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熟年クラブ連合会
     活動報告  (最終更新日 : 2019/02/15)
2018年9月号

2018年9月号 (2018/09/14) 第十回地蔵祭り「十周年を迎えた地蔵様」

 第十回地蔵祭りが今年も八月十七日金曜日に熟連サロンで開催された。
 この地蔵祭りは日本では毎年八月二十三~二十四日ごろに行われる。お地蔵様は実質的には民間信仰の中にある仏様だ。町内ごとにお地蔵様の祠(ほこら)を持ち、地蔵菩薩が子供を守ってくださるという信仰から、お念仏を唱えてのお数珠回し、おやつの時間や映画の上映、カラオケ大会、盆踊りなど各町内が趣向を凝らし、年に一度、夏休みの最後を楽しむコミュニケーションの場ともなっている。
 熟連もこの地蔵祭りを見習って毎年八月の代表者会議の後で開催している。熟連のお地蔵様は二〇〇八年の移民百周年の時に記念事業として建立されたもので、今年で十年となる。正式名称は「一〇〇年地蔵尊」という。
 仏師はモジ・ダス・クルーゼスの故・小嶋晃氏で六ヶ月をかけて制作。一〇〇%会員の浄財で建立された。
 今年は西本願寺の久保光雲導師により十二時から約四十分、法要が行われた。久保師は広島県出身で日本の本願寺より三年前にブラジルに派遣されている。モジ本願寺の襖(ふすま)絵を描かれ、画家僧侶としても有名である。法要が始まる前、参列者全員に師の手作りの数珠が配られ、お参り、お焼香の仕方などを説明された。
 地蔵尊がまつられている熟連会館前庭は道路に面しているため、今までは導師の声が大変聞こえにくかったのだが、今回は女性導師であるためか、声が響き、後列に至るまで声が聞き取れて大変良かった。
 法要終了後は会場をサロンに移し、昼食、講演が行われた。講演は仏教とは「皆の幸せを願う教えである」ということで、数多くある仏典の中から共命鳥(ぐみょうちょう)の話をされた。皆に分かりやすくという事で、ポ語で書かれた四コマ漫画(左上)を配られて、説明された。
 共命鳥(ぐみょうちょう)
 極楽浄土に共命鳥という名前の鳥がいます。この鳥は体一つで頭が二つに分かれている鳥で、まさに命を共有する鳥です。この鳥は一説によりますと、極楽浄土に生まれる前、大変仲が悪かったといわれています。片方が「右に行きたい」と言えば、もう片方は「左へ行きたい」と言います。また、片方が眠っている間にもう片方が腹いっぱい食べてしまい、目が覚めた時には何も残っていません。憎しみが増すばかりです。そういう訳で、事あるごとに衝突していました。
 そしてある時、片方の鳥に毒入りの果物を食べさせます。相手は苦しんで死ぬだろうと思った瞬間、体が一つですから自分も死んでしまいます。そして、命を落とす寸前に悟ります。「これまで元気でいられたのは、あなたが居てくれたからこそだった」と。「私の命はあなたの命の上に出来上がっていたのだなぁ」と。この道理はあらゆるものは相寄り相い関わっており、私の命は多くの御縁を頂いて生かされている命である。だから自分と他人は切っても切り離せない「一つである」ということです。
 こうして悟りを得た鳥は極楽浄土へ生まれ変わることができたのです。この共命鳥こそ、まさしく私たち人間の姿で、親子、先生と生徒、日本人と外国人、この世の中のものはすべて二つで一つなのです。
 「嫌なことはまわりまわって自分に帰ってきます。どういう風に生きたら幸せになれるのか、考えてみましょう」と結ばれた。
 講演後は質疑応答の時間が設けられ、それに対して丁寧な説明がなされた。
 その後、アトラクションとして熟連教室生徒による日本舞踊、民謡が披露され、十回目を迎えた地蔵祭りも無事、終了した。


