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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2018年2月号

2018年2月号 (2018/02/15) 第三十九回定期総会 上野会長二期目続投

 熟連第三十九回定期総会が一月三十日午前十時から当会サロンにて開催された。
出席は二十二クラブ三十名。辺原良子副会長の司会で始まり、上野会長から推薦された玉井須美子副会長が議長を勤めた。書記はポルトガル語が当会のコンタドール(会計士)である新宅利和氏。日本語は玉田伯夫書記理事が任命された。
 最初に会長から「本日はこの熟連定期総会に遠くから出席していただきありがとうございます。私が会長に任命され二年が経ちました。この間に役員によるクラブ交流を提唱し、七か所のクラブを訪問しました。遠い所ではパラ州のベレン、パラナ州のノーバエスペランサまで行って交流を深めてきました」と挨拶がありました。
 その後、二〇一七年度事業報告が玉田書記理事からあり、五月のゲートボール大会、六月の熟年クラブ芸能祭、九月の熟年祭り、十月のカラオケ大会も無事に終わり、サロンでの教養教室も順調に続いていることが報告された。
 また、熟連サロンで行われた熟年まつり、年二回の熟年ビンゴ大会、ミニカラオケ大会などの事業報告も読み上げられた。次に事業に対する決算報告書が小野忠司会計理事より報告された。
 続いて相沢絹代監査役より「間違いありません」という監査意見書が出され、その後、二〇一八年の事業計画が玉田書記理事より発表。小野会計理事から二〇一八年度の予算案が発表され、どちらも拍手で承認された。
 その後役員選出があり、会長から一つのシャッパの提出があり、本日出席の代表の前で五十嵐司顧問が新しいシャッパの名前をひとり一人読み上げ、満場一致で認証された。これにより、玉井前第一副会長は相談役に、書記、会計、援護、監査に新人五人が入り、上野体制の二期目がスタートした。最後は広瀬哲洋氏による閉会の辞で無事終了。昼食後、解散となった。
 今回決まった役員は上の表の通り。任期は二年間。理事十一名と正監査役三名、補監査役三名の合計十七名である。

会長=====上野美佐雄(みずほ福寿会会長)
第一副会長==辺原よし子(サン・ベルナルド松寿会代表)
第二副会長==広瀬哲洋(コチア青年連絡会代表)
第三副会長==中川浩巳(ピニェイロス親睦会老壮部代表)
第一書記===安田功(名画友の会代表)
第二書記===玉田伯夫(アルジャー親和会会長)
第一会計===小野忠司(イタペチニンガ千歳会代表)
第二会計===浜田輝男(酉年会会長)
文化体育理事=西和人(ジュンジアイ睦会会長)
管理理事===森博(サント・アンドレ白寿会会長)
援護理事===片田甲子巳(サンパウロ中央老壮会代表)
- 監査役 -
正監査====高山友巳(サンパウロ中央老壮会会長)
正監査====相沢絹代(サンパウロ鶴亀会代表)
正監査====内山秀子(サンパウロ鶴亀会代表)
捕監査====檀定則(イタペチ万寿会会長)
捕監査====滝ヶ平功(ビラ・ソニア老壮クラブ会長)
捕監査====井戸朝枝(みずほ福寿会代表)


