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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2017年4月号

2017年4月号 (2017/04/14) 第32回ビンゴ大会、カラオケ機械の景品も

 毎年二回行われる恒例のビンゴ大会が三月三十一日金曜日、熟連サロンで午前十時から行なわれた。前日夕方から森理事や田曽さん、松下さんが椅子を並べたり、賞品を分けたり準備を手伝ってくれた。翌朝七時頃には、参加者が続々と詰めかけ、最終的には約一五〇名となった。
 今回の参加者は前回より少なめだったが、それでも全館内から集めた椅子は全てふさがった。この日、三十一日は「グレーベ(ストライキ)がある」と噂が流れ、ビンゴ大会ができるかどうか危ぶまれたが、ストはなく無事、行われた。
 熟連のビンゴ大会は、椅子だけの会場とし、通路も広くとって歩きやすく、ビンゴ賞品の所に行きやすくしている。会員の皆さんは杖をついて来られる方も多く、そのため机があると通路が狭くなり、ない方が会場を広くとれるので、その配慮のため。賞品は役職員から集めた寄付金で購入したものと、役職員や会員有志から差し出された数多くの品物で、一回につき約三十八人は当たる程揃えられた。この七回のビンゴの他に、特別に藤瀬圭子さんから寄付されたカラオケの機械が一回行われ、前売りの赤券・青券の賞金付きの分も含め合計十回が行なわれた。
 また、今回も熟連では恒例となったコンピュータによるビンゴで、ジュンジアイ睦会の西さんが日本に行かれたので、山崎さんと高尾さんが朝早くから手伝いに駆けつけてくれた。
 賞品は熟連の親睦ビンゴ大会らしく、誰にも役立つものをより数多くという方針で、今回の目玉は藤瀬圭子さんより寄贈されたカラオケセットの他、フライパンや鍋、皿、重箱、傘やうどん、米、わかめ、カレー粉といった食料品などが用意された。当った順番で欲しい品物を持っていくのも熟年の特長である。ビンゴでは何回も当たる人もいれば、一回も当たらない人もいるがそれでも熟連に協力しようという皆様のおかげで最後まで楽しく盛り上がっていた。今回も当たらなかった人には残念賞も出された。
 数字を全部埋める青券は、一人が当たり、最高の赤券も今回は一人にあたり皆に拍手で祝福された。大金が掛かっている時は、最後の方になると緊張が頂点に達して、一つ数字が出る毎にビンゴと大きな声が聞こえるが、最後の一つの数字が出なくて残念がっていた人も数名いて、とにかく賑やかなことであった。十回も夢を見た楽しい一日も三時には無事終了。
 終了後、上野会長は「このビンゴの収益は熟連運営の貴重な基金となっている。今日、参加の皆様に心から感謝を申し上げたい」と語っておりました。 

◎賞品寄贈者(順不同)
藤瀬圭子、上野美佐男、西一人、戸田房子、玉井須美子、西丸俊子、高山友巳、辺原よし子、赤木竜巳、相沢絹代、田中保子、外山保&美香、 長山豊恵、玉田伯夫、岡たつみ、井出香哉、森川玲子、鹿山清子、鈴木京子、畠中和廣、金籐泰子
☆当選者所属会
青券 1名 みずほ福寿会
赤券 1名 アルジャ親和会


熱戦第9回熟練マージャン大会

 三月二十日(日曜日)に熟連サロンにおいて第九回マージャン大会が開かれた。今回の参加者は三十二名で八卓だった。
 朝は八時ごろから参加者が来館し、四名集まればテーブルを囲み、大会のためし打ちをして楽しんでいた。今回も賞品は一位、二位、三位、大波、小波、ブービ賞と平和賞、そして最後に役満賞である。
 九時三十分から大矢進貞主官の熟年クラブマージャン特別ルール説明があり、その後、開始。三十分を一回として、一回戦が終わるたびに抽選してメンバーが入れ替わる。五回戦を戦って最後に全部採点して最終点数が出る。
 今回は最初から最後までプラスの人はやはり難関とみえ皆無であった。
 一回での最高得点は塩野さんであったが、優勝にはいたらなかった。また三回戦には水戸さんが役満で四暗刻を上がったりと非常に面白い結果だった。
 三時四十五分には全試合も終わり、賞品を渡して四時半には全部終了。勝った人も負けた人も次回のマージャン大会を楽しみに帰っていった。
 今回の出席者は寺崎、宮坂、山福、大西、川井、石川、水戸、大門、塩野、田中、中村、山中、小松、三木、松井、中尾、菊池、名和、黒田、藤田、長谷川、大矢、渡辺、石尾、池尻、馬場、雨宮、森久保、森田、富家。(順不同、敬称略)

