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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2018年4月号

2018年4月号 (2018/04/14) 第三十四回熟連親睦ビンゴ大会、長山さんがテレビを寄贈

 去る四月三日(火)、熟連サロンに於いて、今年最初のビンゴ大会が行われた。ビンゴは一種のかけ事であるため、これを好まない人もいるが、その反面、ビンゴ大好き人間も多くいて、支部クラブの例会でもこれが定番となっている会がたくさんある。
 読み上げられる数字が縦、横、時には斜めにに直線に並べば良いだけの簡単なゲームだが、それがなかなか並ばない。また、読み上げられる数字はまったくの神だのみ。そんな運試し的なところが魅力になっているのかもしれない。
 熟連への協力という意味を含め、百八十名という大勢の人が前売り券を購入してくれた。当日も朝早くから参加者が集まり始め、九時過ぎには広いサロンが人であふれるほど。
 定刻十時、挨拶もそこそこに待ちかねたビンゴが始まる。
 今回も係の理事がコンピュータで番号を拾い、それが日本、ポルトガル両語で読み上げられ、さらに大型テレビの画面に大きな字で表示される。目の悪い人、耳の遠い人でも一目で識別できる熟連ならではの方式だ。
 そして会場は椅子席のみとし、通路を広く取り歩きやすくしている。
 賞品は役職員から集めた寄付金で購入したものと、会員有志から差し出された品物で、一回につき約四十人は当たる程である。この七回のビンゴの他に、特別にジュンジアイ睦会の長山豊恵さんから寄付された二十四インチの薄型テレビが一回行われ、前売りの赤券・青券の賞金付きの分も合わせて、全部で十回行われた。
 今年もモジ・ダス・クルーゼス、ジュンジャイからはバンで参加してくれた。また、参加者のほとんどは高齢者だが、娘や嫁と連れ立ってきたという九十歳以上の方もたくさんおり、十時から三時という長丁場でも神経を集中して取り組んでおり、その体力、気力はまさに長寿時代を象徴しているかのようだ。
 多くの賞品が用意される熟連のビンゴだが、残念ながら一度も当たらなかったという方用に残念賞も用意された。
 合計で十回も行われたビンゴのうち、数字を全部埋める青券・赤券両方とも今回は一人ずつの当たりで、皆に拍手で祝福された。また、テレビが当たるビンゴでは二名が当たり、くじ引きをして数字の大きな方の方に当たった。大金が掛かっている時は、最後の方になると緊張が頂点に達して、一つ数字が出る毎にビンゴと大きな声が聞こえるが、最後の一つの数字が出なくて残念がっていた人も数名いて、とにかく賑やかなことであった。たくさんの夢を見た一日も三時には終わった。
 なお、ビンゴの合間には西理事がおいしい自家製の甘酒を皆にふるまってくれ、気分も一新され、大好評だった。
 また、最高額の赤券が当たったのは、なんと熟連会長の上野美佐男氏だったのだが、全額熟年クラブに寄付して下さった。
【ビンゴ当選者クラブ】
 青券=イタケーラ寿会
 赤券=みずほ福寿会
 テレビ=ジャバクアラ
【賞品寄贈者(順不同)】
 長山豊恵(テレビ一台)、上野美佐男、西一人、玉井須美子、辺原よし子、川添敏江、 赤木竜巳、相沢絹代、外山保・美香、玉田伯夫、岡たつみ、井出香哉、森川玲子、浜田輝男、斎藤マリオ、池内よしお、小野ちとせ、大野寿代、西梅子、中川浩己、小野忠司、辺原良子、鈴木京子、畠中和廣、金籐泰子、池淵信子


ピラール・ド・スール老人会を訪ねて

熟連会長 上野美佐男
 去る三月二十三日シニアボランティア鈴木先生に同行して、辺原良子第一副会長の車で三人がピラール・ド・スール老人会の例会を参観させていただいた。
 例会が午前八時半開会なので、四時三〇分サンベルナルド市を出て途中サンパウロ市内の鈴木先生のアパートに寄り、五時一五分出発。一度休憩してピラール・ド・スール文化体育協会の会館に八時に到着した。
 会館では、南会長さんをはじめ十数人が準備をして居られた。カフェーをご馳走になり、定刻には約三十人が集われて開会された。南会長さんからピラール・ド・スール文化体育協会の阿部勇吉会長と、婦人会の森岡はるみ会長の紹介があり、阿部・森岡両会長の御挨拶がありました。
 つづいて、南会長の御挨拶があり、私達三人を紹介されました。
 今まで参観した老人クラブのほとんどが、男性よりも女性が多いのに、ピラール・ド・スール老人会は男女半々くらいでした。
 午前中は、鈴木先生の棒とタオルを使った体操と笑い健康法の指導がありました。昼食をいただき誕生会、午後はビンゴと輪投げで一時を楽しんだ後、牛腸修二氏(サンパウロ州カキ生産者協会会長)の案内で、森岡農場を見学に行きました。森岡農場は面積五百ヘクタールで、果物専業農場で年中何かの果物が出荷出来るように経営されている。今は、カキとブドウが収穫されている。大きな建物の中に果物の選別機がずらりと並んでいて、カキとブドウの選別作業が行われていた。従業員約六〇人働いているそうです。
 牛腸さんの車で農場内を見て回ったが、規模の大きいのには驚くばかり、灌水用の大きな池がいくつもあり、大きな魚もいるそうで釣りをしている人も見かけた。カキは今が収穫の真っ最中で、赤く色ずいた富有柿が枝が折れんばかりに成っている。中には、よく熟して柔らかいのがあるので、牛腸さんの許可を得て大きなのをひと噛むり、ほっぺたが落ちるほどおいしいのでおまけにもう一つ、口の周りはべたべた。
 一時間あまりの見学を終えて、帰りにカキ生産者協会の生産物集荷所を見学、ここでも柿とブドウの選別が行われていた。会館に戻ったのは三時過ぎていた。
 帰りには、特級の種なしブドウを各人一箱(バック四個入)をお土産に頂いて、皆様とお別れして帰途に就いた。ほんとうに、ピラール・ド・スール老人会の南会長・牛腸様をはじめ皆様方には大変お世話になりました。ありがとうございました。