老若男女が参加熟連マージャン大会

 八月十九日(日曜日)に熟連サロンにおいて、今年二回目の第十四回マージャン大会が開催された。参加者は三十六名で九卓。
今回も賞品は一位、二位、三位、大波、小波、ブービ賞と平和賞である。九時から大矢進貞主官の熟年クラブマージャン特別ルール説明があり、早速開始。三十分を一回として、一回戦が終わるたびに抽選して メンバーが入れ替わる。五回戦を戦って最後に全部採点して最終点数が出る。
 このマージャンという競技は四人で卓を囲み、競技をする訳だが、毎回のことながら、当日まで参加者の出欠が定まらずに苦労する。今回も風邪を引いたりして急に欠席となる人や電話が通じず、確約が取れない人などもいて、最後までヤキモキさせられた。
 遠くブラジリアからほぼ毎回参加して下さる吉田さんご夫妻は「この日を楽しみに出聖しています。聖市でのスケジュールもこれに合わせて調整しているの」というほどの大会ファン。また、大矢主管もこの日のために他のスケジュールを変更して、大会開催を優先して下さるなど、皆の熱意に支えられている。
今回、初めて参加した山口勝さんは「とても楽しかった。こんな大会なら毎月やったら良いのに」と語るほどである。
今回は役満などを上がった人は一人もいなく四時には全試合も終わり、賞品を渡したりして四時半にはすべて終了し、勝った人も負けた人も次回のマージャン大会を楽しみに帰って行った。
結果は以下の通り。
一位=渡辺守さん 二位=川井洋子さん、三位=金谷義弘さん、大波賞=村井アマウリさん、小波賞=小林淳一さん、ブービ賞=斎藤たか子さん、平和賞=小松雹玄さん


Estou gosutando muito. 楽しんでいます。

JICAシニアボランテイア 岡田みどり
 先月に引き続き書かせて頂くことになりました。
 今回は、まず活動の報告をします。ビラソニア老壮クラブさん、サンパウロ中央老壮会さん、シャロームさん、セントロ桜会さん、みずほ福寿会さん、サンパウロ鶴亀会さん、ピニェイロス親睦会老壮部さん。
 多くの会から依頼を受け、まだ場所がわからないので、送迎して頂きありがとうございました。初めての場所、いろいろな方と会えるのは本当にワクワクし、楽しんでいます。ほとんどの会で、重りを使った体操を紹介しました。
 この体操は、年齢とともに残念ながら少なくなっていく筋肉を、維持し、また増やしていく運動です。ムキムキになったり、ロナウジーニョのように腹筋を割ったりするハードなものではないので、ご安心を。椅子にすわったまま、または椅子につかまりながらするので、無理なくできます。週に一度から二度のペースで続けることが一番大事なので、何度でも呼んで下さい。一緒に続けましょう。
 今回、シャロームさんでは皆さんの一日を見学させてもらいました。利用されている方たちは、皆さんとても、いきいきと歌ったり、体操をしていて、とてもいい顔をされていました。スタッフやボランティアの皆さんが、手厚く、あたたかく迎えているからだと感じました。
 できたて手作りのお昼ご飯は、とてもおいしく、スタッフの方も皆で一緒に食べるから、また格別なのですね。利用されている方の中で、日本料理の料理長をしていた方から、料理の仕方を教えていただきながらというのも、楽しかったです。
 九月一日、アルジャーの花まつりに熟年クラブからバス一台十五人で行ってきました。ランの花が所狭しと並んでいて、想像を超えた豪華さでした。「美しき日本」のテーマのとおり、移民百十周年を記念した飾りつけには目を見張るものが多く、時間を忘れてうっとり眺めてしまいました。母も花が大好きなので、連れてきてあげたらとても喜ぶだろうな。と日本のことを思い出しました。
 最後は、失敗の話。前回その一と、その二を書いたので、今回はその三です。まだまだ失敗続きです。
 ブラジルには、とても太いソーセージがあると来る前に教えてもらっていました。リングイッサですね。食べましたよ。とても肉々しくジューシーでとってもおいしかったです。肉屋さんで見つけたので、自分でも焼いてみたくて一本だけ買いました。 かなり太かったので、時間をかけて焼かなくてはいけないと思い、まずフライパンで焼き目を付けてから弱火にし蓋をしてじっくり火にかけました。時々裏返して様子を見ていました。なんだか、だんだん中に水分?油? 液体がたまってきたので、どうしたものか悩みました。
 そういえば、ハンバーグを焼く時に、中まで火が通ったかどうかは竹串を刺して透き通った液が出れば焼けていると確認したのを思い出し、箸でぐさり。
 「あーっ!」蓋を閉める間もなく汁がプシュウと飛び出し大惨事です。おいしく焼けました。でも…、掃除が…。簡単においしいものは食べられないですね。
 こんな感じで、日々ブラジルでの生活を楽しんでいます。