◇結果は以下の通り
一位=中尾さん、二位=塩野さん、三位=小松さん、大波賞=川井さん、小波賞=大浦さん、ブービ賞=田中さん、平和賞=渡辺さん、役満賞=水戸さん


絵手紙教室を見学して

熟連文化理事 中川浩巳
 最近、絵手紙教室を見学する機会を得て、一日生徒になりました。大勢の生徒さんが皆、楽しそうに雑談もなく静かに、一生懸命、描いておられます。
 先生方の最初の言葉「絵手紙の心得」はまず、「下手でいい、下手がいい」「楽しく」「心を込めて書きましょう」との事。
 習い事には何事も基礎がありますが、この絵手紙の基礎は書道で使われる細筆をまっすぐに立てて、筆の柄の終わり端の方を指先でつまみます。握るのではなくつまんで、筆先に墨を付けてゆっくりゆっくりと線を書くのです。縦線、横線、輪を練習しますが、あまりにもゆっくりと描くように指導されるので、どうしても線がまっすぐに描けず、小さなデコボコが出来ますが、その小さなふくらみが生まれる所に絵手紙の面白さが出るのだそうです。
 ひとしきり線の練習をした後、写生をします。凸凹線の絵の出来上がり。あとは色付けづるのですが、顔彩(がんさい)という顔料に膠(にかわ)・アラビアゴム・水あめ・砂糖などの固着剤(接着剤になる成分)を練り合わせて固形にした小さな白い容器に入った日本画、絵手紙用の絵具を使い色付けします。水にぼかして自分の好きなように色付けします。凸凹線が命の絵手紙。その難しさに魅力があるのでしょう。また、出来上がった絵手紙は色々な事に利用でき、お誕生祝い、お見舞い、季節のご挨拶など心を込めた手描きのハガキは受け取られる方に喜ばれると思います。また、一枚描くのにも時間をかけず描くことがモットーで、下手でいい、楽しく、心を込めて描くことが大事だそうです。
 まだ、絵手紙を描いたことのない皆さん、習ってみませんか?
 頭の運動にもなりますし、お友だちも出来て楽しいですよ。絵手紙の発祥の地は狛江市で、書道家の小池邦夫が一九七八年から一九七九年にかけて、芸術誌「季刊 銀花」(文化出版局)へ綴じ込み企画として、六万枚の直筆絵手紙を発表したこととされています。
 ブラジルでは当熟連での指導教師でもある石井惠子先生が石川県人会で始められ、小池先生をはじめ、峯先生や寺前先生など日本でもトップクラスの先生方との交友を持ち、峯、寺前両先生方もブラジルへお越し下さり、当熟連でも直接ご指導して下さるという光栄に預かっています。絵手紙はブラジルのみならずフランスやアメリカなど海外にも伝わっているそうです。
 ぜひ、人生の楽しみの一つに熟連の絵手紙教室に皆さんも参加しませんか。 なお、教室は第一と第三金曜日、午前十時から十二時まで熟連本部で開催されています。


みずほの皆様と支部交流

サンパウロ鶴亀会 玉井須美子
 三月二十日、鶴亀会は会員十五名でサンベルナルドのみずほ福寿会に親睦交流のため訪問致しました。
晴天で気持ちが良く、車に揺られて皆ご機嫌。思ったよりも早く着きました。
 広い敷地に立派な会館でみずほ村の伝統が偲ばれます。会員の皆様に迎えられて、あたたかい握手をしていると、すっかり親しくなって会話も弾みにぎやかな集いが始まりました。同じ熟年クラブの会員という絆が親しみを深めるのでしょう。
 上野会長、井戸さんが先頭に立って、十時に例会が始まりました。会長の挨拶の後、「♪熟年讃歌」「♪ブラジルに生きる」「♪ボケない小唄」などを合唱。その後「瑞穂福寿会信条」を全員で朗読しました。この信条は一九六九年、発会の折に作られ、今年で四十八年。毎回、例会の度に朗読し、心の健康に努めているとのことです。
 十一時に例会が終わりレクリエーションとなり、私たちが四曲踊り、みずほの方たちが二曲踊られて、プログラムが終わり、食事となりました。食後はビンゴに移り、これがまた大変にぎやかで、会場は笑いに包まれました。
 賞品も野菜あり、果物ありと多彩。上野会長は残念賞をもらってうれしそうでした。
 親睦支部交流会は喜びにあふれ、後ろ髪を引かれながらも時間にて終了。次に会う日を楽しみに、午後二時半には皆様方に見送られて帰途に着きました。
 帰りは早くて、本部に一時間ほどで到着し、皆でひとしきり話が弾んで、本当に楽しい一日でした。みずほの皆さま、ありがとうございました。
 なお「瑞穂福寿会信条」と「♪ボケない小唄」がとてもいいので、ここに紹介したいと思います。

「瑞穂福寿会信条」
一.健康な人になりましょう
二.親切な人になりましょう
三.皆から好かれる人になりましょう
四.品性の良い人になりましょう
五.日々感謝して暮らしましょう
六.今日怒ることをやめましょう
七.心をいつも平静に保ちましょう
八.良いことを気付いたら何でもしましょう
九.明るい社会を作りましょう

