移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2018年5月号

2018年5月号 (2018/05/07) 第三十八回G・ABC芸能祭「芸達者も多く寸劇で大盛況」

 四月十八日(水)、リベロン・ピーレス文協会館で朝八時三十分からグランデABC老人クラブ連合会の芸能祭が行われた。
 この芸能祭は毎年サンベルナルド老人会、パウリセイア老人会、サント・アンドレ老人会、みずほ老人会、ルジ・ラモス老人会、リベロン・ピーレス老人会、ペドレラ老人会などG・ABC地区のクラブの皆さんが集まり、開催される。開催場所は各会の持ち回りとなっており、今年はリベロン・ピーレスの会館で行われた。司会は辺原良子、荒崎弘子、熊井邦子さんらが担当。音響はリベロン・ピーレス錦友会の皆さん。
 参加者は約百名で、今年は八十プログラムの中、民謡が十五名、カラオケが三十一名、団舞が十二組、個舞三組、ダンス二組、コーラス一組、健康体操七組、そして寸劇四組など盛りだくさんであった。
 サンベルナルド市会議員の南洋行氏、同じくサンベルナルド市会議員の宮口マウロ氏、パウリセイア文協会長の池田マウロ氏、サント・アンドレ文協会長の黒川瑛輝氏、みずほ文協会長の藤森忠敏氏、サンベルナルド文協会長の中島シルビオ氏、サンベルナルド文化協会連合会会長の池田マウロ氏、サント・アンドレ日系連合会会長の喜納ジョ―ジ氏、ルジ・ラモス日伯文化協会会長の三浦常裕氏、リベロン・ピーレス文化協会会長の村木アントニオ氏、ペドレイラ文化協会会長の村松ルイス氏、G・ABCゲートボール連合会会長の本多幸雄氏、熟連からは中川浩己副会長らが招待されていた。
 最初にG・ABC老ク連合会の上野美佐男会長、そしてルジ・ラーモス日伯文化協会会長三浦常裕氏の挨拶があり、芸能祭は開始。
 トップバッターはサント・アンドレの多川富貴子さん以下二十名による健康体操。曲名は「♪ふるさと」でこれはケア体操に位置づけられ、体の弱い人や足腰が不自由な人でもイスに座ってできる、体にやさしい体操である。続いてカラオケ、団舞とプログラムは進み、中ほどで恒例の高齢者の表彰が行われた。今年は八十五歳以上の参加者二十七名が表彰され、上野会長より高齢者賞が授与された。
 また、今回の芸能祭でもそうだが、ABCには芸達者な方が多く、サンベルナルドの「十二支のお話」やみずほからは安藤さん、西沢さんたちが中心となり、「チャップリン」「恋つれづれ」「酒」と寸劇が三つも演じられ、笑いを誘っていた。
 八十の全プログラムが終わったのは午後三時頃であった。今年の芸能祭会場はリベロン・ピーレスの町だが、ABC地区もかなり広いため、各クラブはバスを借りて参加しており、最後まで帰らないで、芸能祭を見ている人も多かった。最後は大江清子さんが閉会の辞をし、楽しかったG・ABCの芸能祭は無事、終了した。


