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(最終更新日 : 2015/01/16)
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イタケーラ寿会 小坂誠さん(79歳)
イタケーラ寿会 小坂誠さん(79歳) (2013/05/12)
四月四日の老ク事務所で…
A「今日は山本五十六が生まれた日だそうよ」
B「へーそうなんだ。実はうちの主人も今日が誕生日なの。山本五十六のような訳にはいかなかったけれどね」
小坂副会長「今日は僕と家内の戸籍上の結婚記念日じゃ」
皆「エッほんと!」
という訳で老ク雀が根掘り葉掘り聞きだしました。
小坂さんは一九五七年外務省第一期海外実習生として来伯しました。最初はイタケーラの吉岡農場に入植し、二年目には同期の仲間と二人で同じくイタケーラの永井農場に移り、桃の歩合(ぶあい)作を始めました。
そんな時、周囲の先輩らも皆が「結婚せい、結婚せい。早く結婚すればまわりの人に信用されて成功するぞ」と言うので、小坂さんもその気になり、日本の県庁やらお父さんにお願いしたそうです。そうしたら、お父さんの眼鏡にかなった「ブラジルに行ってもよい」という女性がいて、それが今の奥さんという事です。
お父さんは明治生まれの人間なので、息子がいなくてもきちんとけじめをつけなければと、息子不在の結婚式を挙げ、お父さんが息子の代わりに三々九度の盃(さかずき)を受けたそうです。
その後、奥さんは小坂さんの実家で三か月「息子の育った環境を見て馴染んでもらいたい」というお父さんの言葉に従い、小坂さんの両親と生活を共にしました。
一九六〇年八月十二日、ぶらじる丸で着伯。九月三日結婚式となりました。結婚に際してパトロンはひとつの鶏舎の鶏を他に移して空けてくれ、鶏糞をこすり落として、作業場付きの一間の新居を作ってくれました。ドラム缶のお風呂もあって、狭いながらも夢いっぱい。「胸がワクワクしたもんじゃ」と小坂さん。
結婚式当日、一つのハプニングがありました。なんと友人が領事夫妻と領事の車に乗せてもらってきたのです。それまでのんびりと構えていたのが、急きょ元のパトロン吉岡氏が仲人をゆずって、総領事夫妻に仲人をお願いし、吉岡氏には親代わりになってもらい結婚式を挙げることになりました。小坂さんもびっくり、緊張したけれども、皆もびっくりした一コマでした。
「この結婚に関しては妻に頭が上がらないことがひとつあるんじゃ。結婚が決まり、ブラジルへ発つ妻に『リオデジャネイロまで迎えに出るから何も心配しないで来るように』と手紙に書いたんじゃが、仕事が忙しくて迎えに出られなかったんじゃ。だからいつも『貴方は迎えに来てくれなかった』って切り札を出されるともう何も言えないんだヨ。フフフッ。しかし、親父の眼は確かだったね。今年で五十三年、連れ添うことが出来たんじゃから。家内には何から何まで感謝しているんよ。それに吉岡さん、永井さんをはじめ、イタケーラの人たちには大変お世話になったんだよ」と語っています。
ところで鶏舎を明け渡したその後の鶏たちはというと、移り先の鶏舎を脱走しては時々小坂さんたちの新居に卵を産みに来たそうです。
☆ 外務省海外実習生=コチア青年や南米開発青年 隊などに比べると、一番規模は小さく、幻の青年移住隊と言われる程で五回か六回で終了しました。
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