♪ボケない小唄(お座敷小唄調)
一.何もしないで ぼんやりと テレビばかりを 見ていると
  のんきなようでも 年を取り 十年 早くボケますよ
二.仲間はずれで ただ一人 何もやる事 ない人は
  夢も希望も 逃げて行き 年も取らずに ボケますよ
三.酒も煙草も のまないで 唄も踊りもやらないで
  人のアラなど 探す人 他人の三倍 ボケますよ
四.ゴルフカラオケ 釣り将棋 趣味のない人 味もない
  異性に関心 持たぬ人 友だちない人 ボケますよ
五.風邪をひかずに よく食べて 足腰きたえて 早寝して
  頭つかって おしゃれして 根性持たなきゃ ボケますよ
六.年をとっても 白髪でも しわがふえても 若い気で
  恋を忘れた ヤボな人 色気出さなきゃ ボケますよ


マージャン大会で優勝して

サンパウロ中央老壮会 中尾契信
 去る三月二十日(日)に熟年クラブ会館で麻雀大会が開催された。
 参加者が三十二名で、四名ずつ八卓に別れてその腕と技を競ったが、当日欠席者が出て開始寸前まで心当たりの人に電話で連絡し、何とか十時に開始することが出来た。
 それぞれ卓の番号札を引き、大会特別ルールで進行。参加者の中にはカンピーナスやアチバイアから来られた人もあった。七十歳以上がほとんどで六十歳代後半が数名であった。
 私が一位となり、商品を手にした訳だが、これが二回目の一位であった。最初に参加したのは、故・松平氏の追悼大会で、その時は一回戦から断トツで、三回戦終了時点ですでに一位が確定していた。一位の商品は松平家からの寄贈の豪華な食器籠だったと記憶している。
 その後は二回参加したが、成績は芳しくなく、三回目は「平和賞」を獲得した。
 そして今回は四回目の参加で二度目の一位となった訳だが、最終の五回戦の時は上位四人で一位を争う卓にいた。その時点では三位だったので、無理をしなければ三位にはなれると思っていた。(三位までは商品がある)。
 時間切れ終了寸前に上がり、一位を独走していた人を五百点差で逆転し、一位となる事が出来た。
 さて麻雀の話ですが、日本では最近、認知症の予防にと、高齢者の間で静かなブームだそうだ。確かに訪日した時に実際にこの目で見た。
 ここサンパウロでも、何カ所かで毎週やっているそうで、特にご婦人方は友人の家とかアパートでやっているようだ。
 熟年クラブでも毎週火曜日に大矢さんの指導のもと、午前九時から行われているので、ご興味のある方はぜひ、一緒にやりましょう。
 ちなみに大会当日のマナーについて書いておくと、大声を出したり人と口論する人もなかったが、大会後、外庭で談笑中に「あの人は『少し待って』が多すぎる」という声もあった。五十分という規定時間があるのだから、他の三人のことも考えて、パイを持って来てから考えるのではなく、不要なパイは予め二、三枚用意しておいて、臨機応変に捨て、進めていくのが良いマナーである。
 待ってる人は一分が五分、十分に感じられるという事を、念頭に置いてやっていくのが最良のマナーである。
 なお、当日は日曜日にも拘らず、事務局の方は早朝より各種の準備をされ、大変お疲れさまでした。ありがとうございます。次回もまたよろしくお願い致します。
 なお、次回の麻雀大会の開催日時が決定した時点で『老壮の友』にお知らせを書いて頂ければ誠に幸いです。


鈴木京子です!一時帰国します。

 三月中旬から四月中旬まで健康診断の為、日本に帰ります。「旦那さんと会えて良いね。」と、皆に言われますが主人と会えるよりも無事、日本に着けるか、帰りもブラジルに戻って来れるか、それが心配です。
 何故なら英語も駄目、ポルトガル語も駄目で会話になりません。日本語には自信があります(話す事)が、ブラジルの税関などは日本語が通じません。そんな私が無事にブラジルを出国出来るか? アメリカでも出国出来るか?それが一番心配です。
 言葉の壁の高い事、高い事。でも、心配しても何も始まりません。【やる時はやらなくちゃ、いいや、何とか成るよ。成らせるよ。】と、自分を励ましているこの頃です。
 調子が良い時は「何とかなる。成らせる。」しかし、調子が悪いと「大丈夫かな? 出来るかな?」と、心配症の私が出てきます。まぁ、ここで心配しても仕方がない。【成るようになる。】まな板の鯉(こい)の心境ですね。アハハ…。熟年クラブに来て八ヶ月、まだ日本語が勝っている私が一ヶ月ブラジルを離れるのです。やっとブラジル語に慣れてきた(?)私が長くブラジルを離れたら、はたして…。これも頭で考えても駄目です。勉強有るのみです。帰ってきたらまた、笑いと体操、ブラジル語、頑張りますので宜しくお願いします。


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