移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2016年10月号

2016年10月号 (2016/10/14) 第三十一回熟連親睦ビンゴ大会

 今年最後のビンゴ大会が九月三十日、金曜日熟連サロンで午前十時から行なわれた。前日夕方から椅子をならべたり賞品を分けたり準備をし、よく朝七時ごろから続々と詰めかけ、最終的には約百六十名にもなった。今回の参加者は当初少なかったが、それでも十一時半ごろには全館から集めた椅子が全部ふさがった。
 最近の熟連ビンゴ大会では、机は使わずイスだけとし、通路も広くとって、賞品の所に行きやすくした。これは参加者の中には杖をついて来られる方もおり、机がない方が通路が広くとれて歩きやすいということからだ。
 賞品は役職員から集めた寄付金で購入したものと、役職員や会員有志から差し出された数多くの品物で、一回につき約四十六名が当たるように用意された。この景品が当たる七回のビンゴの他に、お弁当付き前売り券に付いている赤券と青券は賞金付きのビンゴである。
 恒例となったコンピュータによるビンゴで今回も朝早くからジュンジャイ睦会の西さんと高尾憲一さんが手伝いに駆け付けてくれた。また、サント・アンドレ白寿会の森博管理理事も番号を張り付けるお手伝いをして下さった。
 モジ・ダス・クルーゼス・リベロン・ピーレス、ジュンジャイからもマイクロバスをチャ―タして来て下さったし、サン・ベルナルド、サント・アンドレからの参加者もあった。
熟連の親睦ビンゴは誰にも役立つ物をより数多くの人に、という方針である。また、当った人が順番に欲しい物を持っていくので、それぞれが自分にとって必要な物を得られるのが特長である。
 何回も当たる人もいれば、一回も当たらない人もいるが、熟連では一度も当たらなかった人約三十名には残念賞も出した。お金が掛かっている青券、赤券の時は、最後の方になると緊張が頂点に達して、一つ数字が出る毎に「ビンゴ!」と大きな声が聞こえる。最後の一つの数字が出なくて残念がっていた人も数名いて、とにかく賑やかなことであった。数字を全部埋める青券は、一人の人に当たり、最高額の赤券も一人の人に当たり、皆に羨望の拍手で祝福された。
◇賞品寄贈者(順不同)
上野美佐男、西一人、小坂誠、玉井須美子、高山友巳、中川浩巳、辺原よし子、赤木竜巳、相沢絹代、滝ケ平功、田中保子、外山保、長山豊恵、玉田伯夫、岡たつみ、西丸俊子、村崎道徳、大矢進貞、鹿山清子、多川富貴子、井出香哉、中尾契信、畠中和廣、金籐泰子、池淵信子
・青券当選者 サント・アマーロ青空会所属
・赤券当選者 ビラ・ソニア老壮クラブ所属


熊本老連から熟連への返礼

 去る四月の熊本地震に際して行った熟連の助け合い募金は八月に訪日した上野会長が直接熊本老連にお届けしました。
 その報告や経緯は先々月、先月の老壮の友にてご紹介しましたが、この度、熊本県老連会長よりその中間報告が届きましたので、その全文をここに掲載します。

ブラジル日系熟年クラブ連合会会長 上野美佐男様
 拝啓 初秋の候、上野会長におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
このたびの熊本地震災害に際しましては、全国老人クラブ連合会にお願いし全国的に救援拠金活動を展開していただいておりますが、過日、貴老人クラブ連合会から多額のご厚志を頂戴いたしており、衷心よりお礼申し上げます。
 本県老連会員に周知のうえは、今回地震災害の救援資金並びに活動資金として大切につかわせていただきたいと存じます。なお、全国の都道府県・指定都市老人クラブ連合会の皆様からいただきました救援拠金額の中間集計総額は末尾記載のとおりでですのでご報告申し上げます。
 四月に県内を襲った熊本地震の前震からはや五ヶ月がたち、当初は県全体で十八万人を超えた避難者は現在では五百人余となったものの、応急仮設住宅での避難生活は続いており、今後、生活環境が変わる中で、孤立化の防止など被災者支援の重要性は増しております。
 そのような中、貴老連の皆様方からの今回の救援拠金をはじめ、全国の仲間から応援していただいていることを心の支えとして、皆で力を合わせて復興に向けて、この苦難をなんとしてでも乗り越えて参りたいと存じます。
 本来であれば、直接お伺い申し上げてお礼を申し上げるところではございますが、諸事情をご賢察の上は、略儀ながらお手紙にてお礼並びに中間報告とさせていただくことをお許しください。敬具
※熊本地震救援拠金中間集計
①金額:二億千百三十五万六千五百八十二円(内、県内分:六百三十五万七千七百九十九円)
②集計日(中間):平成二十八年九月十五日
公益社団法人熊本県老人クラブ連合会会長 松田正邦



書道愛好者展、熟連からも参加

 九月二十四、二十五日と文協貴賓室で開催された書道愛好者展に熟連書道部(若松如空先生指導)からもたくさんの方々が出品されました。
 その作品のどれもが堂々としていて、圧倒されるばかり。
 漢字、詩文、一字書、刻字など様々なジャンルの作品に挑戦されてました。また、日本からも師範の先生方が出展されており、大変素晴らしいものでした。
 出展者の一人、熟連書道部の岡崎加代子さんは「書道は私の趣味のひとつです。毎月二回、熟連で勉強させて頂いております。なかなか上手く書くことは出来ませんが、雑念を払い、集中して書き上げる一時が至福の時間となっています。毎回、書き上げた文字にあれこれ語り掛けながら、楽しみつつ書いております」と語っています。
 また、会場には俳句をテーマとしたコーナーもあり、これにも会員の皆さんの会心の一句が展示されておりました。
 なお、これらの力作の一部は十月二十九日に行われる熟連祭り会場(熟連サロン)にも一部展示されます。ぜひご来館されることを希望します。


