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(最終更新日 : 2015/01/16)
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サンパウロ鶴亀会 玉井須美子さん
サンパウロ鶴亀会 玉井須美子さん (2008/06/16)
「盆踊りで日伯友好」
「決断が早い人ね」「例会でも旅行でも玉井さんが居ないと面白くないのよ、にぎやかな人だから」「お寿司でも煮しめでも料理のうまい人」「歯に衣を着せず誰にでも何でもはっきり言う人なんだけど、それでいて反感を持たれないんだからいい性分なのよねえ」「さっぱりしていて、あっけらかんとした人かなあ。でも踊りには厳しいのよ」
こう評されるのは老ク連本部理事でもあり、踊り教室の指導者でもある玉井須美子さんである。
玉井さんは愛知県葉栗郡一宮神明村(現江南市)に大正十五(一九二六)年八月二十六日に生まれた。今年八十二歳になる。実家は絹織物の工場を経営していたが米相場に手を出して失敗してしまい人手に渡ってしまった。その後、一家は名古屋に移り、靴下の製造業を始めた。結構繁盛していたのだが、時勢柄海外雄飛を決心して、一九三三年玉井さんが八歳のとき父母兄姉と構成家族を一人含めた六人で貨物船アリゾナ丸で渡伯した。
最初の入植地はモジアナ線のマチニーニョ。そこで、妹が生まれ七人家族となった。一年後リンスに移りここで初めてグルッポに入学した。楽しい一年間であった。その後、マリリアを始め各地を移り住み、パラグアス市に来て初めて十年余綿作りをした。
「お父さんはポ語も解らないのに、同船者の落着き先を回って心配事を聞いたり、日本の出先機関にかけあいに行ったり、違約金を自分で立て替えて移耕させてあげたり、バカみたいにめんどう見のいい人だったのよ」
「私たちにも勉強しなさいって、その頃けっこう高かった日本からの雑誌を買ってくれたお陰で日本語も覚えられ、子供だったせいか余り苦労は感じなかったわ」と耕地での生活を語っている。
二十二歳、アシスのタルマン植民地で幼なじみの玉井静夫さんと結婚、四児に恵まれた。その後出聖し、ご主人はコチア産組に勤める。お姑さんとの同居であったが、可愛がられ子供も家事もまかせて仕立て業に励んだ。七十八年からは上田舞踊団に入門、忙しい問をぬって舞踊に打ち込む。なんとなく始めた踊りであったが、三十年たった今、老ク連を始めいろいろな所で指導をし仲間の輪が広がっている。「上田先生にはほんとうに感謝しているのよ、今があるのも先生のお陰だもの」と生きがいとなった踊りとの出会いに感謝している。
さて思い出の写真、左はご主人と写した最後の写真。この三ヵ月後に倒れ、十三年の闘病の末、他界した。亡くなった後、「『幽霊でもいいから出てきてよ』と言ったら、本当に出てきたの。それで今度は『ちゃんとやっているから出てこなくていいよ』と言ったら出てこなくなったわ。アハハ。優しい人だったのよ」
玉井さんは今、八月の老ク大会芸能祭のブイナーレを、移民百周年を記念して参加クラブ全員による老クの歌の踊りで締めくくりたいと、各クラブの指導者を集め毎月曜日猛稽古に励んでいる。疲れを知らない八十二歳である。
3Kmも先のパラナ河が氾濫した時、こんなワニも流れてきたの。三男と愛犬と
玉井家の原点。これを見るたびに気持ちが引き締まります。
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