鈴木先生をお迎えして

ジュンジャイ睦会 長山豊恵
 三月六日、JICAの鈴木先生を睦会にお迎えすることになりました。先生をお迎えするのは、二回目です。前回のように例会の日だと、時間があまり有りませんでしたので、この度は特別に日を決めてお迎えすることにしました。
 すでに顔見知りになっている先生はニコニコと皆さんに挨拶していました。援協のシニアボランティアである長谷川美津子先生もご一緒に来られました。今回は「大笑い会」と名付けて、みんなに呼びかけました。休む暇もなく、早速先生に色々なお話や体操を指導して頂きました。
 まず、足が痛い方なども参加できるように椅子を持って行って輪になって、座ってでも出来るリボン結びゲーム、風船渡しなどをやりました。私はリボンゲームの時、隣の人と「固い結びにしてしまうと、中々思うようにできないね」と話しながら笑っていました。
 また、家でもできる体操や指を動かす脳トレーニング、呼吸法、笑いヨガ、転倒予防、認知症予防体操などを教えて頂きました。
 昼食の時間になり、先生にもご一緒にお弁当を食べて頂きました。
 午後は長谷川先生とお二人で、高齢者の物忘れをテーマにした劇を見せてくれました。時間が経つのも忘れ、皆笑っていました。
 足腰を鍛える運動を教わりましたので、私も健康に過ごせるようにがんばって行きたいと思います。先生も長時間、ありがとうございました。


壮寿会も笑いました

リ・プレット壮寿会 志方裕子
 毎月第三日曜日は壮寿会の例会日となっています。二月は十八日が例会の日でした。
 この日は熟連から派遣されている鈴木京子先生が見えられるとの知らせで、良いお話が聞けるのでは、と楽しみにして出席しました。
 脳と体の健康の話として呼吸の仕方、歌いながら片手はパー、片手はグーというように両手の指が違う動きをするなど、やさしそうで難しく、手がなかなか思うようにできないので皆で大笑い。すると先生が「笑うことも健康の元なので、皆さん大いに笑って下さい」と仰られました。
 椅子に座ったままで足の運動や転ばない歩き方、何事も諦めずにやる事が脳を刺激するので、ボケ予防]にも良いそうです。
 先生が帰られた後、皆で「今月の例会は良かったネ」と話し合いました。六月にはもう帰国されるとの事。先生には遠路はるばる、お越し頂き、ありがとうございました。


イグアスの滝の洗礼?

JICAシニアボランティア 鈴木京子
 三月六日は、ジュンジアイ睦会に援協に派遣されているJICAシニアボランティアの長谷川さんと行きました。
 七日、十四日、二十一日、二十八日は、熟年クラブのサロンでストレッチ教室を開催、自宅でいつでも誰でも簡単に椅子に座って出来るストレッチと笑いと呼吸法もやっていますので、皆様ふるって参加してください。
 八日はブタンタンUSPのシニア大学開校日で笑って来ました。
 十二日はUNIカンピでシニア大学開校日に笑って来ました。笑いは世界共通ですね。ポルトガル語がわからない私と、日本語がわからないブラジル人高齢者の方々と沢山笑ってきました。
 十五日はモジ・ダス・クルーゼス中央日会老人部でミニ運動会に参加してきました。
 十七日はアニャンゲーラ仲よし会です。ここでは日本人会会長も老人会のお手伝いをしていてその方の案内で、沢山のトロフィー(野球大会等で活躍)を見せて頂きました。老人会の名前と一緒で皆様仲良しでした。
 二十二日はサン・ベルナルド松寿会です。誕生会という事でケーキを皆様で頂きました。
 二十三日はピラール・ド・スールで上野会長と辺原副会長の車で、午前五時にはサンパウロを出発しました。棒体操やストレッチなどをやり、午後には農園を案内して貰い其処で手作業でマスカットを一つ一つ計り袋詰の出荷を見てきました。帰りはサンパウロに入った途端渋滞で時間がかかり、辺原副会長には朝早くから夜遅くまで運転して頂き本当にありがとうございました。
 二十七日はシャロムです。ここでも棒体操やストレッチと笑いをし、笑いは認知症の方も沢山笑って頂き、笑うから楽しくなる。と、実感してきました。
 二十八日は鶴亀会です。この会のビンゴは全員に当たりますが、早く当ると自分の好きな物が選べるので楽しみです。
 二月二十八日から三月二日まで、イグアスの滝を観光してきました。一日目はブラジル側からの観光で悪魔の喉笛ではビッショリに、なりながら滝を堪能し、二日目はアルゼンチン側から
六時間歩いて観光しました。悪魔の喉笛ではカッパを着ていたので(顔を滝のほうに向けると水が全部入る)滝をあまり見られず、二日目はぬれても良いと思い滝の洗礼を受けて自然の雄大さを感じてきました。この滝を一番最初に見た方の驚きは想像が尽きません。
 日本の滝とは比べものにならず、ましてや滝(イグアスの滝)で修行なんて骨が砕けてしまいますね。大自然の雄大さを感じた三日間でした。
 洗礼を受けて変わりましたか?って、私を見てください。あはは…。


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