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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2017年6月号

2017年6月号 (2017/06/14) ゲートボール大会カテゴリー無しの試み

 第三十二回熟連ゲートボールふれあい大会は、今年もブラジルゲートボール連合の主管で、五月二十七日(土)ジャバクアラの連合スタジアムにおいて開催された。今年はブラデスコ銀行から一位と二位、三位のトロフィーを寄贈して頂く。八時からの開会式は中川浩巳文化理事による司会で、檀定則実行委員長の開会宣言(かいかいせいげん)に始まり、黙祷、(もくとう)持ち廻りの優勝杯返還(ゆうしょうはいへんかん)、ゲートボール連合から古賀誠二会長の挨拶、主催者側として玉井須美子副会長が会長代理で挨拶をした。今年も熟連では九十歳以上の方たち九名に敬老品を準備した。高村マリオ連合審判部長と田篭輝生競技部長から注意点の説明があり、昨年、亀組で優勝したグアラニー桜クラブの選手宣誓が力強く行なわれて式典は終了し、競技が始まった。
 今年はカテゴリー別にチームを組めるクラブが少ないため、昨年までの鶴、亀、寿組という年齢によるカテゴリー分けを無くし、一つのカテゴリーのみとし、チーム数を増やしたが、それでも十七チームで昨年より減少気味だった。
 しかしながら、少ない人数ではあったが、皆和気あいあいと、またテキパキとゲームに取り組んでいる姿が印象的であった。
 朝早くからの集合で、たくさん用意されたカフェとサンドイッチも軽く平らげ、選手たちは元気いっぱい。九時半頃からは小雨が降り始め、屋根つきコートに移り試合を進めたが、十一時半頃には雨も止み、天候も回復してきたので、いつもの外のコートに戻ることにした。
 連合役員の方々の手際よい進行で試合は滞りなく進み、三時には十二回戦全てが終って各チームの得点が出て、表彰に移った。
 今年の入賞チームは、いつも練習しているグアラニー桜クラブが五チーム出場し、うち二チームが入賞。皆さんの見ている前で表彰され、記念撮影をして喜び合っていた。多くの友と握手をし、またの再会を約し今年の大会も無事終了した。
 熟練のふれあいゲートボール大会は出場数に対して入賞するチーム数も多く、率が良いのでぜひ来年は多くの参加者を誘ってほしいと思う。最後にリベロン・ピーレス錦友会の赤木竜己代表が閉会の辞を述べ、今年のゲートボール競技は終了。怪我人も病人も出ずに午後3時の陽が明るいうちに全ての片付けが終わり、皆、元気に会場を後にした。

*今年の入賞チーム
 優賞 グアラ二―桜A
 二位 アルジャー親和会
 三位 グアラニー桜B
 四位 イアタぺチ万寿会
 五位 みずほ福寿会
*寄贈賞品
 ブラデスコ銀行--優勝トロフィー三本
 久保商会-----お米五kg十袋
 上野美佐男会長--ミルク三パック・ゆで卵二百個
 中川浩己文化理事-饅頭二百個


ノーバ・エスペランサへ

熟連副会長 玉井須美子
 五月十一日に鈴木シニアのノーバエスペランサ出張に、熟連の役員五名も同行することになり、バーハ・フンダ駅に六時に集合し、十時四十分発の夜行寝台バスで出発しました。
 朝八時にノーバエスペランサに着くと、植村会長と弟さんが迎えに来て下さり、ホテルへ案内されて熱いシャワーを浴びて一休み。九時半にホテルを出て、同地の名所を見学させて頂きました。十一時には例会に参加。大きな会館でした。
 会員の皆様に出迎えて頂きました。八十名近くの会員さんがいるそうですが、例会に来られるのは半分以下との事。ゲートボールも以前は三チームあったそうですが、今は無くなってしまったそうです。
 例会では植村会長のあいさつの後、「♪老人クラブの唄」をみんなで合唱。一か月の事業報告に続いて私たち一人ひとりを紹介して下さり、私たちも自己紹介をしました。その後、上野熟連会長が挨拶をし、例会は和やかに進み、昼食となりました。大変なご馳走が並びましたが、すべて会員さんの手作り、持ち寄りとの事でした。
 食事の後、鈴木先生のレクリエーションで盛り上がり、最後は炭坑節をみんなで踊り大笑い。和気あいあいのうちに例会はおしまいの時間となり、三時半には皆と別れを惜しみつつ会館を後にしました。
 その後、ホテルに戻り一休みの後、植村会長の妹さんのお宅に夕食のご招待を頂きました。会館から九キロほど離れているそうですが、とても立派なお宅でびっくりしました。
 ご一家の至れり尽くせりのおもてなしを頂き、楽しい思い出を胸に私たち一行は帰途に着きました。夜遅くにもかかわらず、お見送り頂き、、誠にありがとうございました。
 ノーバエスペランサの皆々様、本当にお世話になりました。


