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(最終更新日 : 2019/02/15)
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2018年6月号 (2018/06/15)
俳句
(鑑賞=森川玲子)
山眠る気怠く雨の降りそそぐ
南国を照らす寒月皓々と
日だまりの読書三昧山眠る
小春の日菩薩の微笑静かなり
母の日や耳に残れる終の声
【田尻みづほ】
(評:昨日からの細い雨がやむこともなく、雲が低く垂れこめ近くの山々がけぶり、山は静かに眠りにつきます。)
母の日や丸髷似合ふ母十八
母の日や好きだった唄耳にあり
母の日や美しき母誇りとし
母の日や二百三高地の髪の母
放蕩の息子が飲みし山眠る
【猪野ミツエ】
(評:こちらに移住していらっしゃる折、何葉かのお母様の若き日の写真。行李の底に忍ばせて持っていらっしゃったのでしょう。今日は母の日。アルバムの写真をながめ、若き頃の美人だったお母様をなつかしみ、いくつか詠まれました。幾歳になられてもお母様は心から消えないものです。)
此の国の冬が温しと移民妻
聖堂で誓ふカップルマリア月
生涯を農に生きたる木の葉髪
拾ひ来し犬の糖ダニ除きやる
晩婚も恙なくしてマリア月
【大原サチ】
(評:昨今は地球温暖化とかで霜もめったに下りず氷が張ることもなくなりましたが、サンパウロでも、とても寒かったものです。でも、日本の北にくらべますと、ずっと過ごしやすい国です。水仕事の多い主婦にとっては何よりの良い気候を持つ国です。)
母の日やくすり知らずの吾八十路
あるがまま暮らせる国や秋深き
七夕や吾を見つめる星ひとつ
山眠る渡伯数へて六十年
聖五月独身貴族といふ輩
【大橋京子】
(評:いつお会いしても背筋をピシッと伸ばしてスマートな方。練功体操の指導をされていらっしゃるとか。さぞ形の決まった美しい体操でしょう。私も同じ世代。くすりのお世話にならないとは羨ましい限りです。)
母の日や母の鯖ずしなつかしむ
山眠る旧街道のけものみち
われ生かすみちは一すぢ眠る山
つばめ去りし園に山鳩来て鳴ける
縣知事は夜なべの母を見て育ち
【香山和栄】
(評:母の日は何と言っても、お母さんの作ってくれたおむすび、ちらし寿司、けんちん汁など思い浮かべます。香山さんにとりましては、鯖鮓が懐かしいとか。鯖の姿鮓、関西風の押鮓、〆鯖鮓。ここで獲れる鯖は、日本のより大振りのようです。)
母の日や母は母なりとこしへに
君の背に冬日のありて手に温し
山眠り山の沈黙始まりぬ
母の日はなにもせずとも良い日なり
母の日やママの手料理子等集ひ
【坂野不二子】
(評:万葉の時代から母は「たらちね」と枕詞となり詠まれています。母は強くやさしく偉大で何よりもかえがたき存在です。)
母の日や五代の母の壮観さ
今は昔平和なメーデーありました
母の日や美川憲一ショウのプレゼンテ
大嘘を真正面に聞いて四月馬鹿
紫の形見の短冊秋穂の忌
【田中保子】
(評:この句は友人の御家族を詠まれたとか。日系移民も今年は百十年を迎えるそうで、移民達の歴史も深くなっています。五代の女の勢揃い。おめでたいことです。)
ムクインの痒さも今は語り草
遊園地目差す沿道脂肪草
トンネルの多き新道山眠る
山眠る旧街道の九十九折
町囲む眠る連山雲垂るる
【畠山てるえ】
(評:ムクイン、糖ダニ。話に聞いたことはあります。身体に喰いついたダニを炎で焼くとか。靴は伏せて置くとか。開拓時代の色々な事柄も風化されていくようです。移住百十周年、長い歴史です。)
