ブラジルの道徳 (2008/02/11)
家の前が騒がしい。ずーっと子供達の声がしている。 前を主人とのぞいて見た。 顔にペンキで色を塗った(塗られた)18~19歳ぐらいの子達が ビール片手に騒いでいた。
「大学が受かった祝いに飲んでいるんだ。」とうちの主人。 毎年見る光景。ビールを飲むお金を道行く人に頼むペンキ小僧達。
こっちの大学生はお金持ちの親がいる家庭の子が大半。 貧乏人は仕事に明け暮れて、安い賃金で一生が終わる。
サンパウロではUSPという国立大学(日本でいう東大)があるが そこへ入るのもお金持ちのご子息がほとんど。 働く必要がないので、(私にとっては)高いお金を払い、予備校に通えるからだ。
国立の大学とは?さて?
、、、何かが違う。
今日も道を歩いていたら、大人の大きな男が道をふたりで横に並んで歩いて来た。当然私にぶつかってきたが、あやまりもしなければ、そっちがよけろよ、とう態度。もう慣れてしまったものの。
、、、何かが違う。
地下鉄車両から降りる時に、右のドアには出口と書いてあるにもかかわらず 右から出ようとすると、そこからも入って来る。当然ぶつかる。 でも出れそうにないので、突き進む。 「カウマカウマ!(落ち着け、落ち着け)」と言う奴。
じゃあ、どうやって地下鉄から降りろというのか?
何かが違う。
この国に従うと、何かが違う、という事がよくある。
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