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熟年クラブ連合会
     創立三十周年記念  (最終更新日 : 2005/12/07)
祝・老ク連創立三十周年

祝・老ク連創立三十周年 (2005/09/13)  一九七五年八月八日に創立されたブラジル日系老人クラブ連合会は、本年三十周年を迎え、八月七日文協記念講堂において記念祭が開催された。遠く日本の全国老人クラブ連合会より永井愛子副会長と齊藤秀樹事務局長、及び隣国パラグアイ老ク連から石田完副会長と佐藤隆一常務理事、元村深雪JICAシニアボランティアをお迎えした。また雑誌百歳万歳社から植松紀子取締役編集長に基調講演をお願いし、植松氏と共に百歳万歳社の呼びかけに応じた、さいたま市老ク連の宮口静枝さんと吉岡志津枝さん、更にショーに出演のSORAKOさんこと高谷俊子さんと付き添いの岡本さんの合計十名の外国勢をお迎えして、祭典に大きな花が添えられた。
 祭典に先立って、九時より佐々木陽明南米浄土宗別院日伯寺総監以下四名の僧侶により、先没会員の法要が行われた。壇上には外国の来賓と共に、国内から総領事代理沖田豊穂領事、JICAの大嶺勉総務班班長を始め文協・援協以下関係各団体の代表と、常に老ク連を支援して下さっている方々、及び当会役員等が着席し、法事は厳粛に行われた。その頃には一階席は満杯のお客様となり、全員のお焼香時には長い列が出来たが、係りの誘導により心配したような混雑も起こらず、短時間の内に整然と終わる事ができてよかった。
 続いて十時からの式典には、それまでの内海博副会長に代り、ベテランの藤瀬圭子氏の司会で、老人クラブの歌・会長挨拶・来賓役員紹介とプログラムは進み、続く表彰では先ず長年会員に対して無料診察の今村医師にサンパウロ市議会ウイリアム・ウー氏から盾が贈られ栄誉を称えられた。その後は別記の方々が表彰され、各々賞状や記念品が贈られた。そのうちの優良二十クラブの選考は、各会の活動の状況、老ク連への入会率と年数、年間行事への参加等々幾つかの項目によって三十周年委員会で検討され、決定したものである。また百六十名にもなった九十歳以上の長寿会員には、役員が日系企業に何度も足を運んで頂いた寄付金の全てを、敬老金として贈った。続いて内海副会長の苦心の作である「老ク連三十年の歩み」発表(次号に掲載)、日本の老人クラブがどのようにして高齢者の生きがいとなったり、社会のお役に立っているか等と、話された植松氏の基調講演(やはり次号掲載)が行われて午前の部は終了した。
 昼食祝賀会は来賓・役員は二階の貴賓室で、既に二階席まで一杯で(千三百人)身動きの取れない会員には、日本品も詰めあわされた豪華弁当が配られた。サロンでは続々と入ってくる会員に、お弁当と、日本の会員手作りの品々等色々入ったお土産の包を渡す係、来賓や長寿者を受付けてリボンをつけて席に案内する人、又多くのお祝を受けご芳名を表示する人などで大賑わい。一方では俳句・短歌・川柳・書道・絵画・手芸品などの各教室の作品発表と、老ク活動の場面を描いた大きな写真、先般行われた会員実態調査の結果を判りやすいグラフに表したものなどが展示され、客を呼んでいた。他に今回特別に披露された元援協会長の原沢和夫氏秘蔵の、政治家・作家・芸術家・歌手・俳優・力士など著名人の貴重な色紙の前には、いつも観客が集まって興味深そうに眺めていた。
 午前の式典が少し伸びたが、予定通り一時半には午後の部が始められ、最初はセンターにおいて日替わりで毎日行っている老ク連教養教室の発表である。盆踊り、練功体操、健康体操、カラオケ、民謡、カラオケダンス、コーラスの順に次々と元気に高齢者とも思えぬ芸を披露し、それを司会の藤瀬さんが上手に紹介する。見せるものあり、一緒にやるものありで会場は賑やかになってきた。 続いての特別ショーではあでやかな振袖姿のSORAKOさんが、張りのある声で声量豊かに「アカシアの雨がやむとき」を唄い始める。次々に叙情歌を歌い、懐かしい童謡や唱歌、あるいはお得意のシャンソンを唄う。衣装替えの合間には、コロニアの芸能人花柳流なでしこ会や静山流静源会の少年少女やベテランが、可愛らしくりりしく日本舞踊を舞う。石川諭氏が唄う懐かしい故郷の民謡が聞こえてくる。途中で餅つき歌にちなんで、可愛らしく包んだ紅白のお餅が、舞台から踊り手の小さな手で投げられた。また丁度日本から来伯されていたフリーアナウンサーの向井ひろ子さんも、得意の朗読を披露した。
 次々と繰り広げられた夢のような二時間の最後には、老ク会員も一緒になっての「北国の春」。舞台にはコーラス部や、呼び上げられた教室の指導者達が出演者全員と共に唄い、観客席の全部の通路には、今日のために何回も練習を重ねてきた各会の踊り部の皆さん九十八名が、一斉に両手に持ったサクラの花を振って踊っている。こうして全員の気持ちを一つにして記念すべき祭典は終った。お土産を手にした観客が、美しい和服の踊り子たちに見送られて会場を去る列がエンエンと続き、やがて会場は元の静けさに戻った。今日の記念祭のためにバレットス・ドラセーナ・オウリンニョスなど、いつもは見えない遠方の会の方が見えたのは大きな喜びだった。


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