6月22日(日)の記 ホットドッグの多様性 (2025/06/29)
ホットドッグの多様性 ブラジルにて
隣駅前のパダリアで朝食をとることにする。 パダリアはパン屋のことだが、ブラジルでは飲食もできるところが多い。
サンパウロあたりでは… ポンジンニョと呼ばれる拳を二つぐらい合わせた大きさのフランスパンとカフェオレ、というのがベーシック。
この店で先日、朝から野菜に肉チーズ類もはさみ込んだサンドイッチを食べている人がいて、うまそうだった。 そのサンドは、きょう値段を見ると昼食代ぐらいのボリュームだ。
…もう少しお値段控えめのホットドッグにするか。 「焼いたもの?タレをかけたもの?」 とチョイスを訊かれる。 後者を頼む。
出てきたものには驚いた。 先述のポンジンニョに三等分したソーセージをはさみ、それにトマトソースで煮たタマネギなどの「あん」がかかっている。 それを半裁したもの。
日本もそうだろうが、ブラジルのホットドッグもいわゆるドッグパンにソーセージを寝かせて、あとはいろいろというのが基本だ。
これを手で持って食べるのだが、決して食べやすくはない。 嚙みかけのソーセージが床に落ちてしまった。 ああ、もったいないことをした。
もし次回があったら、ナイフとフォークを頼むべきか、今から思案する孤独のグルメ。
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