鈴木先生をお迎えして

サウーデ文化体育協会老壮部 山田かおる
 毎月第二金曜日、九月は九日が私たちサウーデ老壮部の例会の日でした。十四、五名の少人数の集いですが、この日を楽しみに杖を手に来られる方、息子さんが自動車で送迎して下さる方、お互いにがんばり合って、珍しいものがあれば見せ合い、話し合い、いつも楽しい午後のひと時を過ごしています。
 九月はお誕生日の方がいなかったので、大きなボーロ(ケーキ)を頼んで、「♪パラベンス」を歌わなかったのが寂しかったけれども、この日は素晴らしい日でした。なぜなら、この日は日本から熟連に派遣されている鈴木京子先生をお迎えできたからです。先生は遠い日本からご家族と離れて、はるばるブラジルに私たちのためにお越し下さいました。
 この地に着き、まだ一か月余りの先生。初対面の堅苦しさはなく、明るく温かい、そして美しい先生。やはり女性同士ですね。みんなでお茶を頂きながらおしゃべりに花が咲来ました。先生は「日本語が通じるので、安心なさった」とのことで、私たちも嬉しかったです。
 先生はまず、健康の話として、第一に呼吸の仕方、次に歌いながら遊びのように、片手はパーで片手はグーというように両手の指が違う動きをさせることなどを指導して下さいました。簡単そうで難しく、みんなで大笑い。
 難しくてもあきらめずやる事が脳を刺激するので良いそうです。また、笑うことも大きな健康の元なので、「皆さん大いに笑いましょう!」とのこと。そして、女性はいつも笑顔で相手を見ること。座ったままでの足の運動や転ばない歩き方なども教えて下さいました。
 まだまだお教え頂きたい事はたくさんありましたが、お帰りになる時間が遅くなるので、次の機会をお願いしてお別れしました。
 先生が帰られた後、皆で「良かったねネー」と顔を見合わせました。
 先生、ありがとうございました。早くブラジルに慣れて下さいね。天候不順な折ですので、御体に気を付けて、ご活躍をお祈り致します。


こんにちは。鈴木京子です!

 まだまだ一人で皆様の所に行けませんので、九月十七日はリベロン・ピーレス錦友会の赤木会長に迎えに来て貰い一緒に、リベロン・ピーレスまでメトロと電車で行きました。JICAではメトロはいいのですが、電車は一人で乗る事は禁止なのです。ご迷惑をおかけしますが、皆様お知りおきの程、よろしくお願いします。
 早く到着し天気も良かったので、会館まで歩いて行く事にしました。途中にある新庁舎とその前にある日本庭園と資料館を会長に案内して頂きました。池には鯉とカスクード(鎧魚)という魚がいて、そのカスクードは苔を食べると聞き、池の掃除に役立っていそうです。それを聞いたせいか、サメみたいな魚が可愛いと思いました。
 会館に着いて目に付いたのは、お医者様が血圧を計っていた事でした。月に一回かも知れませんが、自分の健康状態がわかり、相談も出来るとのことで素晴らしいと思いました。
 会長の話しが終わり、昼食です。皆様の手作りのご馳走を食べてお腹いっぱいになり、本当にご馳走様でした。次にゲームです。健康体操と脳トレを考えていましたが、「チーム対抗のゲームをして欲しい」と会長に電車の中で言われました。「さて、何をやるか!」。道具は持って来ていません。その時、会長の自宅が近いとわかり急きょ新聞を持ってきてもらい、『新聞ボール入れゲーム』をする事にしました。二グループに別れての対抗です。一回目は私が入っていたチームが勝ちました。二回目も勝ってしまいました。勝ったチームと負けたチームは景品が違います。皆、自然と勝負に力が入りました。お陰さまで美味しいブラジルのお菓子を初めて食べさせて頂きました。会の皆様、ありがとうござます。
 その後、家で出来る足の筋トレ体操や転倒予防体操などをやりました。皆さん、健康には足が衰えないようにするのが大事とわかっていらっしゃいますので、足の体操を真剣に聞いていました。次に筋力も大切ですが、一番大事な事は、呼吸です。で、呼吸法の話と実演、その後、ビンゴゲームもしました。
 この錦友会はビンゴの紙を何度も使うことが出来るように、直接紙に書き込まず、おはじきを置くような要領でプラスティクの丸い物を置いていました。 ビンゴもいろいろなやり方があり楽しみです。
 これからも皆様の地域に行き、皆様方が楽しく自分の事は自分でやることを目標に、健康で長生き出来る体操や呼吸法などをご指導致したいと思っていますので、よろしくお願いします。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

熟年クラブ連合会 :  
Rua. Dr.Siqueira Campos, 134, Liberdade, S?o Paulo, Cep:01509-020, São Paulo, Brasil
Tel: 11-3209-5935, Fax: 11-3208-0981, E-mail: Click here
© Copyright 2024 熟年クラブ連合会. All rights reserved.