ネギーニョのタピオカ(06年12月3日) (2006/12/18)
ベレンでお世話になった方の家で、家の中の修理を何でも行うネギーニョという気の良い男性がいた。人なつっこく、サンパウロから来た我々がベレン滞在中に特製のタピオカ(マンジョカ芋で作った、お好み焼きを丸めたような食べ物)を作ってくれると話していた(ちなみに、ベレンでマンジョカと言えば毒入りのモノを差し、通常のマンジョカは「マカシェイラ」と言うのだそうだ)。 ところが、我々は毎回のように御馳走を振舞われ、少々ダウン気味。昼食後にゲップと屁を交互に出しながら部屋で休んでいるとネギーニョが、「タピオカを作ったから、たくさん食ってくれ」と呼びにきた。心の中では「カンベンしてくれー」と思いつつ、せっかくの厚意をムゲにも断れず、1枚食べるのがやっとだった。 鴨がネギを背負ってやって来たのではなく、ネギーニョがタピオカを持ってやってきた嬉しくも苦しい1日だったのだった。
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