二〇一八年度の芸能祭を省みて

熟年クラブ副会長 中川浩巳
 今年は移民百十周年と云う節目の年に当たり、各地や団体などいろいろな催しがあり、コロニア全体忙しい年でした。
 私達熟年クラブも恒例の芸能祭を去る七月二十九日、静岡県人会館をお借りして開催しました。
 遠い所からはバンを貸し切りで早々の参加をして下さり、また近郊の方々も我れ先にと到着され、会場は早い時間に満席になり、本当に皆様方の御協力の御陰でございます。心から感謝申し上げる次第でございます。
 プログラムも昨年と同じくらいの数になり、ひとまず安心しました。実を申しますと、芸能祭の準備には色々なことが多くあり、それは大変なことです。プログラム作りも最初は申し込みが少なく、どうなるかと心配しておられました。しかし、芸能祭間際まで参加を募り、どうにか間に合い、プログラムの作成になったわけであります。
 早い申し込みのところでは出番をたずねられます。遅い申し込みのところがあるとプログラムを作り直し、大変です。団体、個舞、教室発表、表現体操など組み合わせが大変なのです。来年からは、どうか早目の申し込みをお願い致します。また、毎年この時期に行っております芸能祭ですが、七月、八月は各地の桜祭りやつつじ祭り、日本祭り、七夕祭りとお祭りが目白押しとなっておりまして、参加者もお客様も分散されてしまい大変、残念な事です。
 さて、幕を開けてみますと出演者全員が落ち着き、その舞台もお見事でした。会場で見学して下さる人達も、また出演される人達も最後の福引きの抽選まで楽しんで下さいましたこと、芸能祭に関わる者として大変嬉しく思いました。
 時間的にも遅くならず、無事に二〇一八年度の芸能祭が終了しましたこと、皆様一同に感謝申し上げます。
 来年は必ず、申し込み書を早目に提出して下さるよう重ねてお願い致します。有難うございました。


ジュンジャイ睦会便り「楽しかった芸能祭」

ジュンジャイ睦会 長山豊恵
 第四十二回熟連芸能祭が七月二十九日にありました。ジュンジャイからも参加させていただき、当日は大型バスで朝六時半に出発しました。
 会場に到着してプログラムを見ました。私達の出演番号の早さにバザーなど見る暇もなく、踊り仕度に急ぎました。いつもの通り、狭い階段を下ったり上ったり。これも運動の一つと思って、手すりに頼って頑張りました。
 振り返ってみますと、早いもので私が芸能祭に参加して踊り始めて早三十年目です。よく続いたと思います。古いお友達は居なくなり、新しいお友達が次から次とかわってゆき、新しいお友達に囲まれて踊るのも誠に楽しさいっぱい。歳のことは忘れて若返ります。
 階上のバザーを見ていると、突然後ろから抱きつかれてびっくりして振り返ると、同じ町のお友達でした。近くの町に住んでいても、なかなか会えないお友達です。バザーの中で会うなんて思いもしませんでした。なかなか会えないから、ここでまた来年も会いましょうと別れたものです。歳のせいか、芸能祭を前に気が張っていたのか、明くる日はちょっと疲れがきました。何をする気もなく、久しぶりに会ったお友達を思い浮かべながら窓から空を見上げると上天気。空高くゆるゆると飛んでいる飛行機が見えました。
 いつもながら、役員の方達も朝早くから来られてお世話になりました。お疲れになられたと思います。色々とありがとうございました。


