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5月30日(土)の記 MINHA TERRA ESTRANGEIRA (2026/06/04)
MINHA TERRA ESTRANGEIRA ブラジルにて
今日は環境映像祭、夜のこの一本に絞り込んで鑑賞。 『MINHA TERRA ESTRANGEIRA』、すでにいくつかの国際的な映画祭で上映されているブラジルのドキュメンタリー映画。
2022年に行なわれたブラジルの大統領選挙前後のアマゾンの先住民スルイの人たちのリーダーと、国際的に活躍するその娘の両者を取材。
スルイは国際的に知る人ぞ知るグループで、わが『すばらしい世界旅行』でも先輩ディレクターが取材している。 近年、日本の民放のタレントの登場する番組でも取り上げられたようだ。
さてこのポルトガル語のタイトルを邦訳すると… 「異邦人としてのわが大地」といったところか、むずかしいです。
映画を見てみると、その意味がよくわかる。 現在のロンドニア州に先住民保護区を持つスルイの人たちが、まさに先住民というくらいでほんらい南米の大地に居住していたことは明らか。
ところが今日ではアマゾン開発の最前線となり、先住民虐殺の責任者として国際的に非難を浴びたボルソナロ前大統領を支持する住民が6割以上である。 ロンドニア州選出の国会議員は全員がボルソナロ支持者。
ボルソナロ政権は先住民保護区の「開発」を促進して、土地なき農民や黒人系、女性、性的マイノリティの人たちの権利を蹂躙していた。
大統領選挙ではわずか2パーセントの差でボルソナロの再選を阻止するという結果となった。 スルイをはじめとするロンドニア州の先住民の権利は、ロンドニア以外のブラジル全体の投票によってかろうじて守ることができたのだ。 わが大地に異邦人として暮らさざるを得ない、というのがわかる。
いっぽう日本での在住ブラジル人の投票結果では、9割近くがボルソナロに投票したという報道を覚えている。 在日ブラジル人にとって、祖国に生きるこうした人たちは感心外、ないし否定的存在であるというのは、つらい。
そして、自分は、という問い。 貴重な学びの映画を見ることができた。
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