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(最終更新日 : 2018/12/14)
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2008年4月号
2008年4月号 (2008/04/08)
お香の話
NHKの大河ドラマ「篤姫」を毎週楽しみに見ている方も多いと思います。そのドラマの中でたびたびお香を聞く場面が出てきますが、そのお香について。
☆ お香の歴史
日本で始めて「香」として香木が用いられるようになったのは、仏教伝来の頃と考えられています。「日本書紀」には「推古天皇三年(五九五年)」四月に大きな沈水香木が淡路島に漂着し、これを燃やしたところ、その煙が遠くまで薫り、これを不思議なこととしてこの木を「朝廷に献上した」と記されています。
奈良時代には香料を一つ一つ直接火の上でたき、仏前を清め邪気をはらう「供香」として用いられ宗教的意味合いが強いものでした。
平安時代になると、香料が多種輸入されるようになり、衣服にたき込めそこに移った香りを楽しむ「移香」や「追風」、部屋に香りをくゆらす「空香」など優雅な習慣が貴族の間で日常生活に組み込まれていきました。
鎌倉時代にはそれまでの優雅な貴族社会の中で育まれた「薫物」に代わって、武士が出陣に際して沈香の香りを聞いて心を鎮め精神を統一させて戦に臨んだともいわれ「聞香」が盛んになりました。
室町時代には武士達の間でこの沈香の嗜好が更に強くなり、東山文化が花開く中、茶道や華道と同じく、日本国特有の香りの文化として「香道」という芸道として成立します。そこでは幾つかの香木がたかれ、香りを聞き分けあいますが、あくまでも優劣を競うのではなく、その世界に遊ぶのが目的です。
江戸時代には庶民の間にも香道が浸透してゆき、香道具の製作、数百種類にも及ぶといわれる組香が作られました。因みに香道では香を「かぐ」とは言わず「聞く」と言います。
☆ お香の原料
天然香料には数十種類ありますが。東南アジアを中心に産出され、天然のものだけに入手困難なものも少なくなく貴重なものです。代表的なものには、
沈香(ぢんこう)樹木が枯れていく過程で樹脂が凝結し熟成されてできます。東南アジア全域で産出されます。伽羅(きゃら)沈香とほぼ同様の生成過程を経ますが、ベトナムの限られた場所から産出され、香道では沈香を六国に分類し、そのなかで最も品位が高いとされています。白檀(びゃくだん)インド、インドネシア、マレーシアなどで栽培されています。竜涎香(りゅうぜんこう)マッコウクジラの胆のう結石から作ります。庸香(じゃこう)チベット高原に生息するジャコウ鹿(牡)の香のうより採取します。貝香(かいこう)螺貝の蓋。その他にもいろいろあります。
竜挺香、廃香など動物性の香料は動物保護の観点から現在では殆ど使われていません。
東大寺正倉院の宝物の中には一五六センチ十一・六キログラムの巨大な香木「黄熟香(おうじゅくこう)」が納められており、時の権力者がこれを切り取って聞いています。これまで三十八箇所、五十回の切取り跡があり、室町幕府将軍足利義満や織田信長、明治天皇の切り取りが明示されております。東大寺の記録によれば織田信長は一寸四方を二個切取ったとされています。これらの権力者でもこれだけなのですから、貴重さが解ると言うものです。
二〇〇一年に初めてブラジルでも香道のデモストレーションが行われ、二百人程が参加しました。茶道、華道と同じようにこの国でも受け入れられるでしょうか。日本では四月十八日は沈水香木が伝来した四月と香の字を分解した「一十八日」を合わせて「お香の日」としているそうです。
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