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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2019/02/19)
11・17 ハマの大きな樹 [画像を表示]

11・17 ハマの大きな樹 (2006/11/18) 「昨日もらった、Minha Vidaを読んで、話したくなったから会わない。私の書いた本も見せたいから」
 最近はかかってくる電話もめっきり少なくなっていたから誰かなと思って携帯にでると、弓場農場の勝重さん( http://www.100nen.com.br/ja/qq/000017/20030411000098.cfm )の元気のいい声が耳に響いてきた。
 いつも明るく、パワフルな勝重さんだが、今日は一層エネルギーに溢れ、顔が輝いていた。会うなり「面白かったよ。一気に読んじゃった。自分のことを赤裸々に書くのは難しいことよ・・・・・」と本を褒めてくれたのは嬉しかったが、少々複雑な気分である。
「今回サンパウロに来たのは、今度出す「ハマの大きな樹」の最終校正にきたの。もう、嬉しくって嬉しくって」話せば話すほどに、勝重さんエネルギーはましていくようで、僕もすっかり気分がよくなってきた。
 「ハマの大きな樹 ブラジルに渡った少女の物語」は亡くなったお母さんのお話である。病気のお母さんを看病している間に聞いた話をひとつの物語にしたもので、彼女はお母さんが死んでからずっといつかは本にしたいと温めていたのだ。
「本を出してくれるっていう人がいてね。周囲のみんなもいろいろと援助してくれて本当に皆のおかげだと思う」
 本に挿入されている線画も素敵で、本当に勝重さんが描いたとは信じられないほど(実は僕は彼女が絵を描けるということは知らなかった)繊細で洒落たものだった。みかけとは違って彼女は、繊細でいつまでたっても少女の気持ちを持ち続けている人なのだ。そんな彼女が僕の撮った彼女の写真を大事に飾ってあるといってくれたのは本当に嬉しいことである。今日は校正刷りのコピーで絵と表紙を見ただけであったが、その本がよくできているということは長年本を読んできた勘でわかる。出来上がった本を早く読みたい。

 気の合う人との出会いは気分を爽快にしてくれる。

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一見豪快そうにみえる勝重さんであるが、とても繊細で少女のような人である。ひとりでに次から次へと浮かんできて、あっという間に書き上げちゃったという線画は、そんな勝重さんの内面がよく出ている。

 


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