移民百年祭
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詩集「反転の幻想」
(最終更新日 : 2003/05/23)
--- 詩集「反転の幻想」 目次 ---
- はじめに
- おかしな俺
- やくざな俺は反論する
- 老詩人からの書翰
- 「同県人」
- 諸手を上げて万万歳
- 敗北者を嗤え
- 極彩色の讃歌
- 俺の審美学
- 告発する
- 今日の新聞から
- 死にたくない
- ある予感
- 雨乞いの暇に
- 子について
- ふたたび子について
- 近ごろ抱腹絶倒したこと
- ウツクシカッタ祖国よ
- 懐い出だけの山河
- 馬鹿げたことだけれど
- そんなつもりではなかった
- 祝電を送る
- 新人類への讃歌
- 愛について
- 犬の死んだ日
- 大画伯様へ
- 酬い
- 昏い雨の日曜日に
- 人を恋うる
- ある人への手紙
- 旅人なれど
- 私こそ旅人
- 彼と私との違いは
- それは皆が死に絶えてから
- 集団自殺の奨め
- ああ われらが楽園
- 幕間のつぶやき
- 私はいったい何者なのか
- 誤解しないでください
- 肯定派詩人への問い
- 地球はヒトのものではない
- 最後に
- 黙すべきは私か
- あとがき
彼と私との違いは
彼と私との違いは (2003/05/23)
彼は肯定の極点にを据え
飄々と風に吹かれて立っている
私は否定の究極で逆立ちして
ふつふつと憤怒を燃やして力んでいる
彼は建設の人
私は破壊する者
二人が「うむ」と刺し違えるところは
無
かちっと音させて
無価値なものに
価値を与えようと
無駄な努力をする
勝負がつくはずもないのに
あるがままを肯定しに風を通して
涼しげな顏している彼も
すべてを否定して逆さに物を見ながら
憤怒の野をゆく私も
行く末は同じ
青い地球のうえで蒼褪めてゆくだけ
肯定しようが否定しようが
もともと真理など
どこにもないのだから
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