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ブラジル日和
     2015年ゲスト・アーカイブ  (最終更新日 : 2016/02/07)
Vol.181「相づちを打つのを忘れるほどのお話」小林勝枝さん

Vol.181「相づちを打つのを忘れるほどのお話」小林勝枝さん (2015/02/11) 放送:2015年1月23日(金)ブラジル時間 12:11~13:15(0:56) 日本時間 23:11~00:15(0:56)、ダウンロードはゲスコーナのみの1時間12分43秒です。
出演:小林勝枝さん、松本浩治、細川多美子、砂古純子、大久保純子


 2015年1月2日、パラグアイのイグアス移住地51キロ地点にある小林旅館でのインタビューである。
 本来であれば、辛かったり、隠したかったり、話したくなかったような事であっただろう。だが、気丈にも明るく前向きに、なおかつ「すべて放送してもらって構いません」と笑顔で仰られた時、勝枝さんの強さに感動すらした。
 ひょっとしたら、数十年前のブラジルでも同じような辛い体験をされた移民の方々はいらっしゃったのではないかと思う。だが、移民100年を過ぎた今、ブラジルで小林さんのような体験談を現在形の生で聴くことはもう叶わない。
 勝枝さんは1977年9月、飛行機で移住された、まだ59歳の若い移住者だ。母親の兄である小林平八郎さん(ピラポ移住地初代会長)を頼って、単身移住された。そこで平八郎さんの息子さん・時則さんと従弟同士で結婚。息子さん3人に恵まれるが、3人とも知恵遅れで生まれる。他にも大干ばつでピラポでの農業が立ち行かず小林家はイグアス移住地へ移転。その後、農業、乳業、日本人会事務局を経て、日本へも2度出稼ぎへ。戻ってからはマッサージ業をしながら2008年に平八郎さんの貰い子の活二さんの出資で小林旅館を開業した。今回、初めて小林旅館に宿泊させて頂いたのだが、玄関をくぐると勝枝さんがそんなに下げなくてもいいのにと恐縮するほど頭を下げて迎えてくれた。  あまりにもすごい話の連続で、聴き始めたら、きっと最後まで一気に聞いてしまうことだろう。途中、涙を浮かべながらも語ってくれた貴重な実話。とにかく聴いて欲しい。

それでは、以下のリンクをクリックしてお聴きください。
http://brasil-ya.com/radio/20150123.mp3


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