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(最終更新日 : 2019/02/15)
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2018年10月号
2018年10月号 (2018/10/20)
俳句
(鑑賞=吉田しのぶ)
花種蒔く猫の額ほどの庭
石を食む鳩へそろりと子猫かな
啓蟄や乱闘ありしサッカー場
春の潮満ち来て赤ちゃん誕生す
蝌蚪すくひポケットに学校帰りの子
【香山和栄】
(評:春の到来と共に陽気に誘われて花種でも蒔いてみようかと庭に出てみる。広くもない狭庭でも花を育てる老後の楽しみがこの句から感じ取れます。猫の額ほどの庭と言って言葉の表現の豊かさは日本語ならではですね。)
父の日や今なら出来る親孝行
改憲の是非も問わるる終戦日
腹時計今日もぴったり山笑ふ
春の句座良き日良き句友良き集ひ
お洒落して女流俳人春の句座
【鈴木文子】
(評:昔から「親孝行したく思へど親は無し」といって、若い頃には親に心配ばかりかけていた自分がこの年になって今なら親 孝行もできるのにすでに親は亡く年老いて誰でも思う実感です。父の日や母の日にことさら思いを募らせる作者です。)
翻る春のドレスの裾模様
青空を背に小桜の咲き初めり
リフマイナ湖の水の温みにボート漕ぐ
石垣にタンポポひとり空仰ぐ
春憂ひ暮れゆく窓にショパンかな
【上田ゆづり】
(評:この句を詠んで春の夜の舞踏会のドレスを思い描きました。ロングドレスの裾模様の優雅さが想像できます。ダンスを踊るたびに裾が翻り、社交ダンスの一夜を楽しく過ごす様が目に見えるようです。)
小さき旅乗り換え四度春寒し
犬嗅いで土掘るしぐさ地虫出づ
食用の若草並ぶリベルダーデ
花種蒔き日当たる窓に並べけり
西風吹くや街は通りに沿ひて吹く
【畠山てるえ】
(評:作者はスザノにお住まい、バスに乗り電車に乗り換え四度も乗り換えようやく目的地に着くのです。春まだ浅き時節老境の身には応えます句会に出てくる小さな旅でも、月に何度か、意気込みを感じます。)
若草や毬と仔犬と三輪車
春の潮島の床屋は椅子一つ
つり銭に贋金混じり春寒し
サロン出て髪乱さるる西風の吹く
わずかなる水たまりにも蝌蚪あそぶ
【森川玲子】
(評:この句から何を連想するでしょう。限りなく想像を膨らます言葉の選び方が読者に余韻を与える句になりました若草に毬と仔犬と三輪車を置いただけで、何の説明もせずあとは読者の想像にまかせますよという余韻ある句のお手本です。)
山越えてついて行きけり蕨採り
春入日暮れて稜線黄金色
学童の帰宅背を押す春疾風
頼りなき陽炎のごと日を重ね
春潮の荒波岩を打ち砕き
【坂野不二子】
(評:黒黒とした山を焼いた跡に出てくる蕨の若々しい芽をポキポキ折りながら摘んだ日を懐かしく思い出しました。夢中になって気が付いたら一山越えていたとは楽しい蕨採りの一日でしたね一山越えてついて行ったとは蕨採りの一景がよく出ています。)
若草に寝ころび雄飛夢見た日
花種をまいて明日は出稼ぐ娘
春の汐盛り上がるとき色変わり
啓蟄や神の使ひの白い蛇
蝌蚪育つグロな姿態を日々変えて
【猪野ミツエ】
(評:夢多き二十歳の頃クローバーに寝ころんで海外への雄飛を夢見た頃を思い出し、夢が現実となりこうして今ブラジルで半世紀以上を生き、余生を送っていることに感無量です。みんな雄飛を夢見て現在があるのですね。この句を詠んで胸に迫るものがあります。)
蝌蚪の紐曾孫の疑問に受け答え
親子して花種を蒔く日曜日
鍬引けばミミズもだゆる足元に
若草に連れ立つ散歩楽しみに
花マンガ日毎きて喰む群インコ
【大原サチ】
(評:好奇心旺盛な曾孫の質問に受け答えするひいばあちゃんの姿が想像されます。「何故?」「どうして?」蝌蚪の紐に興味 しんしんです。春先におたまじゃくしとなり手が生え足が生え蛙となる過程を問答するひいばあちゃんの孫との会話が楽しいひとときですね。)
鋤き起こし土くろぐろと花種蒔く
春の潮大波うねる土佐の浜