イタぺチニンガ千歳会を訪ねて

熟連会長 上野美佐男
 去る四月八日シニアボランティアの鈴木先生に同行して、イタペチニンガ千歳会の例会を参観させて頂いた。午前十一時からなので、辺原良子副会長の車で、サンベルナルド市を七時半に出発し、サンパウロ市内で鈴木先生と中川浩巳副会長と落ち合って、イタペチニンガへと向かった。
 途中一カ所止まってカフェーをして、イタペチニンガの町に十時半に着いた。
 辺原さんが、GPSで探しながら走行していたら、街角に小野さんが迎えに出ておられた。
 到着した所はイタペチニンガ文化協会の日本語学校で、現在も授業が継続されているとのこと。校舎も二棟その他いろいろな設備が整って、以前の日語学校の隆盛期の跡が残っていた。
 イタペチニンガ文化協会の会館は、ここから少し離れた所だそうだが、年寄りの集まる場所としては交通の便が悪く、街の中に住んでいる人も多いので、老人会の催しはこの日語学校を使わせてもらっているそうだ。
 ゲートボール・コートも一面あったそうだが、ゲートボールをする人が少なくなり、今は、芝生がきれいに植えられていて、グランドゴルフを楽しんでいるという。楽しそうに話してくださったのが印象的だった。
 ちょうど山口県出身の方が三、四人おられたので、久しぶりに同県同年代で話が出来て、イタペチニンガ千歳会を訪ねて本当に良かった。
 到着した時は、皆さん昼食の準備をして居られた。十一時頃から、焼き肉・焼きとり・おにぎりで、和やかな昼食会で例会が始まった。
 昼食後校舎内に移り、小野忠司さんの司会で会議がはじまり、先亡者に黙祷つづいて老人クラブの歌、伊藤会長の挨拶、小野忠志さんの会計報告の後、私達四人の紹介があり自己紹介をして、その後、十名の方の誕生会に移りそれぞれの自己紹介がありました。誕生祝いのケーキをご馳走になり、いよいよ鈴木先生の出番、大声で笑うことから始まる。脳を活性化し、認知症を予防するために、輪になって手遊びなどをした。最後も笑うことは体に良い事なので、先生を先頭に大笑いして終了。約二時間の鈴木先生の指導が終わり、千歳会の皆さんとの楽しい一日を終え、三時過ぎに帰途についた。
 先月訪問したピラール・ド・スール老人会と同様、千歳会にお集まりの皆さんも男女半々くらいでした。カラオケや日本舞踊も盛んなようで、踊りは花柳流を習っておられるそうだ。その担当はまだお若い平さんで、中川副会長は「七月に行う熟連の芸能祭にぜひ出演して下さい」とお願いして、お別れした。
 千歳会の皆様には大変お世話になりました。本当に有り難うございました。


偶然なる改名友だち

熟連副会長 中川浩己
 今年一月十四日、パラ州ベレン熟年クラブの創立四十周年記念式典に熟連本部より、六名で出席させていただきました。その時の様子は「老壮の友」二月号で上野会長が詳しく書かれておりますので、省略させて頂きますが、空港への出迎えや市内の案内、そして新年会の名司会をなさっていたのは下小薗昭仁(しもこぞのあきひと)さんといい、鹿児島県出身の方だそうですが、珍しいお名前なので、記憶に残りました。
 もうお一人、船旅の後レストランでの食事会で珍しい名物をご馳走になりましたが、その時、隣に座られたのが杉本さんです。私は名刺を持ち合わせていなかったので、紙切れに「中川浩己」と書いてお渡ししました。
 ベレンにお住まいだそうですが「船旅をしたのは本当に久しぶり」ということでした。私もそうですが、案外、地元は疎かったりするものです。
 サンパウロへ帰りまして、諸石会長より頂いた会員名簿を見ておりましたら、杉本さんのお名前があり、杉本位通挙(いつこ)と書かれています。あまり名前には使わない字なので、字画とかで変えたのであろうか? と印象に残っていました。
 私も中川浩己と書いて、よく男性に間違われることがあるのですが、本当は弘美と書きます。偶然にベレンの食堂で隣同士になった方が名前を改名しているということに不思議な縁を感じました。
 この度、四月十三日にはベレンの皆様二十四名がサンパウロに来られるというので、ホテルに会いに行きますと、あの時の杉本さんがおられ、私の渡した小さな紙きれを大切に持っていて下さいました。私は驚きと嬉しさで言葉もありませんでした。
 今回もそうですが、団体行動なのであまりゆっくりとお話もできませんでしたが、いつかまた、ゆっくりとお話したいと思っています。
 さて、諸石前会長をはじめ神園会長他皆様、その節は私たちの接待でさぞかし大変だったことと思います。また、この度の遠征、お疲れさまでした。歓談も短時間でしたが、お元気な皆様と再会できて、大変嬉しく心から感謝申し上げます。どうぞ、また、出聖の折にはぜひお立ち寄りください。これからもお互いに親交を重ね、楽しい人生を送りたいと願っています。


