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(最終更新日 : 2018/12/14)
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2006年9月号
2006年9月号 (2006/09/06)
木村健一著「うめぼしの詩」より 『ポルトガル語の教育勅語』
ブラジル老ク連の田中丑子初代会長からの手紙に、現地新聞の切り抜きが封入されていた。それによるとパラナ州の港町パラナグワ市で医院を経営し、同市の文協会長でもある森田委佐美さんが、このほど教育勅語をポルトガル語に翻訳し、同協会の会報に掲載したところ、これがブラジルの識者の目に止まり、「これはすばらしい人間教育の基本理念だ、この精神による教育こそ、ブラジル国将来の発展、ひいては世界平和に貢献する道である」と大評判になり、中にはこの勅語を額にして部屋に掲げ、子供等に読ませている人も多く、地域の道徳教育振興運動のキッカケになっているという。
また手紙には「ブラジルも近年は青少年の非行が問題になっている折りだけに、ポルトガル語の教育勅語が人々の共感を強く呼んだのだと思う。教育勅語の理念は昔も今も変わりなく、どこの国民にも通ずる人間のあるべき道を具体的に教えたものです。一九〇八年、世界で始めて道徳教育の国際会議がロンドンで開かれたとき、日本国代表によってこの教育勅語が紹介され、各国の代表に多大の感銘を与えたことはご承知の通りですが、以来欧米諸国では、この教育勅語をそれぞれに翻案し、自国の道徳教育の基本にしていると聞いています。
ところが本家本元の日本は戦後、教育勅語は民主主義国家の教育理念にそぐわないと捨ててしまった。まことに惜しいことであり、大変な誤りではなかったかと思います。今日、内地からの報道によると、日本は青少年の非行や犯罪が増え、また、学校内の暴力事件などが相つぎ、犯罪の増加凶悪化、低年化が問題になっているようですが、その原因は実にこの誤りにあるのではないでしょうか」とあった。
知人の手紙に深く感銘すると共に、負うた子に浅瀬を教えられる思いもした。この際、我々ももう一度教育勅語を読み直し、正しい人間教育のあり方を真剣に考えるべきではなかろうか。
―― * ――
この話は十年程前の話です。教育勅語。ちょっと時代錯誤と思われるかも知れませんが、老ク会員のほとんどは今でも暗記しており、今年百五歳になる本山喜久雄さんも先日の老ク大会の時に舞台で教育勅語を諳んじたかったと言っている程です。
まさに「三つ子の魂百までも」です。コロニアでもイタペセリカの日本語学校では毎年新年には奉読しているそうです。道徳教育の必要性が叫ばれている現代こそ振り返ってみるのはどうでしょう。
そこで、教育勅語の原文と口語訳をここで
改めてご紹介します。
「教育勅語」
朕惟フニ我力皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠二徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ
我力臣民克ク忠二克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世々厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我力國体ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此二存ス
爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭倹己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ徳器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ
國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ
是ノ如キハ獨り朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス
又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス
之ヲ中外ニ施シテ惇ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服庸シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ
明治二十三年十月三十日
御名御璽
(口語文訳)
私は、私達の祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったものと信じます。そして、国民は忠孝両全の道を完うして、全国民が心を合わせて努力した結果、今日に至るまで、美事な成果をあげて参りましたことは、もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、私は、教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。
国民の皆さんは、子は親に孝養をつくし、兄弟、姉妹はたがいに力を合わせて助け合い、夫婦は仲むづまじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合いそして、自分の言動をつつしみ、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格をみがき、さらに進んで、社会公共のために貢献し、また法律や、秩序を守ることは勿論のこと、非常事態の発生の場合は、真心をささげて、国の平和と、安全に奉仕しなければなりません。
そして、これらのことは、善良な国民としての当然のつとめであるばかりでなく、また、私達の祖先が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、更にいっそう明らかにすることでもあります。
このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私達子孫の守らなければならないところであると共に、このおしえは、昔も今も変らぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、まちがいのない道でありますから、私もまた国民の皆さんとともに、父祖の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。 ―国民道徳協会訳文による―
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