移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
岡村淳のオフレコ日記
     西暦2021年の日記  (最終更新日 : 2021/05/07)
3月31日(水)の記 係り結びの里

3月31日(水)の記 係り結びの里 (2021/03/31) 係り結びの里
ブラジルにて


夕食後の一服時、翌日の献立を考えて書き出すのが習慣となった。

適当なメモ紙が見当たらない。
処分検討中の書類の攪乱から、適当なのを探して裏をメモに使おう。
…、高校時代の友人からの手紙とコピーの資料が出てきた。

西暦1986年発行の「飛騨方言考」。
こういうのをむげに捨てられず、目を通してみる…

西暦1910年の白川村での方言調査についての言及がある。
「『こそ……けれ』或いは『ぞ……る』の係結法などは小学校児童の話にすら正確に用ひられて居る。」
まことに驚きぞする。

「河流に臨んだ断崖の道を見ては『ホキ』と、山の鞍部を見ては『ダワ』と、何処であっても飛騨人はかく言ふはずである。」

「ホキ」。
大岡昇平の『武蔵野夫人』冒頭に「ハケ」の語が登場すると記憶する。
飛騨の「ホキ」は武蔵野の「ハケ」に通じ、おそらく縄文時代ぐらいまでさかのぼる言葉ではなかろうか。

この友人は(も)変わり者で、東京出身ながら林業にあこがれて岐阜の役所に就職してしまった。
僕がテレビ屋になってからも交信があった。
日本映像記録センター時代、牛山代表の命令で中国人スタッフ作成の「チベットの木小屋」と邦題を付けた作品の日本語版製作を手掛けたことがある。
チベットの森林行政に関わる漢人女性の話で、オリジナルで紹介されているデータの意味を読みかねて、義父の彼に連絡を取って教えてもらったことがある。

ブラジル移住後は音信を欠いてしまっていた。
これを機にネットで彼を探してみる。
いた。
まちがいなさそうだ。
あとは連絡先…

飛騨にこそ山林ありけれ。
朴葉ミソでイッパイやりたいもの。



  


前のページへ / 上へ / 次のページへ

岡村淳 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2021 岡村淳. All rights reserved.