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熟年クラブ連合会
     FOTO  (最終更新日 : 2015/01/16)
森田静恵さん [全画像を表示]

森田静恵さん (2007/02/14)
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 森田静恵さんは一九三〇年二月、七歳の時に渡伯しました。
 最初、モジアナ線のファゼンダ・カスカッタに入植しましたが、重労働と食べるものもない奴隷のような生活に、家族は半年で耕地を脱出しました。
 六人兄弟の長女である森田さんは八歳からいつも父親の片腕となって働き、頼りにされていました。
 丸太小屋を建てたり、噴霧器を担いで消毒をしたり、それこそ一日中、男のように働きました。今でも肩に食い込む噴霧器の重さなど、ふと感じる時があるそうです。
 左上の写真は一九三五年、ジュケリー・ミリンで養鶏をしていた頃のものです。お母さんは「こんなはずじゃなかった」と言い続けながらも必死で働いており、静恵さんは夜になるといつも月を見ては、日本へ帰りたいと泣いていたそうです。
 静恵さんの故郷は、福岡県三位郡立石村。〇三年には里帰りで七十三年ぶりに日本へ帰りました。学校の運動場などは、昔の面影を残していましたが、故郷のあまりの変わりようにびっくりしたそうです。今の幸が夢みたいと語る静恵さん。民謡に、コーラスにと老ク連教室が楽しくて…と、リュックを肩に通ってこられます。
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