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熟年クラブ連合会
     生活・健康  (最終更新日 : 2018/12/14)
2009年6月号

2009年6月号 (2009/06/01) 銀行だって危ない

サンパウロ中央老荘会 内海博
 週末、旅行の予定があったので、久し振りに口座の残高を見に某銀行へ寄ってエストラット(収支明細書)を取って見ておどろいた。身に覚えの無い千四百レアイスもの金額が差し引かれているではないか。この日は百人一首の会がある日で有ったが、もうそれ所ではない、すぐに一階のジェレンテ(支店長)の所へいって、用件を伝えた。係りの女性はすぐ電話を回し、何か話していたが、「貴方は小切手を盗まれたり、紛失したりしなかったか?」というので「その番号は未だ使っていない番号だ。私の小切手帳にある」と言うと、またまた内線で別の人と話していたが、どうも小切手の偽造が有ったらしい。内線電話がしきりに交錯する中で、こちらは只、事の成りゆきを見守るばかり。しばらくして解った事は、誰かが私の小切手を偽造して、その小切手を使って現金を引きだしたという事だった。
 「家へ帰って、確かにその小切手があるかどうか。有ったら、その小切手を持ってくるように」と言われ、帰ったがもうその日は四時で銀行が閉まる時間になってしまったので、結局、次の日の午前中は仕事があったので、午後に再び銀行へ行った。
 その小切手の振り込み人は自分では無いという証明だけでも何枚ものサインをしてやっとその金を返してもらえることになったが、一体、どこで誰がどのように小切手を偽造したものか。その日、問題の小切手はセントラール(銀行の中央部)に行っているからと、見せてもらえなかったが、次の日、偽造の小切手をコピーした物を見せてもらった。サインは誰が見てもすぐに違うと解るおかしなものだったが、それでも取り出されている。寸分違わない小切手、今はコンピユーターで簡単に偽造コピーが出来るのだという。
 ××××37から××××40まで四枚39番が落とされていて37、40も一応銀行へは持って行ったものの、換金に至らなかった、という事。
 EDSON FREITASが受け取り人になっていたがそれは簡単にできるのだという。先月の二十二日の事が今月十八日まで知らなかった自分もうかつであったが、こういう犯罪は防ぎようもない。早目に残高を調べて、銀行に対処を頼むしかないが、とにかく、恐ろしい世の中になったものだ。
 今回の事は銀行の損害となり、預金者には迷惑は掛からないというが、それにしても、銀行に置いた金まで安心出来ないとは、笑ってもいられない、困った世相だ。


他にもある銀行被害例

 高齢者の人たちは銀行を信じ、銀行は大丈夫と思っている人たちがほとんどですが、この内海さんの他にも以下のような例があります。
★銀行に預金をしたが、自分の口座に入っていなくて、他の人の口座に入っていた、その上、自分の口座預金を利用して誰かが入れたり出したり使用していた。(山尾)
★ポウパンサに入れておいたお金が気が付いたら誰かにみんな引き出されていた。(高桑)
★本人がまだ使っていない小切手帳を偽装して、サインもそっくりで出金されていた。(田村)
 これらはいずれも銀行は間違いないと信じ、収支明細書も預金後のレシートも調べずにいた事から起こった犯罪です。
 また、日本人一世のサインは簡単明瞭(めいりょう)で、誰にでも真似る事ができるものが多いのも一つの原因です。
 自分の口座に確かに入金されたか、レシートを確認する。収支明細書を時々確認する。これだけは人に任せず、実行したいものです。


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