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熟年クラブ連合会
     生活・健康  (最終更新日 : 2018/12/14)
2013年6月号

2013年6月号 (2013/06/14) 大山先生の健康コラム

サンパウロ鍼灸整体院 大山牧彦
 私は週に二回熟連クラブで治療をさせてもらってますが色んな質問を投げかけられます。
その中で一番多いのが「痛み」についてです。今日はそのことについて少し触れてみたいと思います。
 「痛みとは『痛い』という感覚と同時に『辛い』『苦しい』と言った情動の感覚も持つ、人間だけが経験できる現象である。」と、専門書に書いてありますが犬や猫も痛みを感じ、辛さも感じているのではないかという疑問もあります。
 まぁそのことは横に置いておきまして、国際疼痛(とうつう)学会は痛みのことを「組織の本当に存在する、あるいは起ころうとしている障害に基づいて起こる不快な感覚的・情動(じょうどう)的体験である」と解釈(かいしゃく)しています。
 私たちは「痛み」を感じることで、身体に何らかの異常や異変(いへん)が生じていることに気づきます。もし、「痛い」という感覚がなかったら、危険を察知(さっち)したり、回避(かいひ)することができず、けがや病気を繰り返したり、命を落としてしまうかもしれません。「痛み」は、「体温」、「呼吸」、「脈拍(心拍)」、「血圧」と並んで、私たちが生きていることを示す“サイン(バイタルサイン)”ともいわれています。
 私たちの身体や命を守る、「生命活動に必要なもの」なのです。
 しかし、中には「生命活動に必要ではない痛み」もあります。必要以上に長く続く痛みや、原因がわからない痛みは、大きなストレスになったり、不眠やうつ病など、他の病気を引き起こすきっかけになる場合があります。このような場合は「痛み」そのものが“病気”であり、治療が必要です。
 私のところにはその痛みから解放(かいほう)されたい一心で病院を転々とめぐり、原因もわからず医者にも見離(みはな)されたような患者さんが多いです。実際、お医者さんは一日に何十人も診ないといけないため、一人にかける診療(しんりょう)時間がどうしても制限(せいげん)されてしまいます。
 ブラジルではお金を出せば個人経営の診療所にいき、じっくりと時間をかけて診てもらえますが、相当(そうとう)余裕(よゆう)がないとできません。初診料(しょしんりょう)だけで、六百レアルも取られる所もあるらしいです。
 私は医者ではないので診断(しんだん)はできません。しかし患者様(かんじゃさま)一人ひとりと向き合い、解決法(かいけつほう)を一緒に探すことはできます。
 そのため私にできることと言えば医学的知識を日々確立(かくりつ)し、ブラジルの医療(いりょう)事情(じじょう)やどの病院がいいのかなど情報収集(じょうほうしゅうしゅう)に努めないといけません。
 この健康コラムが少しでもお役に立てることを願います。


~ 簡単(か・ん・た・ん)料理 ~「食べればコロッケ&焼くだけトルタ」

◎食べれば、コロッケ
以前NHKテレビでやっていた簡単料理です。
①パン粉カップ1/2をオリーブ油大さじ1杯できつね色になるまで炒り、お皿に取っておきます。
②じゃが芋は3個、皮付きを半分に切り、耐熱容器に入れ、8~9分電子レンジに入れます。レンジに入れるのが苦手な人は、茹でてもよいと思います。要はつぶれるようにします。
③フライパンにオリーブ油大さじ1/2、バターひとかけを入れ、玉ねぎ小1/2、にんにく1/2を炒
めます。そこにひき肉100グラム位を入れてよく炒め、塩、こしょうで味付けをし、別にとっておいたじゃが芋をいれ、半つぶしにしてよく混ぜ合わせます。
④皿に取り、作っておいた炒りパン粉を上にふりかけ、食します。炒りパン粉がサクサクとした  歯触りで、コロッケもどきとなります。
コロッケに丸める手間と油で揚げる手間がかからず、油も少量しか使わないのでヘルシーです。


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