第17回熟連ミニカラオケ大会、新人多数が参加

 五月三十日(火)八時から第十七回熟連ミニカラオケ大会が熟連サロンで開催された。
 実行委員長は森博管理理事そして副実行委員長に辺原良子副会長、審査委員長に石原正子先生、審査員に島田オルランド先生、熟連からの審査員は黒木美佐子先生が担当した。司会はカラオケ教室指導者の田巻先生と吉田光子さんで行われ、集計と音響は足立原オズワルドさん、テープ受付は日置喜美枝さん、辺原よし子副会長、藤本紀子さんで、ジュンジアイ睦会の西一人さんが参加賞渡しをそれぞれ受け持った。今年の参加者は百十名でそのうち新人が十三名もおり、他の大会では見られない、熟連ならではの傾向だった。
 玉井須美子副会長の挨拶で始まり、お昼頃には並べてあった椅子が足りなくなり、増やすほどサロンが一杯になった。
 今年もジュンジアイ、モジ、アチバイアからマイクロバスで参加してくれた。
 舞台は一段の高さで高齢者も段をあがりやすくし、さらに森博管理理事は上がるのが大変な方に手を貸してくれた。
 十二時半ごろにお昼時間を四十五分取り、十三時二十分から大会を継続し、全員が歌い終わったのは十四時三十分。集計が終わり入賞者の発表となった。
 各カテゴリアごとに賞品渡しとなり、島田オルランド先生と森博実行委員長、辺原よし子副会長、玉井すみ子副会長等が入賞者に賞品を渡した。入賞者は以上の通り。

☆ミニカラオケ大会結果
◎新人1
一位 山路エミリオ(アチバイア清流クラブ)
二位 田辺やよい(サンパウロ鶴亀会)
◎新人2
一位 浦上敬子(サンパウロ中央老壮会)
二位 吉田恵司郎(サンパウロ中央老壮会)
◎B組
一位 小田加代(サンパウロ中央老壮会)
二位 橋本巨太郎(サンパウロ中央老壮会)
三位 川井つるみ(アチバイア清流クラブ)
◎A組78歳以上
一位 森博(サント・アンドレ白寿会)
二位 平川朱美(サンパウロ中央老壮会)
三位 松田恵美子(サンベルナルド松寿会)
◎A組77歳以下
一位 斎藤実(ジュンジアイ睦会)
二位 最上敦子(サンパウロ中央老壮会)
三位 横田すみ子(サンパウロ中央老壮会)
◎ESP81歳以上
一位 坂本洋子(サンベルナルド松寿会)
二位 中川浩己(ピニェイロス老壮部)
三位 堀井きしち(サンパウロ中央老壮会)
◎ESP76歳~79歳
一位 坂本律子(アチバイア清流クラブ)
二位 建部春子(モジ中央日会老人部)
三位 大田由美子(ピニェイロス老壮部)
◎ESP75歳下
一位 鈴木綾子(アチバイア清流クラブ)
二位 林節子(サンパウロ鶴亀会)
三位 重田美保子(サンパウロ中央老壮会)
四位 児玉和子(サンパウロ中央老壮会)
◎EXT82歳以上
一位 石川永(アルジャー親和会)
二位 玉田伯夫(アルジャー親和会)
三位 宮坂憲治(サント・アンドレ白寿会)
四位 西丸俊子(モジ中央日会老人部)
◎EXT77歳~82歳
一位 石井美佐子(サンパウロ中央老壮会)
二位 山崎美子(ジュンジアイ睦会)
三位 森口美子(サント・アマーロ青空会)
四位 武田日出子(サント・アマーロ青空会)
◎EXT68歳~75歳
一位 古和邦子(だるま会)
二位 富田郁子(ジュンジアイ睦会)
三位 細井セシリア(サンパウロ中央老壮会)
四位 吉田光子(サンパウロ中央老壮会)
◎SUPER EXT64歳上
一位 二階堂健二(サンパウロ中央老壮会)
二位 住田定男(サンパウロ中央老壮会)
三位 嘉越千恵子(ジュンジアイ睦会)


