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     2006年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2007/01/06)
Vol.054「共栄一筋52年」 飯山幸雄さん

Vol.054「共栄一筋52年」 飯山幸雄さん (2006/12/18) 放送:2006年12月9日(土) ブラジル時間 10:35~12:26 (1:50) 日本時間 21:35~23:26(1:50)、ダウンロードはゲストコーナのみの1時間49分52秒です。
出演:飯山幸雄(ゲスト)、大久保純子、高橋晃一(協力)

 マットグロッソドスル州にある共栄植民地に住む飯山幸雄さんは、1936年北海道で生まれた。1954年、先に移住していた伯母夫婦の勧めもあり、祖父母をはじめ一家14人でブラジルへ渡った。その時、飯山さんは18歳。ブラジルに関して「期待はしていなかった」という。
 ブラジルに辿り着いた飯山一家は、原始林を切り開いて土地を確保、コーヒーを植えた。兄弟が農業以外の道を選び植民地を去る中で、飯山さん一人が共栄に残った。「跡取りとしてね」とさらりと語る飯山さんだが、父親の背中を見て、父親の気持ちを汲んでの選択だった。
 渡伯以来、現在まで農業一筋、共栄一筋で生きる飯山さん。
 1975年の大霜でコーヒーが大打撃を受け、生産を大豆に切り替える。現在、共栄植民地には広大な大豆畑が広がり、生産された大豆はグローバル企業に卸されている。今は息子に跡を任せた飯山さんも、一時は100アルケール規模の生産を手がけたという。
 最後に飯山さんは「苦労もしたけど、楽しいこともいろいろしたし、運動もしたし」と今までの人生を振り返った。淡々と人生を振り返ることができる、 それが飯山さんを物語り、一人の移民の生き方を記している。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20061209.mp3


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