四月は公私とも忙しい毎日です

JICAシニアボランティア 鈴木京子
 四月三日はビンゴ大会です。二日はビンゴ大会の為に品物を並べたり、棚の品物も綺麗に並べたりと結構仕事があります。三日には券を売りました。これがとても気が重いのです。当たらないと悪いような気がします。かと言って皆様に毎回、当たる事はありません。売っている私もやっとカップラーメンひとつ当たりました。当たった方も当たらない方も楽しんで貰えたらと思っています。
 四月四日と十一日、十八日はストレッチと笑い、筋トレ、ゲーム等の教室を熟年クラブサロンでやっています。今は二人の方が日本に旅行しているので人数が少なく寂しいですが、大きな声で笑っています。四日と十八日の午後は大学で笑いと脳トレを教えています。
 四月八日はイタペチニンガです。辺原副会長の車で会長と中川副会長と四人で行きました。会場に着くととても良い匂いがして何かと思ったら焼き鳥でした。温かい焼鳥と美味しい料理にお腹いっぱいになり眠気が増してきましたが、脳トレや呼吸法等をやり笑い、笑いは簡単で体に良いので続けてほしいと話をしてきました。
 四月十三日はベレンの老人会会長夫妻と会員の方がゲートボールの試合に参加されて、その帰りにリベルダーデのホテルに泊まり、熟年クラブを見学されたいと話されたので、熟年クラブ本部では会長を含めて八人の方達とベレンの会員の方達十三名総勢二十三名で昼食を済ませて、その後塾年クラブに移動し交換会や書道教室を見学しました。また、ジャパンハウスも見物しました。ジャパンハウスでは、ロボットが展示しているとの話で楽しみにしていましたが、人型ロボットではなく、イモリなどで、ちょっと気味悪く思いました。暑い日で帰りはメトロのパライゾまで歩いて貰い、旅行で疲れているのにもっと疲れたのではないかと反省しています。
 四月十九日はレジストロです。今回で二回の訪問で、前回の帰りは終点のバファフンダでなく途中のブタンタンで降りてしまい大変でしたので、今回は最後まで何があっても降りないようにしようと決心しての訪問です。朝七時に出発、帰りは午後八時五十五分でした。脳トレやリボンゲーム等をやり、風船ゲームの罰ゲームは会長で会員の方々と歌を歌い踊りも披露して下さいました。有難うございます。以上で四月の仕事は終わりです。皆様、笑って一日を樂しんで暮らして下さい。
 四月七日は友人の家で炊飯器を使っての赤飯作りです。もち米は水につけて小豆は煮て冷まして置く、その準備をしておくと意外と簡単にできます。ちょっと小豆が硬いがまぁまぁの出来上がりでホッとしています。簡単に出来るので沢山作り、赤飯を食べてほしいと思いました。
 四月十二日は友人宅で急きょ夕食会になりました。はじめは女性だけで女子会をやるつもりでしたが、冷蔵庫を空にしたいので、食べに来てほしいと言われ、慌てて時間や場所の変更にメールや電話をかけてやっと連絡がとれての慌ただしい夕食会がはじまりました。
残り物と言いながら、美味しい料理がだされ皆様満足して帰りました。ごちそうさまでした。
 四月十四日は熟年クラブの会員の方の家でシュラスコをするので、どうぞと誘われて、いそいそと出かけて行きました。笑い声と美味しい匂いに誘われての参加です。料理がたくさんありましたが、どれが良いか迷いもせず少しずつ全部を味見していたら、「いま焼き上がりました。」との声に、温かい肉も頂きお腹いっぱいなのに次々入るお腹に(自分のお腹です)驚きながら、でも、本当に美味しいのでつい食べ過ぎてしまいました。皆様はお腹を減らす為に?踊りを踊りました。私は手拍子と拍手担当と勝手に決めて、アイスクリームを食べたり、果物を食べたりゼリーも頂き、席を立たないでモクモク食べている自分に感心し、踊りを踊るスペースやシュラスコの場所と十人以上で食事ができる家に感動し、踊りを何曲も踊る元気に感動し、皆様と一緒に食事ができる事に感謝をし、呼んでくれた友人の家族に感謝して、感動と感謝と感心した一日でした。
 感心と言えば、帰りのメトロの中で乗り込んできたギターを抱えた一人の男性が、出入口近くに立ち、帽子をポンと足元に投げると(ちなみに帽子は二個被っていました)ギターのカバーを外し、さぁ引くと思いきや、また、ギターのカバーをかけて、帽子をかぶりギターを弾くのをやめたのかなと思うと、またカバーを外す。そして、またカバーをかける。その繰り返しを私たちが降りるまでやっていました。メトロの中でギターを弾くのは初めてなのかなと思うと、つい頑張ってと声を掛けたい気になりました。本当に感心した日でした。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

熟年クラブ連合会 :  
Rua. Dr.Siqueira Campos, 134, Liberdade, S?o Paulo, Cep:01509-020, São Paulo, Brasil
Tel: 11-3209-5935, Fax: 11-3208-0981, E-mail: Click here
© Copyright 2024 熟年クラブ連合会. All rights reserved.