリズムと動きに皆から「いいね」「素敵だね」の声が上がっていた。
 高齢者表彰を受けた一人、高原さんは「体操は九十歳を過ぎてから始め、五年程になるが、その間休んだのはたった一日。毎週、欠かさずに出かけて行っています。自分の身体は自分で、と健康に気をつけ、楽しみながらやっています。歌うこと、指体操なども老人クラブの例会で会員に勧めています」と語っています。
 二〇一一年に六人から始まった熟連健康表現体操教室も今では七十八人が参加しており、会員の親睦と健康に一役かっている。


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