パラー州ベレン市を訪ねて

熟連会長 上野美佐男
 昨年、パラ―熟年クラブが、ブラジル日系熟年クラブ連合会に入会していただいた。
 去る一月十四日、パラ―熟年クラブの創立四十周年記念式典並びに第四十一回定期総会に招待をいただいたので、熟連理事五人とJICAボランティア鈴木京子先生六人がパラ―州ベレン市を訪ねた。
 前日の十三日グワルリョス空港十時五分発ベレン行き直航便で出発、十二時三〇分(パラ―州時間、サンパウロより一時間遅れ)ベレン空港着、すでに諸石会長さんと下小薗さんが
迎えに来て居られた。迎えの小型バスでホテル・イビスへ、約二〇分くらいでホテルに到着、昼食をとるレストランの予約時間が迫っているのでチェックインせずに荷物を預けてレストラン博多へ、昼食をすませてホテルに戻りチェックインを済ませて一休みして、下小薗さんの案内で市内観光へ、下小薗さんはニッケイ新聞の通信員で、観光案内概要を六ページに書いて各自に配って下さったのでたすかりました。
 まず、マンゴーの街路樹が続く美しい街並みを通る、街路樹は年輪五・六十年は経っているような大木で、実の時期には熟して車に落ち被害も出るそうだが、反面マンゴーの実を拾って生活の足しにしている人も居るそうです。
 美しいマンゴー並木道を通りカステロ要塞に着く、この要塞は一六一六年ポルトガルのカステロ・ブランコが率いる艦隊がアマゾンを征服し、ここに要塞を建設した。
 次に、マンガル・ダス・ガルサス(白鶩公園)総面積三四、七〇〇㎡広さをほこる自然環境観察公園、見どころは水辺に棲む野鳥、蝶とハチドリ自然観察会など、中央部の池に放し飼いされている白サギとカモの群れだが、グアラの真紅の群れは見られなかったが五、六羽見ることが出来た。敷地中央にある高さ四七㍍の塔からは、ベレン市内を見下ろすことが出来るそうだが登れなかった。続いて宝石工芸品博物館を見学、この博物館は、一九四三年から一九九八年まで刑務所として使用されていた建物を改築し、二〇〇二年一〇月宝石工芸品博物館としてオープンした。パラ―州内で採掘された、五億万年前の水晶(重さ二トン半)をはじめとする宝石が展示されている。次はナザレ教会、ナザレ聖堂は、一七七四年木造の礼拝堂が造られ、一九〇八年現在の大聖堂が完成した。随所にはアマゾンの金をふんだんに使用、天井に使っている木材はアマゾン産の名木、大理石はイタリアからの輸入で丁寧な模様合わせがとても美しい大聖堂だ。次に行く予定だったエミーリオ・ゴエルジ博物館は、休館で見学できなかったので、ホテルに帰り仕出し弁当が届けられていたので、夕食をとり一日目が終了。
 十四日、八時半迎えの車でアマゾ二ア日伯協会(陣内講堂)に行く。九時少し遅れて、神園第一副会長の開会宣言で式典が始まり、諸石会長の挨拶に続いて来賓七名の祝辞、次に功労者と高齢者表彰で式典が終了。
 引き続き、定期総会に移り、二〇一七年度事業報告と会計報告が、全会一致で承認され、二〇一八年度事業計画と予算案も、何一つ異議無く承認された。続いて本部理事と監事の改選も承認されて、総会は短時間で終了した。
 次に、五十嵐光也名誉会長の乾杯の音頭で祝賀会に移り、食事が終わって、横山秀明先生の指導でJICAボランティアの方たちとラジオ体操。
 引き続きパラ―熟年クラブの新年演芸会が、下小薗昭仁さんとメスキータ氏の名司会で開演。ベレン箏の会の合奏ではじまり、個人や団体踊りなど一三演目が上演された。特に、ベレン詩吟愛好会の書道吟宝船は初めて見た、吟詠に合わせて詩を太筆書いていくのは達筆で見事なもの。熟連から中川浩巳さんと相沢絹代さんが特別出演して、個人踊りを披露して拍手喝采をいただいた。演芸会の最後に、熟連から出席した六人が熟年賛歌を合唱して演芸会が終わった。
 続いて紅白歌合戦に移り、男女十二組が熱唱された、選抜された人たちだろう上手なのには驚いた。方ぼうのカラオケ大会に参加されているのだろうレベルが高い。どちらが勝ちか発表されなかったのでわからない。式典・総会と楽しい演芸会が終わり、いち時ホテルに帰り一休みして夕方から三台の車で市内見物と、遊覧船サンセットツアーに案内してもらった。
エスタソン・ダス・ドッカスを見学、この建物は古い港湾の倉庫三棟を改修した商業施設で、ベレンで有名なレストラン、お土産店ビヤホールなどあるとあらゆる店が軒を連ねている。五踊り始めた。踊りに魅了しているうちに夕日は沈み河口の絶景は見逃した。あっと言う間に一時間半が経ち、夜景を見ながら船は桟橋に着いた。
 船を下りて、夕食はエスタッソン・デ・ドッカス内のラ・エン・カーザ食堂で、パラーの有名食、パット・ノ・トゥクピーとる。 
 トゥクピーはマンジオッカの絞り汁、そのままでは毒性があるので、香菜や塩、ニンニク等を加えて一度沸騰させたものを使う。この黄色い汁にパットの丸焼きを入れ、ジャンプーという噛むと舌が痺れる葉野菜等を加え一、二時間煮たものがパット・ノ・トゥクビー。ナザレ大祭行われる毎年十月の第二日曜の昼食に、一族が集まって食べる習慣があるそうです。ゆっくりパット・ノ・トゥクピーの味を堪能して、諸石会長さん他同伴してくださった人たちと別れてホテルに帰って二日目が終わった。
 十五日は、パラ―熟年クラブの理事さんと、九時から懇談会を陣内講堂で行うことになっているが、少し時間があるので、広瀬氏と鈴木先生私三人で、ベエロ・ペーゾ市場を見学にいった。ベレン市民の台所を賄う市場であるとともにベレンの顔として観光名所になっている。
約二千の露天店がひしめく面積二万五千㎡の広さには、熱帯果物や野菜などが所狭しと並べてある。特に目立つのがクエントロや味付けに使う葉もの、薬草類など、ジュース用の木の実など珍しいものばかり。時間的に遅かったので半分以上の店が閉まっていた。店の前で立ち止まると親切に説明してくれる、とっても明るくて親切な人たちだ。全部見られなかったが時間になったのでタクシーでホテルに帰った。九時前に二台の車で迎えに来られたので懇談会会場へ、熟年クラブの理事さん達は待っておられた。約二時間の話し合いは、双方のクラブ活動の内容を説明し、今後の交流をどのように進めるかなど、有意義な実り多いい懇談会となった。
 この後、出席した皆で仕出し弁当で昼食し、和やかな一時を楽しんで一応ホテルに帰り、二台の車でアマゾ二ア日伯援護協会の施設、厚生ホームとパラ―熟年クラブの常設、屋内ゲートボールコートを視察に行った。屋内コートの建物の大きくて広いのにびっくり仰天、目測で幅三〇㍍長さ一〇〇㍍ぐらいの素晴らしい建物で、片方の端は舞台でもう一方の端に、立派な土俵が築かれている。ここで相撲大会が行われるとのこと、その横に二面の常設ゲートボールコートがある。建物の四方には壁がないので風通しがよくてとても涼しい。一年中このような環境の良いところで練習ができるから、パラ―熟年クラブチームは強いはずだとおもった。厚生ホームには十二名入居していて、皆高齢者で介護の必要な人達のようだった。
夕方は、車の渋滞にあうのではやめに出たが、既に渋滞始まっていてレストラン、デドンまでかなり時間がかかった。゛
 十五日夜、お別れ夕食会をレストラン、デドンで開いた。今夜の料理はこれもパラーの有名なカランゲージョ料理で、主にマングローブ林に生息するカランゲージョ(泥ガ二)一番人気は塩ゆで、熱々のカニを木の棒で殻をたたき割りながら身をすする。上手に殻を叩いて身をとるのは、難しいがカニは美味しい。
美味しいカニ料理で、和やかなお別れ会を最後に、三日間お世話になったパラ―熟年クラブのみなさんと再会を誓い合ってお別れしてホテルへ帰った。
 十六日は三時半空港へ、五時一五分発直航便でサンパウロ十時着、全員無事に帰りました。本当に実り多い訪問となり、パラ―熟年クラブの皆様には、心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。(一部分ベレン案内参考)


