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熟年クラブ連合会
     生活・健康  (最終更新日 : 2018/12/14)
2014年4月号

2014年4月号 (2014/04/12) 手当てをするということ

サンパウロ中央老壮会 篠崎路子
 日頃、「誰それが風呂場で滑った」「階段を踏み外した」など聞いても他人事と思っていましたが、我が身にも起きるとは…。
 夕食後、お風呂場でプラスチックのタペッチ(マット)が裏返しになっていたのに気付かずスッテンコロリ。とっさに洗面台の縁(ふち)をつかみ、転倒は逃れたものの、胸を強く打ってしまったのです。
 翌日、早速ある高名な病院のプロント・ソコーホ(救急窓口)へ行き、ブラジル人の医者に事の次第を説明した所、診察らしい診察もないままレントゲンを撮り、「骨折もヒビもなし」との事で一安心。
 ところが、一週間経っても、十日経っても痛みは増すばかりです。
 そこで健康診断や検査でお馴染みの援協の整形外科へ行き、再度、レントゲンを撮った所、「胸右上部にヒビが少し入っています」との診断。「一か月もすれば、痛みも取れ、ヒビも治るでしょう」との事でした。
 要はレントゲンの撮り方に問題があったのです。
 援協の担当医は強く打った胸に手を当て、痛む箇所を探し、レントゲン医に処方したのです。
 原因が判明したので心配も不安もなく、痛みが和らぎ始め、人心地つくようになって一週間後、「あぁ、良い医者というのは、あのように痛む場所を探し、手を当てることだったのかあ」と感じ入った次第です。
 「不幸中の幸いだったわよ」と友だちにも慰められ、「一か月もすれば痛みも治まります」とのお医者様の顔を時折思い出しては感謝をし、無理をせずにしています。


ご存じですか?

 四月、日本は桜の季節です。NHKで見る満開の花だより。きれいですね。
 移住者にとって、桜は多分、一番郷愁を誘う花ではないかと思います。
 さて、この桜を歌った日本の童謡「♪さくらさくら」ですが、先日、「いつも私たちが口ずさんでいるのは、二番の歌詞で、たしか一番があるはずだが知っているか?」と尋ねられました。
 早速、近くにいた人みんなに聞いてみましたが、誰も「そんなの知らない」と言います。インターネットで調べてみると、確かにありました!
 左上がその歌詞です。皆さんは知っていましたか?
 それにしても、一番があるのに、なぜいつも二番がコロニアで歌われていたのか、気になるところです。


高齢者の睡眠障害について

大山鍼灸整体治療院 大山牧彦
 高齢者になるにつれて、肉体は次第に老化していきます。老化は肉体だけではなく、私たちの睡眠にも少なからず影響を与えるようになります。
 近頃はよく眠れない、眠っていても夜中に目が覚めてしまうといった睡眠障害を持つ人が少なくありません。これは高齢者つまり加齢によって睡眠そのものの質が変わってきたことが要因になっていることも見逃せません。
 入眠するのに時問がかかるといった、不眠の症状が現れない人の中には、不眠症予備軍の人もいます。どんなところでも、すぐに眠られることを特技としている人がいますが、このような人が、不眠症予備軍の場合が多いです。
 いつでもどこでも眠ることができるということは、寝不足が原因なのです。正しい睡眠時問をとっている健康的な人は、昼間にそう簡単には眠ることができません。
 睡眠と覚醒が正常にできている人は、昼間は活発に脳が起きた状態なので、寝ようとしても眠ることができないのです。ところが、睡眠不足の人や不眠で悩んでいる人は、体が睡眠を必要としているので、昼間でも横になると、すぐに眠ることができるのです。
 こうした不眠症予備軍の入は、すっかり睡眠のサイクルが乱れているので、不眠の症状がすぐに出てきてもおかしくない状態です。本格的な不眠症になってしまう前に、自分の生活を見直して、睡眠を増やすなど規則正しい生活を送りましょう。
 そして、理想的な睡眠のサイクルを身につけることが、とても大切なのです。中高年になると、眠りは深い方から減っていきます。睡眠には一つのレム睡眠と四つのノンレム睡眠からなる五種類があります。
 ノンレム睡眠は、だんだん深くなっていきます。しかしこの深い方の睡眠が少なくなっていく現象は誰にも訪れるもので避けられません。深い睡眠が減ったからと言って必ずしも不眠などの睡眠障害が増えるわけではありません。
 健康的で睡眠が十分な人は、夜寝床についてから、寝入るまでに十分~十五分くらいかかります。それくらいかかるのが正常なのです。
 予備軍の人は、五分もかからないうちに、眠ってしまうでしょう。それは睡眠不足が続いていることを意味しているのです。
 不眠のタイプには、
①入眠障害
 なかなか寝つけないタイプ(心配性の人/高齢者)
②中途覚醒
 途中で目が覚めて、その後眠れない。あるいは何度も目が覚めるタイプ(頻尿/高齢者)
③早朝覚醒
 早朝に目が覚めてしまって、その後眠れないタイプ(うつ傾向/更年期/高齢者)があります。
 睡眠パターンは年をとるにしたがって変化します。高齢になるほど夜の睡眠が短くなり、昼間にうたた寝をする傾向があります。
 これらの変化は正常なもので、睡眠障害ではありませんが、不眠だと思い込みがちです。一度自分の眠りに対してのこだわりを、解放してみてはどうでしょうか?
 睡眠障害は医学的な検査をしても、身体に異常があるわけではありません、しかし東洋医学の立場で診断すると、身体上に様々な異状があります。その異状を正す事が治療です。
 「鍼灸」の不眠に対する経穴は沢山あり、「鍼灸」の最も得意とする分野です。その効果は素晴らしいものがあります。不眠は、基本的には自律神経系の乱れです。交感神経は活動状態、副交感神経は休止状態、二つの神経系の切り替えがスムーズにいかない状態です。日常生活の中で、自律神経を傷つけない、自然に則した生活を心掛けてください。
 しかし、睡眠薬の長期使用によって依存傾向がみられる場合には、なかなか改善されないこともあります。鍼灸治療の効果を確認しながら、少しずつ薬の量を減らしていきます。お悩みの方はぜひお近くの鍼灸院にご相談下さい。


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