サンタ・バルバラへ一泊旅行

 八月七日、今日は一晩泊まりの旅行日です。朝五時に起きてタクシーを呼んで、会館まで行ってもらいました。小雨が四日も降り続き、今朝の空はどんより曇っています。バスは六時半出発で、会館まで行ってみるとみんな荷物をバスに入れていました。
 バスガイドはベーラ・ルシアとおっしゃる。大型バスで三十五名を乗せてアグア・デ・サンタバルバに向かいました。曇っていた空も行く途中から、日光が見え始めました。良いお天気になったと、バスの窓から眺めて喜んでいました。途中で停まり、みんな朝のカフェーを飲み、バスはまた走り出しました。
 右や左に見えるカナビアール(カンナ畑)、フェジョン、キビ畑が後へ後へと飛んでいき、そのうちまた曇って、だんだん薄暗くなってきました。空を気にしながら二時間くらい走り、ようやく着きました。落書き一つない小さな町中をバスは宿に向って小坂を上って行きました。
 六階建てのホテルに着くと、入口に日本人が三、四人立っていました。このホテルのお客さんだと思ってバスから降りると、私達を迎えてくれていたサンタバルバラ日本人会の方達でした。
 ガイドのベーラが知らせたのか知らないが、上木正次さんとおっしゃって、この町の日本人会の会長さんでした。親切に私達を迎えて、歓迎ムードでいっぱいでした。
 小さな町に大型バスで大勢入ってくるのは珍しいと云って、新聞記者まで来て写真を写したり、話を聞いたりしました。
 食後、百十年の記念に桜の木を植えてほしいと云うので、町中にあるボスケ・ダ・アルモニアと書いてある百年祭の石碑のあるプラッサに行って桜の木を植えたりもしました。
 温泉はルア(道)が狭くて大きなバスは通れないと言って、手前からみんな歩いて行きました。夜はまた、上木会長はじめ八名くらいが集まって、みんなでジャンタ(夕食)をして下さいました。
 西会長が私達の踊りのCDを持っていって見せると、珍しいと云って見て下さいました。 
 ここでは太鼓はやるけれど、踊りはしてないと云うことで、「炭坑節」を踊ると喜んで、みんな一緒に踊りました。ホテルの主人も喜び、誕生日の方にボーロを切って「パラベンス」を歌ってくれました。
 翌朝は七時前にラジオ体操をしてカフェーを飲み、九時になりお店が開くと店へ行く人、温泉の風呂へ行く人とそれぞれ分かれて好き自由に行動しました。
 私達の組は買物を兼ねて、案内して下さる青年に連れて行ってもらって、町中を歩いてみました。日本人の少ない町で、ほとんど二世ばかりでした。
 昼ご飯は帰り道にあるピラジュウという町に寄って食べることになっていたので、帰り仕度をしていると、上木会長をはじめとする皆さんがまた、見送りに来てくれていました。
 至れり尽くせりで親切に大歓迎してもらって、びっくりすることばかりでした。交流の素晴らしさをしみじみ感じ、親しみを持ちました。サンタバルバの皆様方、本当にありがとうございました。
 帰りの途中、ムゼウ(美術館)にもちょっと寄って、昔使った懐かしい仕事道具などを見せてもらいました。
 ピラジュウで昼食を済ませると、そこの市長さんから案内があったので行ってみると、ちょうど市長さんは留守で、代表者の方から挨拶があり、ここでもまた記者に囲まれ写真を写したりしました。西会長は何かちょっとした記念本をもらっていました。
 慌ただしい旅行でもありましたが、お陰様で雨も降らず、楽しい日を過ごしました。みんな元気で夕方七時頃に会館に無時戻り、「また行きましょう」とそれぞれ我が家へと別れて行きました。


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