パラ―熟年クラブの皆様お世話になりました

熟連文化理事 中川浩己
 この度、パラー熟年クラブ創立四十周年記念式典が行われました事、心よりお慶び申し上げます。
 数年前、諸石氏が私用で聖市に来られました際、当熟連に立ち寄られ、その当時の熟連会長の五十嵐氏と理事一同が懇親会を持ち、熟連加入の話になりましたが、遠距離のため、しばらくは中断となっておりました。しかしながら再度の諸石会長の熟連訪問をきっかけに話し合いが進み、ベレンの皆様方に加入して頂くことになりました。
 そしてこの度、私どもも式典にお招き頂き、心から感謝申し上げます。
 式典はベレン領事の方もご出席される立派なものでした。また、今年は役員の方々が改選され、今後のかじ取りは神園レオナルド様が前会長同様にされることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 続いて行われた演芸会ですが、これも皆様方、芸達者な方々ばかりで、大いに楽しませて頂きました。特に書道吟は初めてお目にかかりましたが感服させられました。毎年七月に行われております当会の芸能祭やカラオケ大会にもぜひ、参加して頂きたいと思いました。
 なお、ご多忙の中、ベレン市内や宝石工芸品博物館などの見学、観光船など大変な歓待を受け感謝に堪えません。また、ベレンの名物料理「泥カニ」やツクピーなど堪能させて頂き、最後にはお別れ会の夕餉(ゆうげ)まで開いて下さり、本当にお世話になりました。
 今回の訪問でベレンは赤道に近く大変暑いのではと思っておりましたが、雨期という事で雨が降ったりやんだりで大変しのぎやすい季節であるという事に驚きました。
 また、今回何かとお世話になりました後藤様、下小薗様はじめ会員の皆々様、奥様方にも送迎や案内などを含め、お心遣いを頂き、改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうござました。


