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(最終更新日 : 2019/02/15)
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2015年6月号
2015年6月号 (2015/06/14)
俳句
(選者=樋口玄海児)
犬小屋の犬も出て来ず秋時雨
同居の老母の足を労わり秋散歩
娘夫婦に老後をゆだね秋は行く
小雨降る道を急いで町の人
【矢島みどり】
(評:一句目。犬小屋の犬を呼んでも出てこない。これはてっきり小雨のためと思い込み、人間と同じように雨を嫌がっているなあと思い、犬の飯も犬小屋の中に入れてやる心遣い、情けのある句。)
背丈なる刺なしバラや天高し
なつめろを唄ひひとり棉摘む娘
カイピリンニャ喜怒哀楽の卒寿老
句座の秋帽子ぬがぬ人ありし
【三原春風】
(評:一句目。花好きな春風さん。朝夕気を付けて見ておれば色々花の動きに気がつく。花の一生を思わせるバラの句では変わった句。)
狐火や昔ばなしをせがむ孫
授業のあと怪談たのしむ夜学生
生徒等とピポッカ食べて夜学師よ
アンゴラ鶏と云はれし昔奴隷の日
【香山和榮】
(評:一句目。日本の昔話は話す人が上手に話せば大人でもなかなか面白い。日本のおとぎ話は数多くあるし、特に東北のおとぎ話は日本で人気がある。日本語のできる孫さんだったら、さぞ楽しいでしょう。)
夾竹桃咲く友の墓石足止る
母の日や円卓廻る支那料理
母の日や母と呼ばれて五十年
産院は三代目とや蘇鉄咲く
【森川玲子】
(評:一句目。この句、元は「墓の前素通りす」。これではあまりにも墓を無視したようなので、このように直しました。)
日向よし蔭又よしや秋の空
夕焼の雲も染まりて顔そまり
空一ぱい銀河のうねり秋寒し
夜の空に星は流れてどこえ行く
【山田富子】
(評:二句目。夕焼けの雲が染まったのは当たり前で、ところがここで夕焼けを見上げていた人等が染まったといったところが、夕焼けが生きてきた。夕焼けの句で異色の句。)
花蘇鉄庭の花壇の王者めく
手の平で八つ目に切って新豆腐
お隣りに出来立て分けて新豆腐
【秋元青峯】
(評:一句目。蘇鉄の花は私は見たことがなく、本によれば雄花は大きくいかにも花の王者のごとく咲くとある。この句のように大きな庭を独り占めしたようだと言っている。句として珍しい。)
朝一番味噌汁にして新豆腐
星飛ぶや親しき友や今いずこ
廃校舎咲いて淋しや夾竹桃
【原口貴美子】
脂草高速道路に香り撒き
嫁くれし人参ケーキ色さえて
咽を痛む夫にすすめる大根茶
【村松ゆかり】
グラウンドに若者集う天高
すぐ香りかぐ伯人や夾竹桃
アルバムに旅の記念の花蘇鉄
【畠山てるえ】
運動会家族リレに優勝す
運動会炭坑節でしめくくり
七階の出窓上ぐ貝割菜
【猪野ミツエ】
咲きほこる夾竹桃は淋しかり
豆を買い家で作る新豆腐
何回も空見上げれば流れ星
【荒田田鶴子】
ユーカリの緑が好きな小鳥来る
キリストの泪の花の白と赤
貝割菜山の日の出に美しく
風にある遊び心や今年竹
捨て馬の歩みのろのろ秋の蝉
水足らぬ州水あまる州水の秋
【樋口玄海児】
短歌
(選者=新井知里)
ようやくに暑さよわまり窓辺より日の出と共に涼む秋風
新聞の大きな活字拾い読み内容探る辞書を片手に
見覚えの手縫い袋を下げて出るビニール袋の使用禁止で
【レジストロ春秋会 小野浮雲生】
(評:奥様の手縫い袋でしょうか。優しさが出ています。)
朝まだきまんまる丸い残月にしばし見とれて無我の心境
雨つづき洗たくものが可哀想せまきアパート満席となり
朝六時杖を頼りに親友はラジオ体操吾れも負けじと
【セントロ桜会 大志田良子】
(評:九十才近い大志田さん、頑張っていますね。)
シュシュなれど摘むは楽しく百姓の取り入れとう言葉思えり
