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熟年クラブ連合会
     生活・健康  (最終更新日 : 2018/12/14)
2007年3月号

2007年3月号 (2007/03/08) ご存知ですか?

☆トウモロコシは茹で汁の中で冷ませば、色よく甘くできます
 皮を二、三枚残して、被るくらいの水と塩を少々入れ、鍋に火をかけて煮立ったら中火にして二十分、火を止めたら茹で汁の中に十分位置いてから取り出します。色も良くなり、甘味もグンと増します。


卵の精

 民間薬として知られている卵油の歴史は古く、中国では明の時代の「本草網目」にも書かれており、ローマ時代にもすでに使われていたという資料も残っているそうです。
 日本に伝わってきたのは、、奈良時代とも平安時代とも言われております。江戸時代、十一代将軍徳川家斎は大奥に伝わる秘薬「卵の精」によって、五十五人もの子宝に恵まれたという文献も残っているとか。かつて、大正時代には卵油一升と家一軒と言われるほど高価なものでした。
 卵油は卵黄のレシチンで肉体や精神の消耗に対する補給作用をし、脳、肺、心臓、血管、肝臓、筋肉などの活躍器官の活力を高めます。
 ボケ防止、更年期障害、心臓病などに効果があるとか。
 古来、朝鮮人参やニンニクと並び賞され、だるい、疲れた、肌に若さがない、こんな時にもよく効くといわれております。
 卵油の作り方は卵黄を土鍋かフライパンに入れ、弱火にかけてよく掻き混ぜます。だんだんと褐色になり、煙が出てきます。
 卵黄がまっ黒になり、ポロポロとなるに従い、黒い油が沁み出し始め、三十分から四十分で卵は炭化し、コールタールのような油が溜まります。
 卵黄一ダースを使ってもほんの僅かが出来るだけ。悪臭と濛々たる煙が充満しますので、アパートなどで作るのはちょっと不向きです。
 こんな厄介なものが体に良いとその昔、一体誰が発見したのか不思議です。
 なお、内服の他にぢ等にも効き目があり、患部に塗ると良いそうです。


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