蝌蚪の群水にさからひ足生やす
足裏をくすぐる若草陽の柔し
春一に散りしイペーの黄絨緞
【田尻瑞穂】
(評:春の息吹を待って鋤起こしたくろぐろとした土に花種を蒔くそんな昼下りのひとときの情景が浮かんできます。毎日花壇に立ち成長を見守る慈しみの心と手入れをすれば、花は必ずそれに応えてくれますね。花を育てるのは心が和みます。)
今まさに生まれんとして蝌蚪の紐
草屋根にタンポポ咲いて村さびれ
アパートの出窓に花種まく暮らし
ホーホケキョ「法を聞けよ」と囀れる
核戦なき国に住み独立祭
【吉田しのぶ】
短歌
(選者=梅崎嘉明)
雲低く冷えびえとせる中庭に小さき花が明るく競う
コーヒーの香りただよう部屋に夕日さす淡き光に心やすらぐ
会場に面影似たる人のいて横顔みせて足早に去る
【サンパウロ中央老壮会 小久保鈴子】
(評:とてもよく纏まっています。口語体になってましたが、文語体になおしました。この方が作品に品格がでます。)
突然の新井先生の訃報記事新聞に見てしばし黙祷
毎月の歌会に元気でありし人の急性を聞き言葉にならず
先生の四十九日の法要も無事にすみたり冥福祈る
【サンパウロ中央老壮会 大志田良子】
(評:元気であった新井選者の急逝は、誰も思っていなかった事で、その死を悼む心がよくつわっています。この調子で詠みつづけてください。)
麹水はきれいになるよの一声に「それでは私もー」と九十の媼
故郷は次々と台風の予報ありそたびに進路それよと願う
【サンパウロ中央老壮会 金藤泰子】
(評:五、七、五調に少しはずれていても、語呂がよく。内容がしつかりしていたら短歌として許されています。しっかり頑張ってください。)
しんしんと南より吹く寒き風にたえつつこの地で冬期をすごす
繁栄のなかにありても争いのつきることなく心はいたむ
イツペー咲き躑躅が咲きて今年また春のきたりて楽しく歩く
【サンパウロ中央老壮会 尾身千枝子】
(評:作歌歴は古くないとのことですが、よく詠めています。更によくするために少し手を加えましたが参考になさつてください。)
六十年前の友等の集まりて思い出つきぬアリアンサ郷友会
第二のふるさととしての郷友会シュラスコ囲み談話のつきず
一週間に五十センチの茎のびてアマリリス咲く見事な四花
【サウデー文化協会老壮部 山田かおる】
(評:第一首、少し字あまりになりましたが、「アリアンサ」と入れました。それの方が読者にによく伝わります。第二首目は「アリアンサ」はなくても第一首に出ているので読者は察することができるのです。連作の場合、そうした工夫をなさってください。)
短歌にはボキャブラリー不足わが脳は書いては消して消しゴムのごと
六十路で短歌にゴーはしたものの楽しくなるはいつの事やら
サンバウロへは体感温度できめて出る妻の言葉で衣服も変えて
【サンベルナルド松寿会 片田甲子己】
(評:はじめての作者のようですが、なかなか面白い素材をつかんでおられます。つづけて投稿なさってください。)
失敗も人に話せば場がなごみ恥ずかしさをも忘れて笑う
いのちあれど友の身がわりにはなれませぬ子らの未来に思いは馳せて
【JICAシニアボランティア 岡田みどり】
(評:第一首、素材は独創的でいいですね、素養はあるのですから、もっと沢山投稿なさってください。)
月光の中にゆるゆるほぐれゆく夕顔見つつ夫待ちおり
連なれる丘一面の麦畑穂のゆれゆれて風の波みゆ
炎天の照りつけるなか黄の色に咲き盛りおりイツペの花は
【サンパウロ市 野口民恵】
(評:私らのやっている短歌勉強会のメンバの一人、素直な詠みぶりで好評である。続いての投稿をお願いしたい。)
バスの中で思案をしつつ短歌つくる字あまりありてまた書きなおす
青い空白い浮き雲流れおりいずこの町をめざしいるのか
葉の厚く繁れるなかに茎のびて白きオルキジャ美しく咲く
【サンパウロ市 五木田洋子】
(評:同じく勉強会のひとりの参加をお願いした。歌歴は古くないが写実のしっかりした作者、しっかり励んでください。)
亡き夫はあらゆる果物好みしが蜜柑とバナナ特に好みし
あの道もこの道も通るたびごとに今は亡き夫を想う
