リベルダーデの記録 (2009/02/18)
僕がブラジルにきてからかれこれ18年になろうとしている。その頃のリベルダーデを歩くといたる所から日本語が聞こえてきた。すれ違う東洋人は99%は日系人といっても過言でなかった。それが今では、中国語が日本語に替わって氾濫しはじめた。日本人のお店もどんどん中国人のお店に替わり、街の呼び名も、日本人街から東洋人街に変わった。その間、お世話になった人々もどんどん亡くなった。 日本人としては、寂しいが、これが時の流れなのである。 記録映像作家の岡村さんと話していて、皆忙しくてなかなかリベルダーデを見ていく人がいない、というような話になった。100周年を過ぎた今、ますます、日本人街は寂れていくだろう。 家に一人でいるときぼーっとしていると、岡村さんとの話が蘇った。考えてみれば、今僕は暇暇状態である。過去の写真も何枚かある。過去、現在、僕の見て感じた日本人街リベルダーデを記録してみようと言う気になった。
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