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2009年11月号
2009年11月号 (2009/11/09)
紫煙のゆくえ
葉タバコの臭いは大して良いものではない。喫煙者を惑わす良い香りはタバコの葉を熟成させ、各種香料を加えた製品の匂いである。
タバコは南アメリカが原産で、大航海時代にコロンブスがヨーロッパに伝え、世界中に広まった。イギリスではパイプタバコ、スペインやポルトガルでは葉巻タバコ、フランスでは鼻にタバコの粉を入れて使う、嗅ぎタバコが流行った。
その後、日本へはポルトガル人によって、種子島の鉄砲伝来と共に伝えられた。
昔のタバコの煙は口や肺の粘膜に対して刺激が強かったので、肺の中まで煙を吸い込むことをしなかった。パイプタバコや葉巻は煙をくゆらし、その煙を口に含んでいると、ニコチンは徐々に血液中に吸収されていった。
これに対して現在は刺激の少ない軽いタバコやミントの香り、メンソールタバコも出来、喫煙者は刺激が少なく良い香りがするので、肺の奥まで煙を吸い込み、血液中のニコチン濃度が急速に上昇し、満足度も大きく、ニコチン依存も進みやすくなっている。
今、国際的にも「軽いタバコ」の表示は、健康に関する悪影響が小さいことではないことを明記しなければならなくなっており、ブラジルでもLIGHTやBAIXO TEORESの表示は禁止されている。
サンパウロでは今年八月、人の集まる屋内での喫煙を禁止する法令が出され、違反者には罰金、二回目は二倍、三回目は四十日間の閉館、四回目は……と、罰則が定められ、覆面フィスカル(監視員)が回っている。
老ク連でも愛煙の人は雨の日でも風の日でも庭先に出て、プカプカと吹かしており、ご同情ひとしきり。
ブラジルでは一九八九年には十五歳以上の三二%が喫煙者であったが、今では一六%に減っているという。
しかし、タバコの生産は中国、アメリカ、インドに次いで世界四番目とも聞くし、中国に次いで二番目とも聞き、年間の輸出量は世界一だと聞く。
ニコチンは麻薬と同様の薬理作用がある依存性の強い薬物で、受動喫煙(他人のタバコの煙を吸う)は、アスベストに匹敵する環境中の最大発ガン物質だと言われている。
因みに喫煙者の場合、喉頭ガンになる人は非喫煙者に対して、三・二倍、肺ガンは四・五倍、その他すべてのガンは二倍と言われている。それに不妊や子供の突然死などもそれらが大きな要因となっているという。
世界では毎年、五百万人以上の人が死亡しており、ブラジルでは〇二年の統計で、毎年二十万人以上が死亡している。それでもなかなかタバコはやめられないらしい。目覚めの一服(いっぷく)、食後の一服、仕事中の一服等など、これは喫煙者でないと分からない至福の時である。
「喫煙は世界で最大の予防できる流行病である」とさえ言われているが、この習慣病を予防するのは困難極まりない。
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