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伯国東京農大会
     会の活動内容  (最終更新日 : 2014/10/22)
1998年校友会ラテンアメリカシンポジウム

1998年校友会ラテンアメリカシンポジウム (2004/10/26) 1998年5月1日~2日
校友会ラテンアメリカシンポジウム開催

 初めての東京農大校友ラテンアメリカシンポジウムが、5月1、2日アルゼンチンのブエノスアイレスで開催された。ラテンアメリカ在住の校友の交流を図るとともに、農大の研修生の受け入れを円滑にし、学生の国際感覚の向上に寄与しようというもの。ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、コスタリカの校友17名が出席。盛んに意見の交換がされ、正式に組織として発足することが決定された。ブラジルからは五十嵐司支部長ほか6名が出席した。

出席者:

アルゼンチン校友会
三村雄爾(支部長)、村藤修(幹事)、猪又康夫、釜津紀之、間山公雄、藤沼正志、加々見真務、佐藤健次

ブラジル校友会
五十嵐司(支部長)、荒木克弥(理事)、大島正敬(財務理事)、下條昭弘(監事)、野水克修、八重樫隆史

パラグアイ校友会
服部孝治(支部長)、合田義雄(幹事)

コスタリカ
二神均

日時:1998年5月1日~2日
会場:ブエノスアイレス市内リオンホテル及びエスコバール

議事進行:村藤修
議長:釜津紀之
副議長:藤沼正志
書記:加々見真務
副書記:佐藤健次
(以上、アルゼンチン校友会)

式次第

1、開会の辞
村藤修(アルゼンチン校友会幹事)

2、黙祷
出席者全員

3、大会挨拶
三村雄爾(アルゼンチン校友会支部長)

●アルゼンチン政治経済の説明及び南部南米共同市場(メルコスール)についての説明

●21世紀は南米が舞台となるだろうし、今までは日本の投資は東南アジアが主体であったが南米にも目を向けつつあると思われる。

●これからは情報の交換が大切かつ必要となり、我々校友会OBとしても三国(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ)間の情報交換を活発に行っていきたい。

●東京農大も今までは拓殖学科から研修生を派遣していたが、これからは全学科を対象に研修生を派遣したい。(三村会長が日本で学長と会ったときの話)

●こういった合同委員会は、南米だけでなく北米も含めるようにしたい。

●大学としても21世紀には、食糧危機や環境破壊がより一層進んでくると考えているので、南米への研修生派遣は積極的になると思う。従ってこれまで以上に、各国支部としても研修生受け入れ態勢に力を注がなければならない。

4、参加者の自己紹介
5、各支部の活動報告

①ブラジル
五十嵐司(ブラジル校友会支部長)
研修生を受け入れるために会館を建て、建設の際には大学本部からも援助を受けた。来年は二十周年記念となる。ブラジル政府に正式に「社団法人東京農業大学校友会」として登録している。昨年の日伯修好百周年には松田学長がサンパウロで講演した。ブラジル校友会支部としての活動としては、校友会名簿の作成・改訂、会報発行、留学生の募集・送り出し及び講演会などを行っている。

②パラグアイ
服部孝治(パラグアイ校友会支部長)
校友会館は校友が建設し、校友子弟の教育の場として利用している。また、地方在住の校友がアスンシオンに来た時に宿舎として利用したり、学生寮としても活用している。運営維持費は校友会費で賄っている。総会は年一回開催している。パラグアイ校友会支部としての最近の活動は、パラグアイ大統領が訪日した際に、母校訪問及び名誉博士号の授与、母校からアスンシオン大学農学部への顕微鏡等の寄附のサポート及び二十周年記念行事を行った。

③コスタリカ
二神均
今回アルゼンチン滞在中にて、参加させていただいた。1980年からコスタリカに在住している。現在農大出身は私と栗山氏の二人だけである。中米では特にメキシコに校友が多数在住していると思われる。

④アルゼンチン
三村雄爾(アルゼンチン校友会支部長)
年一回の総会開催並びに必要に応じて会合を開いて、会員の親睦を深めている。校友会名簿の作成も行っている。

6、参加者自由討議
テーマ:21世紀南米の時代に向けての校友会のあり方

猪又氏(アルゼンチン校友)から以下の問題提議があった。
・合同の校友会を作る目的は?
・目的がはっきりしないと長続きしない。国情も違うので長続きしないと思われる。
・このような会を作ってもいいものか。

荒木氏(ブラジル校友)から今回の会合に至った経緯の説明。
・ブラジル校友会では、国際交流部を設け、母校に対し貢献するには何をすべきか考えているが、一国だけでは対応できない問題が出てくる。
・各国支部との交流において、いろいろなテーマで話し合いを持つことは大変有意義ではないか。

他の出席者の主な意見
・会を持つことの意義については、難しく考えないで親睦を深めながら長く続けることが大切である。
・会の主導権はブラジルに取ってもらいたい。
・会の運営は難しいが、実績を積み重ねていくことである。
・各国支部とも在住の校友が高齢化してきている。
・海外実習生の受け入れについては、今までもやっている。
・何事も共同体で対処した方が母校にも校友にも有意義である。
・このような会は他の大学にはないし、母校にとっても大変有意義ではないか。
・学生に夢を与え、中南米に目を向けさせることによって大学にも貢献できる。
・校友の二世の繋がりの場所を設けてもらいたい。
・二世も校友会メンバーに組み込みたい。

決定事項
・各国校友との情報交換等を活発化する意味においても、このような会を持つことには全員賛成となり、会を発足させることになった。
・名称(仮称)は、当面、東京農業大学校友ラテンアメリカシンポジウムとする。
・次回はブラジルで以下の日程で開催する。1999年7月24日(土)会議、25日(日)慰霊祭。

OB子弟の母校留学、研修に関して(意見の集約)
●パラグアイでは希望者がいなかった。
●ブラジルの場合、OB子弟の希望者がいない場合は、新聞などで一般公募を行っている。

その他
①校友との連絡
・情報を集める
・中南米、カリブ、メキシコは二神氏が情報を集める。
・校友会本部に問い合わせる。
②会報を作成し、情報交換を行う。
③姉妹校を作る。

閉会の辞
村藤修(アルゼンチン校友会幹事)
(1998年10月 伯国東京農大会 会報29号)


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