熟連の皆さんをお迎えして

ノーバ・エスペランサ緑会 上村春雄
 五月十二日、熟年クラブ連合会の上野美佐男会長をはじめ玉井須美子、辺原よし子両副会長、西丸俊子第一書記、中川浩巳文化理事、鈴木京子JICAシニアボランティアの皆様方をお迎えしました。
 朝、七時にノーバ・エスペランサのバスターミナルに無事に着かれ、お互いに初対面でしたので、「ようこそお出で下さいました。お待ちしていました」と自己紹介をしました。
 長旅なのでお疲れのことと思い、ホテルで少し休憩して頂き、九時半過ぎより当市で一番大きい日系人の結城様経営の縫製工場を見学してもらいました。
 十一時に例会が始まりますので、少し前にアセネ日系会館に到着し、多くの緑会の方々が出迎えて下さいました。少し遅れて例会は開始。最初に先亡者のご冥福をお祈りして、一分間の黙とうを捧げます。続いて本日サンパウロよりお越し下さった皆様に自己紹介をお願いしました。たくさんのお土産や志まで頂き、ありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。
 本来でしたら、こちらから熟連の色々な会合に出席して交流を図るのが筋でありますが、その意を失礼しておりました所に、この度熟連の皆様方がお越し下さった事、大変うれしく感謝しております。
 この日は親睦交流という事で、膝を交えて一日楽しく過ごさせて頂きました。その後、今月の誕生を迎えられた方々の誕生祝をしましたが、今月はあいにくと、宇田和子さんお一人でした。でも、「♪誕生日の歌」を全員で歌って、高倉輝男顧問の音頭で乾杯。昼食に移りました。
 昼食後は鈴木京子先生の時間です。鈴木先生は壇上に上られて、大きな声で体力維持を保つトレーニングなど、色々とご指導下さいました。
 また、玉井須美子先生からは「♪熟連讃歌」の歌い方を教えて頂きました。私たちは以前の「♪老人クラブの歌」を歌っていましたが、これからは熟連の歌を歌います。また、「熟連讃歌」の踊りも教えて頂きました。その後、全員で炭坑節を輪になって踊り、上野会長も輪に入って下さり、本当ににぎやかで楽しいひと時でした。最後に数名の方がカラオケで歌ったりし、三時過ぎには無事に終了。
 また、皆さま方とお目にかかれる日を楽しみにしております。午後五時頃に私の妹、砂枝のシチオで夕食をとって頂き、午後八時五十分のバスで帰路につかれました。本当に有意義な一日でした。誠にありがとうございました。


五月の珍道中

JICAシニアボランティア 鈴木京子
 五月は母の日で、ノーバ・エスパランサ、レジストロ、アニヤンゲーラ、アチバイアの老人会の例会に呼ばれて行きました。片道十時間かかるノーバ・エスパランサをはじめまだ、一回も行っていない老人会なので嬉しさ半分、心配半分と当日までドキドキです。その前に切符を買いに行かないといけないし、切符売り場はチエテ、それともバハフンダ?時間は?などドキドキの毎日でした。 
 四月三十日、楽書倶楽部の七周年親睦会に呼ばれて笑いと呼吸法や脳トレなどを皆様と楽しく行ってきました。民謡を披露された方のお囃子を四十五年ぶりにやりました。
 楽書倶楽部の本を読むのが好きな方、投稿するのが好きな方が参加され、何と遠くパラナ州やミナス州から来ていました。名前を知っていても話をしたことが無い方々が美味しい昼食を取りながらワイワイ楽しくお話しをし、またの再会を願って別れました。老壮の友も購読者と投稿者が仲良く話しをしたいと思った一日でした。
 五月八日はみずほ婦人会にJICAの青年と行きました。今回は道案内してくれる人がいるので安心してメトロ、オニブスの乗り継ぎが出来ると思っていました。オニブスで老人パスが使えるとの事でしたので、そのまま通過しようとしたら車掌に止められ運転手が居なくて通りぬけが出来ないのでいったん外に出て真ん中のドアから入れとの事、人々を除けながら前のドアから外に出て真ん中のドアで待っていたらしばらくすると運転手が来て前のドアを閉め発車し始め、青年が「まだ乗る人がいる」と言ってくれて、やっとドアが開き乗ることが出来ました。運転は荒く凄いスピードで座っていても、手すりに捕まらないと飛んでしまいそうでした。途中で会員の車が迎えに来て頂きホットしました。
 みずほの婦人会が始まり、会長の挨拶は全てポルトガル語でした。周りの人に「ポルトガル語でわかりますか?」と聞くと解るとの事、脳トレや呼吸法といつでも家でやれる体操など日本語でやりましたが、それも理解され皆様二ヶ国語が出来るなんて羨ましいです。それに私と話す時は日本語で話をして頂きその気遣いと心遣いに感謝です。
 五月十一日と十二日はノーバ・エスペランサ緑会です。十一日の午後八時五十分にバハフンダを夜行バスで出発し、帰りは十二日の夜行バスで車中二泊の強行旅行でした。最初の日のバスは、飛行機のビジネスクラスのような待遇で座席はゆったりとし、枕と毛布があり水もありその他にジュースやお菓子なども出てきました。が、帰りは普通の夜行バスでしたので、枕は無い毛布は無い水も無いと無い無いづくしです。朝方は寒く余り眠れませんでした。お金をかけるとかけないでは大違い、やはりお金の世界ですね。ノーバ・エスペランサ緑会の事は玉井先生が詳しく書いてくださいましたので省きます。緑会会長の弟さんがやっている養蚕はとても懐かしい風景でした。私の父の実家でも養蚕をやっていて朝早く桑の葉を積みに行くのについて行った事や、蚕が桑の葉を食べている時の音は、雨が降っているような音だったと思い出し夕暮れも日本にはパパイヤの木は無かったが、何故か懐かしい風景でした。心が洗われた一日でした。緑会の会長はじめ皆様の温かいおもてなしに感謝しています。有り難う御座いました。(つづく)


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