たちまちに二、三十個のシュシュたまり隣近所に配るせわしさ
【セントロ桜会 富樫苓子】
(評:ユーモアのある歌、楽しいです。)
吾子らは十一人と多いけど御蔭で難産一人も無くて
子供らは兄弟姉妹多いけど皆んな独立全部パトロン
【バレットス寿楽会 池田正勝】
(評:お幸せな池田さんに大拍手です。)
母の墓しばらくぶりに参りたり明るき日差しのスザノ霊園
日本の並木の桜咲きそめて訪日の子ら喜びおらん
【スザノ福栄会 青柳房治】
(評:こんな歌はこちらまで幸せになります。)
角界の豊かさなるか力士らの腹は大きくまわしを越せり
パラオ島コロール町に転校の友への手紙は着きか否や
アナウンサーのニュースの話題変わるたびギョロ目になるのが少し気になる
【スザノ福栄会 寺尾芳子】
(評:なかなか細かく観察されています。)
久しぶり豪雨のありて喜べり水の不足も緩和されるか
大雨は欲しいが嵐をともなうと市内に倒木あると怖がる
夕立の今日は来ぬかと思いしに忽ち雲出て雷がとどろく
【スザノ福栄会 杉本鶴代】
(評:どの歌も大雨の様子がよく出ています。)
日本は桜の花さく二十五度いかに過ごせる訪日の子ら
B29の爆弾のがれ生き残り八十五歳の夫と短歌詠む
孫たちと娘夫婦がわが父母の眠る故郷へ初の訪日
【スザノ福栄会 青柳ます】
(評:お孫さんも娘さん御夫婦もみんな幸せで、よく詠まれています。)
すこやかな娘夫婦と孫子らと共に過ごせる吾の晩年
吾が死なば廃物となる品々を後生大事と仕舞いておりぬ
【スザノ福栄会 原君子】
(評:後生大事の歌、よく出来ていますね。)
パスコアオーボを貰いてはしゃぎ居し子等も孫抱く齢となりぬ
齢老いて身の弱まれば毎日の出水とデングのニュースに怖がる
フォーラジウマ・アンチコルビソンの示威運動全伯挙げて街路を埋める
【サンパウロ中央老壮会 野村康】
(評:日毎の出来事への注意力に感心します。)
短歌の友おとづれて来よ初生りのドリアンを賞で共に食べたし
わが庭のドリアン生れし実の太り枝重たげに少し撓めり
【スザノ福栄会 藤田朝壽】
(評:わが家の庭に生れしドリアンへの喜びが伝わって良い歌です。)
寒風にコスモス揺れる桃色を哀しき時に吾は寄りゆく
秋深む池面に黄なる枯葉浮き身をくねらせて鯉は遊べり
寒風にさらされている蜂の巣が空家となるや蜂は消えたり
【サンパウロ中央老壮会 寺田雪恵】
(評:周りの自然への目配りが良く出ています。)
カラオケで昔の歌をうたうとき私の青春よみがえりくる
冬が来てみな寒そうに若者も年寄たちもメトロに急ぐ
【サンパウロ中央老壮会 神田桂子】
(評:短歌は初歩の神田さん、カラオケの歌いいです。)
山荘で採りしコスモス今朝芽生えどの色咲くか夢見つ待ちぬ
曾孫のままごと遊びの客となり婆は疲れし日曜の午後
【サウデ文協老壮部 山田かおる】
(評:お幸せな歌、情景があたたかいです。)
ガラス越し朝日を浴びてむらさきのアフリカスミレ次々に咲く
母の日に配られしバラ一輪を何時ひらくかと楽しみに待つ
「この年まで何故生きてるの」わが伯母のいつもの口ぐせ又はじまれり
【サンパウロ中央老壮会 尾身千枝子】
(評:三首目、前と後ろを少し代えました。バラ一輪の歌、とても可愛いく思います。)
親和会みな美味しいとフェイジョアーダ女性会長は料理抜群
月月の年金の日は浮かれ足二人のバスは今日は恋人
肩並べカンポ歩けば朝日射し秋たけなわで幸せなりき
【インダイアツーバ親和会 野村文恵】
(評:年金の歌たのしいですね。)
孫達もそれぞれ恋人連れて来て若者にぎあう祭日の一日
年寄れば忘れる事も多くして孫の名忘れて大笑いとなり
何時までも元気でと名残りおしみそれぞれ家に帰り行きたり
【プラッサ・ダ・アルボレ老壮会 矢島みどり】
(評:「何時までも元気で」優しい言葉ですね。)
年老いし母を見舞いに日本へ帰伯の時は永遠の別れに
