サンパウロ市西部のバラ・フンダという地区に住んでいたこの頃。メトロのストライキの影響で仕方なくいつもより朝早く起き、約１時間かけて会社まで歩いて行った。途中、セントロの市街を通り抜けていくと、昇り始めた太陽が薄暗かった街並みや路上に寝ていた浮浪者を少しずつ照らし出していた。何気ない風景だが、妙に新鮮に目に映った。都会の１日の始まりが、そこにはあった。（２００３年６月撮影）

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