母親となりたる孫は幼なき日いつも「ぢっち1と呼びていたりき
【サンパウロ中央老壮会 富樫苓子】
(評:よくととのっていますが、いま一歩前進するよう頑張ってください。)
※ 後記
最近は時代の流れというか、口語体と文語体の入り混じった短歌が非常に多くなりました。前選者もそれを混合して選んでおられたが、私もあまり厳しく言わずに選んで参りますので、気軽に投稿なさって下さい。短歌を作ることは、自分の歴史を刻むことで立派な行為なのです。皆さん一緒に勉強しましょう。
もう一つ、お願いがあります。年末には奥地の娘の家で休養することになっていますので、十二月分の作品は十二月の十日頃までにお送り願います。いま九月ですから十月、十一月と二か月ありますので、十二月になるまでおかずに早目に送って下さっても構いません。よろしお願いします。
川柳
(選者=柿嶋さだ子)
ご褒美の如き晩年おだやかに
この国に欲しい希望という未来
天災が続く故国に思いはせ
大関を夢に力闘御嶽海(みたけうみ)
【サンパウロ中央老壮会 鈴木ふみ】
(評:苦労した甲斐がありましたね。晩年をお幸せに――。)
ルラ落ちて司法の正義貫きぬ
独立の旗高々と鼓笛隊
生きるものみな活き活きと春近し
春告げる黄色いイッペー花ひらく
【サンパウロ中央老壮会 角谷博】
(評:ルーラの大統領出馬無効が遂に決定しました。ラバジャット作戦に乾杯!)
車イスでカラオケ熱唱輝やいて
カラオケで唄っていればボケません
寒い朝犬も服着て園散歩
健康は早寝早起きから始め
【なつメロ倶楽部 坂口清子】
(評:たかがカラオケ、されどカラオケ。歌う人の顔みな輝いています。)
政治家の因縁汚職つきまとう
大風呂敷口約拡げ庶民釣る
政見は二の次顔で人選び
高給に猫も杓子も立候補
【サンパウロ中央老壮会 原一平】
(評:「政治家の顔みな詐欺師に見えてくる」どこかでそんな句を見ました。時事吟として全句よく纏まっています。流石です。)
にしき鯉餌やる人かと寄って来る
よごれ水こんなきれいな噴水に
都会にもこんな静かな公園が
皆同じもぐもぐガム噛む人の顔
【サンパウロ中央老壮会 沖石エリゼ】
(評:敏感な魚たちの動きが見えるようです。)
これからは整理整理で生きてゆく
ポ語苦手苦手のままで半世紀
苦手だわ煮えたか煮えぬ知れぬ人
週末は歌い踊って若返り
【抒情歌の集い 秋吉寿子】
(評:感銘させられた一句でした。私も今生きた証の整理に追われています。)
減らず口言っては見たが後がない
気にすればする程病寄ってくる
知らぬくせ知ったかぶりで恥さらし
興味ある話題に飽きず時間たち
【スザノ市 飛松信雄】
(評:余り口出ししない方が無難ですね。)
老人の首に光るは家の鍵
頑張れば苦手もいつか達人に
渡伯して運命の人と手をつなぎ
この人と結ばれ越えた幾山河
【サンパウロ市 堀江渚】
(評:家の鍵をネックレスのように首にかけたりして、老人とは哀しくもいじらしいものですね。)
ケイタイもメールも苦手で生化石
手紙書き苦手にやっと季節すぎ
政治家は巧みな技で騙し合い
老いてなお一花咲かす意地を持ち
【サンパウロ市 大塚弥生】
(評:世はIT時代。新機に馴染めない高齢者は生きた化石となって置き去りにされるのみ。)
聞く耳を持てば広がる人の輪が
仲間うち年金あってのお付き合い
儚なさを悟るひまなく老い迫る
世の中の乱れ不安増すばかり
【オザスコ市 斉藤晃伯】
(評:所謂聞き上手な人には人が寄ってくるものですね。)
◎席題「癖」(ふみ出題)
あの人は酒癖悪く身をくずし【博】
誰もみな無くて七癖人間味【博】
悪い癖無くして希望の夢を抱く【清子】
良い癖も過ぎれば悪い癖となり【清子】
どうしても悪い癖が直せない【エリーゼ】
ウインクの癖ある人と真向かいに【エリーゼ】
長年の癖も忘れる認知症【一平】
癖なんぞ気にせずおおらかケセラセラ【一平】
爪を噛むあなたの癖が気にかかり【ふみ】
自分では気付かぬ癖を笑われる【ふみ】
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