今年も大いに笑いましょう

JICAシニアボランティア 鈴木京子
 十一月三十日はコチア青年協議会主催の古藤ウィルソンさんによる講演会です。テーマは『日系社会の将来、後継者の育成について』で、講演の合間に脳トレや呼吸法で笑う事をやりました。その後、座談会などもあり、皆様とても活発に討論を交わされていました。全く日本語を話さない方が一人いましたが、さすが、コチア青年の皆様ポルトガル語がわかるので、通訳は要らないといっていました。(私はチンプンカンプン)
 十二月二日はビラ・ソニア老壮クラブです。
 十二月六日・十三日・二十日と、熟年クラブサロンで椅子に座って出来るストレッチと棒体操をしました。是非皆様も参加してみてください。時間は十一時から十二時半です。
 十二月七日はサンパウロ大学で介護保険について講演をしましたが、私の専門分野ではなく、それにポルトガル語(大半の方がブラジル人です)なので何回も先生と打ち合わせをして何とか終わりホットしています。勿論、話の最初と最後は笑ってきました。笑うのは全世界共通で皆様とても喜んでくれました。
 十二月十二日はカンポス・ジョルダンです。十五名の方々とマイクロバスでさくらホームに伺いました。入居者の方々の手拍子で民謡と踊りを介護の方達と共に楽しく踊って来ました。帰りには入居者の方達と話が弾みなかなか帰れませんでした。
 十二月十四日はモジ・ダス・クルーゼス中央日会老人部です。モジは何回か行っているので、切符を買うのも一人で出来るとチエテに行きましたら、売り場の人が『これからはバスに乗ってから運転手に支払う事になっている』と、話をするが、ポルトガル語がわからず二度もチエテに行き苦労しました。
 十二月十七日はピニェイロス親睦会老壮部です。平成二十九年最後の支部活動で笑ってきました。又、ずうずうしく十二月生まれといって会員の誕生の方と一緒に祝って貰いました。
 二〇一八年一月七日にピラール・ド・スールにリシア(ライチ)とりんごを取りに行きました。出発は小雨だったが、雨があがり美味しいりんごとリシアを収穫でき大好きな果物を今年初めての仕事(?)に出来て良かったです。大収穫で重かったが、美味しい頂く事を考え足取り軽く家路につきました。牛腸夫妻、浦田さん(JICAシニアボランティア)に大変お世話になりました。有難う御座いました。
 一月十日に家で出来る簡単体操をやりました。二週間ぐらい身体を動かさないでいたので、動きが鈍くやはりストレッチは毎日やったほうが良いと思いました。
 一月十三日から十六日は、会長と理事の方々とベレンに行ってきました。十五日に朝市に行き北伯の果物を買ってきました。朝市には生きている鳥も売っていて(アヒル、七面鳥、小鳥等)、前の日にアヒルの肉を食べたので、『美味しく頂きました。』と、感謝してきました。
 一月十七日は体操教室です。二回目ですが新年を祝い抹茶を点てて飲みました。
 一月十八日はイタケーラ寿会です。その日はメトロのストの為交通渋滞で大変でした。リベルダーデで弁当を運ぶ車に乗せて貰っての移動でしたが、動かないのです。十二時まで着くか心配でしたが、少し遅れましたが無事到着しました。メトロでの移動だったらと考えるとゾートしました。
学校がまだ休みなので、お孫さんも参加されていて、笑いをやったらさすが若いだけあり、大きな笑い声と素敵な笑顔をみせてくれて、大笑いが寿会全体に広がりました。
 一月二十日はセントロ桜会でした。
 一月二十四日は鶴亀会でした。セントロ桜会も鶴亀会も皆様元気で大きな声で笑ってくれました。笑えないといっている方もいましたが、みんなの笑いで微笑んでいましたので、それで良いのです。身体が楽しいと思っていますよ。
 今年から熟年クラブの支部は大体の支部が二回の訪問になると思いますので月日と支部の名前だけ書かせて頂きます。支部に伺って今年も大いに笑い、残り少なくなりましたがブラジル滞在中に笑いを広めていきたいと思っています。今年も大いに笑いましょう。アハハ……。


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