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(最終更新日 : 2018/12/14)
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2006年5月号
2006年5月号 (2006/05/15)
私の元気の源「もと」3条件
名画なつメロ倶楽部 田中保子
最近、友人知人から「元気な貴女のパワーを少し分けて下さい。」と言われる。減る物でもないので上げてもいいのですが御自分でも造れるのですから試してみてください。
条件その①・適当に貧乏であること。お金が少ないから考え考え頭を使いながら金を使う。
条件その②・亭主は優しくなく、意地の悪いのがいい。痒いところに手が届き何から何まで行き届くと女房はフニャフニャ骨抜きにされる。何時アラ探しをして脚を引っぱられるか判らないので何時も緊張している。
条件その③・野次馬根性、好奇心をもって何か面白いことはないか、目新しいことはないか、美味しいものはないかと何時も触覚を働かせている。
これが私の元気の源です。みなさんもやってみてください。
木村 健一著「うめぼしの詩」より 「ひとり暮し老人の事故」
最近、一人暮し老人や老夫婦だけの世帯が増えるにつけ、痛ましい事故も増えている。たとえば、一人暮し老人の二割は空巣などの盗難にあっているといい、寝たばこやこんろの消し忘れによる火災や焼死事故、自殺など、中には死後何日間も発見されなかったという例も多い。
つい先般も神奈川県の某町で、八十歳を過ぎた老夫婦のガス心中が報ぜられた。調べによると、夫は昨年五月頃から脳梗塞で身体が不自由になり、おばあさんが看護に当っていたが、疲れきってしまったらしい。「足腰が痛くなりました。迷惑をかけてすみませんが、お先します」という遺書があったそうだ。発見したのは、訪ねて来た長男の嫁で、長男も「同居するように勧めていたのに…」と絶句したという。この老夫婦の別居には、それだけの事情もあったのだろうが、「老いては子に従う」心構えも大切なのではなかろうか。
また、以前のことだが、「敬老の日」に、東京の品川に住む老夫婦が死後十日目に発見されたことがあった。お婆さんは風呂に入ろうとして心臓マヒか脳卒中で倒れたらしい。お爺さんはカリエスで長いこと寝たきりだった。それで救いを求めようと寝床をはい出したが、電話機にたどりつくまでに力が尽きてしまったらしい。
この老夫婦にも子供があったが、勧める同居をことわりつづけて十五年来、二人暮しだった。相当に貯蓄もあり、子供からの仕送りもあって、経済的には困っていなかった。それだけに人にだまされてはとの警戒心がつよく、近所とも一切交際がなかったという。
とかく老人の中にはこうした猜疑心や警戒心のつよい人もいるが、結局それが命とりになった。この老夫婦も子供との同居をことわりつづけたのには、何かの理由があったかもしれない。しかし、心を開いて話し合えば、解決つかないこともなかったろう。老人の自立性は尊重されねばならないが、自立性と頑固とは似て非なるものだ。
勿論、老人の一人暮しや老夫婦だけの生活には他人(家族や孫なども含めて)に煩わされないという好ましい面もある。しかし、それには健康で、経済的に自立できるという条件が要る。しかし、老齢になればなるほど病弱度が増し、経済的にも苦しくなるのが一般である。従って、いつかは家族との同居、あるいは老人ホーム入りを決意しなければならない時が来る。その目安をどこにおいたらよいか。それは
①病気で倒れたとき。
②一人で便所に行けなくなったとき。
③鍋ものをこがすようになったとき。
である。老人は物の煮えたった音も聞こえにくくなるし、こげた臭いにも気づきにくい。また、その頃になると火をつけたのも忘れて、テレビに見入ったりするおそれも出てくるからである。
高齢化社会はいよいよ深刻化している。さて「あなたの場合はいかが?」と敢えてお尋ねする次第である。
――・――
これは先に亡くなられた木村先生が昭和五十五年に発行された「うめぼしの詩」からの転載です。所が変わっても、時代が変わっても共感し得るものが沢山書かれております。
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