移住祭昔ばなしに涙して
移住祭日章旗上がり胸せまる
移住祭泣き笑いしの大家族
移民の日大福もちで祝う祖母
よそゆき着て雨空にらむ移住祭
【岩崎ルリカ】
(評:長い年月には悲喜こもごも色々ありますね。人の話も自身の事でもと、重ね合わせて涙があふれてきます。)
法王はラテン生れマリア月
紙コップ散らかるままに山眠る
丘一面むらさき匂ふ脂肪草
寒月やファベーラの丘寝しづまり
母の日の祝ひ割勘五十人
【森川玲子】
短歌
(選者=新井知里)
暦では今日から秋と記しありされど吾が住む聖市三十度強
丸七年月日は流れ大震災映像を見てしばし黙祷
待ちわびし春の大相撲ただ一人横綱鶴竜優勝果たす
【サンパウロ中央老壮会 大志田良子】
(評:この頃雨も降らなくなり暑い日が続きますね。お元気そうで何よりです。)
雨雲の空一面にひろがりて気持は急(せ)くも家路は遠し
色あせた日本人形遠き日の想い失せてもいまだ捨てがたし
挿し木してゼラニウムの鉢十にふえとりどりの色咲きみだれおり
【サンパウロ中央老壮会 小久保鈴子】
(評:たとえ色が失せても自分の人形は捨てがたいものですね。ゼラニウムの鉢も次々と増えて嬉しい気持がよく伝わってきます。)
さそわれて連休三日海へ行く白浜歩き読書に更けて
熟年ク、ビンゴ大会盛大でビンゴビンゴーと喜色あふれし
復活祭バカリャウ料理の昼食後老も貰いし大きなチョコ卵
【サウーデ文化協会老壮部 山田かおる】
(評:熟年のビンゴ大会は賑やかだったようですね。復活祭のチョコは大人でも嬉しいものですね。よかったですね。)
あでやかなアヤメ、イチハツ、カキツバタ春行かんとし吾が旅せまる
いま一度かの手のぬくみたしかめに伊丹へ向けてひとり旅立つ
君と行く京都大原三千院燃え立つごとき一本の路
【サンパウロ中央老壮会 小林咲子】
(評:日本へひとり旅立つ「一本の路が燃え立つごとき」とは羨ましい限りです。)
この夏は雨の日多く暑からずサマータイムも今日で終わりぬ
和歌詠む我がよりどころ栄養剤ボケてはならぬゴールするまで
魁聖はブラジルの星敢闘賞目ざせ優勝サンパウロ応援団
【インダイアツーバ親和会 野村文恵】
(評:鶴竜は責任を守りぬき、サンパウロの魁聖は私達の応援に応えてくれました。本当に応援団を作らないといけませんね。)
二十四階の高層ビルの大火事で瞬時に崩壊想像できず
燃え盛るビルに恐怖を抱きつつなすすべもなく遠く見つめる
焼け落ちて水撒く廃墟に祈るなり生きのびし人多くあれかしと
【サンパウロ中央老壮会 水野昌之】
(評:先日の高層ビルの大火事は、本当に恐ろしかったですね。水野さんの優しさがわかります。こうした街の景色も歌になりますね。)
古希と言う言葉を前に考えるこれから先の歩みはいかに
里山の景色を見るとああここは日本ではないとつくづく思う
【サンパウロ中央老壮会 尾身千枝子】
(評:古希という言葉は深いことばに思います。ハッと立ち止まる言葉ですね。気づかせてくれた短歌です。)
胡蝶蘭厨に一鉢はなやいで食事の度にしばし見惚れる
夏場所のはじまる期待の大相撲贔屓力士の健闘祈る
根を断たぬ汚職に密輸果てもなく麻薬組織におとらぬ政界
【サンパウロ中央老壮会 三宅珠美】
(評:花でも胡蝶蘭は特別でいつまでも見惚する花ですね。贔屓する力士のいることは相撲の観戦に楽しみをくれますね。また始まります。)
毎朝を夫と歩きし道のりを一人となれど共にいるがに
夫逝きてすべてのことが懐かしく共にへし世は長くよかれし
今われはあらゆる樹々に(おはよう)と声をかけつつ犬と散歩す
【サンパウロ中央老壮会 富樫苓子】
