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(最終更新日 : 2015/01/16)
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セントロ桜会 高比良タケさん
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セントロ桜会 高比良タケさん (2007/11/10)
美男美女の最初の結婚
「おしゃれ心は若さの秘訣」
十一月二十五日の老ク連カラオケ大会の出場者中最高齢の高比良タケさんは一九一三年生れ。今年九十四歳になります。福島県東白河の出身で、昭和五年(一九三〇年)十八歳で父母弟妹の七人で渡泊。ノロエステ線リンスに入植しました。
日本ではお父さんは洋服屋をしており、タケさんも東京の女学校で和裁を勉強しておりましたが、二年生の時中退して泣く泣く付いてきたそうです。
耕地ではとにかく借金を作ってはいけないと、家じゅうでなりふり構わずがむしゃらに働き、何とかお金も貰い分が出て、一年間で町へ出て洋服屋を始めました。しかし日本のようにはうまくいかずじきに辞めて、次にバールを始めました。これは結構、繁盛したのですが、やはり言葉が分からないことから騙されたり、盗られたり、そのうち長男(弟)が病気になったりしたので、これも長くは続きませんでした。
タケさんはその後、レストランで働くようになり、タクシー運転手をしていた御主人と知り合いました。
「まじめで、ハンサムでひとめぼれ。当時には珍しい恋愛結婚よ。子供も四人できて、幸せだったんだけれどねぇ。主人が友達に誘われて競馬に行くようになったの。これがいけなかったのね。初めはついていてネ。毎週、札束を持って帰ってくるの。私は何だか悪い予感がしたから全部貯金しておいたんだけど、だんだん主人は贅沢になるし、遊ぶようになったの。案の定、こんなことは続かないわよね。二、三年後にはどん底の生活。家、家財道具までみんな売り尽くして、残ったのは借金の山。主人は働く意欲もなくなり、ある日、プイッと出て行っちゃって、他の女と暮らし始めたの。私たち親子は食うや食わず、子供をおぶって日本人の本屋さんで働かせてもらったんだけど、ここの奥さんがいい人でね。おかげで子供たちは学校へも行けたのよ。今でも有り難いと思っているわ。だから子供たちには『絶対に顔のいい男と結婚するな』って言ったのよ。
その後サンパウロに出て来て、高比良と知り合って…。これがまた、真面目で優しくて、でも顔は良くないし、口下手だし、私はあまり乗り気でなかったんだけれども、娘たちが『お付き合いしたら』って。
お互いに子持ちの再婚同士。結婚して十六年しか一緒に暮らせなかったけれど、つくづく『男は顔じゃない』と思ったわね。何といっても心がいいのよ。いつも娘から『高比良のパパイには感謝しなさい』なんて言われているのよ。」
タケさんの苦労話は尽きません。でもサラッとしていて、決してジメジメしていません。ご主人が亡くなって十二年。ずっと一人暮らしですが朝起きたら一番に薄化粧をし、身だしなみを整えるとか。いつも美しくしていること。これが若さの秘けつなのかもしれませんね。とにかく若々しいのです。
タケさんの今の楽しみは民謡やカラオケを歌うことです。部屋の棚にはトロフィーや懐かしい写真がいっぱい飾られています。それらを見るのがタケさんの楽しみです。
毎年、桜会で誕生日を祝ってもらいます。(右から2人目がタケさん)
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