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6月5日(金)の記 ルアッサンブラージュ (2026/06/09)
ルアッサンブラージュ ブラジルにて
ブラジルの環境映画祭のヴォルテージと志の高さには舌を巻くばかり。
なだけに、今年は紙のプログラムがなく、目録も一般人は入手する術がないのが残念。
百本近くありそうな作品の概要を、いちいちクリックを繰り返してチェックする気にはなかなかなれない。
今日は見逃せない作品が複数あり。
まずはポルトガル語題『Remontagem』、なんとトリン・T・ミンハの監督作品ではないか! 彼女の名前に触れるのは今世紀になってからと思う。 が、名前や短い引用に接する程度で彼女の映像作品、しかも民族誌ジャンルのものに接する機会はなかった。
彼女がセネガルに滞在していた時の現地の女性たちの記録。 西暦1983年製作、40分。 これは日本語題があって『ルアッサンブラージュ』。
この語で検索するとAIはこう答えてくれた。 監督が3年間滞在したアフリカ・セネガルの女性たちの日常を題材にしながら、既存の民族誌映画(ドキュメンタリー)の手法を解体し、固定化された「他者」の表象を根源的に問い直す名作として知られています。
ちなみに「アッサンブラージュ」とは、 アッサンブラージュとは、ブレンドを意味するフランス語で、日本語にすると混ぜ合わせるといった意味があります。 ワイン業界で言うアッサンブラージュは、ワインの原酒を混ぜ合わせるという伝統的なワイン造りの技法のことです。
映画そのものは、僕にはなんだかよくわからない。 彼女の英語のナレーションにポルトガル語の字幕がのるのだが、両方を追いかけてこちらのキャパの少ないアタマはパンク。
1983年といえば、民族誌映画を語るうえで欠くことのできない牛山純一の日本映像記録センター(映像記録)で、僕が「ナメクジ」の取材をして放送した年だ。 当時、僕がこのミンハのまねごとをしたら、牛山に撲殺されていたことだろう。
もう一本みておきたかったのはポルトガル語題『Querido Amanhã』、直訳すると「愛しの明日」。 デンマーク、スエーデン、日本の合作でオール日本ロケ。 日本語のタイトルは『拝啓 アシタ』。 日本で孤独に悩む40代の男女それぞれに密着取材。
上映後のシンポジウムもあったが、僕とはまるで観点が異なる話し合いになるだろうし、いたたまれないものもあって上映後に帰宅。
そういえば近年「ヤラセ」という言葉に接しなくなったな。
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