08、環境への負荷が少ない (2003/05/23)
~ 環境への負荷が少ない ― 撤去が簡単、廃棄物を出さない ~
で、これからを考える場合は、自然に対する負荷がいかに少なくなるか。 例えば生産をやめることになったとする、その場合の設備の撤去ですね、これが簡単にできなければいけない。そういうところまで考えなければいけない。 現実に幽霊になっているハウスなんていくらでもあるわけです。あんなガラス張りの鉄骨の基礎を打ったハウスであれば一反歩あたり500万円ぐらいの撤去費が掛かると。借金で首が回らなくなった農家がそんな費用なんか払えるわけがない、また借地した場合でもこんな置き土産されたんじゃ貸したい人だって貸せなくなっちゃう。 だけど、うちのシステムであれば撤去するのも簡単だし使う材料も少ない、まったく見ての通りシンプルですから、もう原理だけで、これだけでも生産できるという証明をもう15年やってるわけですよ。ですからこれは自信持って私たちは推進できる一つの装置栽培として打ち立てられるわけなんですね。
― 環境に対する負荷が少ない、というわけですね。つまり撤去の際に廃棄物が出ない。
そう、ゴミとして置いとかなくて済むし。
― 撤去するっていったらぶっ壊して燃やしちゃえばいいんですよね。
まあ、鉄骨使うからね、燃え残っちゃうのもあるんだけど(笑)。燃やさないで、それをまたよそに持ってって使えばいいわけ。だって運べるんだもん。だからお邪魔にならないの。 ガラスのハウスなんて、あんなの撤去したらガラス粉々よ。危なくてしょうがねえ。鉄骨だって、ああいう状況になったらもうダメだもん。 今は環境問題もまた一つのテーマだからね。それにもともと空いてる土地でやるんだからこれから開発する必要ないんだし。
― 栽培に使う水も循環式だから、周囲の環境を汚さない。
水も無駄遣いしなくて済む、とかね。
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