日本へ帰る娘を送るとき別かれし時の母を偲ばむ
【サンパウロ中央老壮会 西原訓子】
(評:ほろりとする歌ですね。)
八十路過ぎて今日は運動会サンパウロの空五月晴なり
寒風か神か知らねど突然に友を連れ去るただア然とす
【サンパンロ中央老壮会 武田伹仁子】
(評:八十路過ぎた運動会、たのしかったことでしょう。五月晴れが効いています。)
数々の教えを受けし交告さんミサには侍べれば笑顔優しく
チューリップ部屋に咲くだけ嬉しいの幼き日々を想い出させて
【新井知里】
川柳
(選者=柿嶋さだ子)
子育ての苦労今では思い出に
官邸にドローン落下狼藉者
災害多発祖国列島案じられ
【サンパウロ中央老壮会 鈴木ふみ】
(評:自然災害の多い祖国日本。それにもめげず凛然と立ち上がる国民の健気さ。それにしても列島国日本の将来が案じられてならない。)
母の日は子等の料理でもてなされ
子等集い母の日祝いくれる幸
愛犬が逝きて寂しくなりし庭
【サンパウロ中央老壮会 坂口清子】
(評:庭に目をやる度に帰って来ない愛犬を思いやる寂しさが伝わってきます。)
怒らない諭してあげよう妻の呆け
おいしさに群がる政治家蟻のごと
旅行好き金ヒマ健康三拍子
【サンパウロ中央老壮会 角谷博】
(評:旅行への必須条件を下句でスッキリと詠み上げた技量を頂きます。)
花まつり甘茶注いで手を合わせ
サンタカタリナ大竜巻で屋根が飛び
大地震ネパール国の痛ましさ
【セントロ桜会 中山実】
(評:次々とおこる自然災害に被災者の先行きが思い遣られる。)
夢でよかった小さな胸を撫でおろす
平和守らせ給えと好き勝手
再会は玉砂利踏んで来ようとは
【サンパウロ中央老壮会 山田富子】
(評:何処かは分からないけれど玉砂利での再会に清々しさがある。)
同じ年歩んだ道で違う色
原子炉も未来の事を知りたがり
集団でひねくり回す自衛権
【サンパウロ中央老壮会 藤倉澄湖】
(評:安保政策をめぐって野党側の見解の厳しさもあって憲法改正までにはまだ時間がかかりそうです。)
良き余生己が心の位置にあり
甘んじる心職場の人気者
心配の種は蒔かずも芽生えくる
【カンピーナス明治会 塩飽博柳】
(評:そして容易に経ち切れない厄介な種ですね。)
時の流れに貴重な体験書き記す
絶やさない笑顔が福を呼んでいる
かくれんぼするのがうまい福の神
【サンパウロ市 渡辺文子】
(評:そばに居てもなかなか気付かない。気付いた時はもう遠くへ姿を消す。人生とはそうしたものかも―。)
薄化粧愛犬そばでじっとして
冷蔵庫開けてボンヤリ又閉める
余生の字余勢に替えて頑張ろう
【サンパウロ市 大塚弥生】
(評:その意気込みにエールを送ります。)
柿まつりずっしり重い甘柿が
抱くたびに重さを増して愛し孫
持ち寄った品の豊なお弁当
【サントス伯寿会 三上治子】
(評:それぞれに持ち寄ったお弁当は品数も多く格別に美味しく楽しいものです。)
インテリが次々捕まるペトロロン
呆け防止人と触れ合い楽しんで
友笑顔いつも誰かを引き寄せる
【サントス厚生ホーム 大矢のぶ子】
(評:笑顔の魅力は人脈を広げていくものです。)
笑顔とは誰にも持てる宝もの
人の世は儚いけれど夢がある
完璧な妻居て帰宅恐怖症
【サンパウロ中央老壮会 彭鄭美智】
(評:恐る恐るドアを開ける朝帰りの夫の姿を描いて妙。ユニークな発想と表現力、お見事です。)
◎席題「へそ曲がり」 博出題
へそ曲がり皆遠のいて淋しいね【実】
熱い風呂まだぬるいよとへそ曲がり【ふみ】
世の不幸ほくそ笑んでるへそ曲がり【ふみ】
へそ曲がり直して友と楽しもう【清子】
へそ曲がり云われて益々へそを曲げ【清子】
へそ曲がりえんま様にも嫌われる【博】
へそ曲がり孫に云われりゃ好々爺【博】
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