(評:富樫さんの歌は読んでいくうちに心が満たされて、日頃の自分がなさけなくなります。お元気で。)
突然に誕生日に招かれてピッコデジャラグワの山荘へ
昨年の卒寿の宴にもよばれたがパーティ場が増え緑がいっぱい
重いアボガドがたわわに実り晩秋の陽にニガウリ光る
【新井知里】
川柳
(選者=柿嶋さだ子)
カメレオン顔負け政治屋七変化
土下座して当選後は知らぬ顔
ポリチコの二枚舌はお手のもの
【サンパウロ中央老壮会 原弘】
(評:時事吟としていずれも佳作。上句「カメレオン」の表現が佳いですね。)
過労死はブラジル人に無い言葉
老いてなおハワイは楽し若返る
耳遠いじいちゃん声がバカでかい
【サンパウロ中央老壮会 角谷博】
(評:アマニャン主義のブラジル人は過労死する程働かないのが普通のようです。)
北鮮の雪解け外交信じかね
親孝行せずに逝かれて残る悔
母の日に母の偉大さ今に知る
【サンパウロ中央老壮会 鈴木ふみ】
(評:平和協定が条約通りに実を結ぶ日を信じたいですね。)
人生は出逢いと別れの物語
頑張って来たから現在(いま)の楽がある
健やかに過ごせる日々が宝もの
【なつメロ倶楽部 坂口清子】
(評:出逢いと別れ。そこから人生のドラマが始まる。人生の一巻が巧みに表現されました。)
世界中咲かせて欲しい愛の花
口止めがきかぬ女の噂好き
休日は無理せずゆっくり歩きます
【JICAシニアボランティア 鈴木京子】
(評:愛のないところに平和は望めない。ユニークな発想と句姿、お見事です。)
考えて汗かきながら何も出ず
【サンパウロ中央老壮会 佐藤エリゼ】
(評:川柳教室での初めての作品ですが上出来です。頑張りましょうね。)
杖なしじゃ足が運べぬ年となり
人間は年とる程に惚けてくる
鳩に餌やる子等がいるリベルダーデ
【セントロ桜会 中山実】
(評:杖をかりても歩けるうちは幸いです。転ばないようにお気をつけて下さい。)
狙われるボルサは抱いて歩きます
夢と希望抱いて渡ったこの大地
初恋は成らずはかなく消えてゆき
【サンパウロ中央老壮会 渡辺文子】
(評:あたりに気を付けながらボルサをしっかり抱いて歩く。私もそうしています。)
迷う時いつも聞こゆる母の声
若き日に抱きし夢は夢で消え
晩年も業の人生まだ迷う
【サンパウロ市 秋吉寿子】
(評:究極はやはりお母さん、いつも見守ってくれます。)
寂寥を抱いて眺める桜花
もう会えぬ面影抱いて生きてゆく
七年(とせ)を偲び哀しむ陸奥の波
【サンパウロ市 毬井べる】
(評:故国を離れ異境に住む寂しさを桜にこめた一句、お見事です。)
親切も過ぎると心を重くする
【サンパウロ市 大塚弥生】
(評:親切もほどほどに相手の心に負担にならぬ程度が望ましい。)
老い哀し自分を守るだけの日々
薬飲む時間きちんと守ってる
何事も挑む勇気が道開く
【オザスコ市 斉藤晃伯】
(評:守れる事に感謝しましょう。守れない人もあるのです。)
◎席題「車」(弘出題)
くるま屋さんひばりの歌がなつかしい【京子】
オニブスに二年経ってもまだ慣れず【京子】
車座で一献飲むのが和の秘訣【博】
火の車いらぬ車が尻を追う【博】
歩け歩けエコカーなんて何のその【ふみ】
火の車何とかなるとペダル踏む【ふみ】
若者は借金しても車買う【清子】
不況風我が家の家計火の車【清子】
サンパウロ車が多く人まばら【エリーザ】
タクシーは楽だけどお金がかかる【エリーザ】
ポンコツ車回してみてもすぐ止まる【実】
家よりも車欲しがる現代っ子【弘】
働けど我が家はいつも火の車【弘】
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