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岡村淳のオフレコ日記
     西暦2021年の日記  (最終更新日 : 2021/05/16)
4月17日(土)の記 チョコおじさんの励まし

4月17日(土)の記 チョコおじさんの励まし (2021/04/17) チョコおじさんの励まし
ブラジルにて


高止まりのコロナ蔓延、デリヴァリーを装ったバイクやチャリ使用の頻繁な強盗、路上生活者の連れイヌによる噛みつき被害の続出…

外出モードを萎えさせる要素は多い。
買いもの、そして細々と続けているグラフィティ採集も近場でお茶を濁している。

…近くで開店準備中の古本屋の方面に歩いてみる。
お。
この先には手づくりのチョコレートを路上で週末だけ売るおじさんがいる。
土曜は午後からと聞いていたが、昼前からスタンドが見える。
行ってみると、商品は並べてあるが無人。
近くのペットの美容院に行っている、とのメッセージが置いてある。
泥棒都市サンパウロで、いい根性である。

おや。
すぐ横の植え込みの立ち木に、手書きのメッセージがいくつかくくり付けてある。
「落ち着いて!」
「希望を失くさないで」
「これらすべては過ぎ去っていく」
等々。
コロナ禍へのメッセージのようだ。

おじさんのスタンドの張り紙と同じ筆跡と見た。
これはぜひおじさんに確認したい。

近くの日本食材店まで行ってから戻ると、おじさんがいた。
「トリュフチョコのおじさん」ことロベルトさん、チョコ売り25年。
コロナ前までは名の知れた学校の近くに店を出していた。
試験時期、母の日の時期など、時候にあわせたオリジナルのメッセージをこうして発信してきたという。

グラフィティのスナップ撮りを始めて、一年になる。
いろいろ考えてきたが、こうしたメッセージこそ、あるべき姿だと思う。
https://www.instagram.com/p/CNxXFs3njSx/

見る人を、励ます。
アート、そして表現の本質はこれだと気づかせてもらった。

学校の試験時期のメッセージも見てみたかったものだ。


 


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