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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
9・20 お金の流れと人の流れ

9・20 お金の流れと人の流れ (2009/09/21)  雨が降りそうで降らない、肌寒いようで肌寒くない、おかしな天気。
 最近、とにかく、リベルダーデや25・デ・マルソを中心に中国人が激増した。ほとんどが大陸からの人のようで、服装や顔つきがまだ地方出身者風なのですぐ解る。以前は中国人の物乞いやカメロー(露天販売者)が結構多かったが、随分と減ったような感じがする。その分、カメローは、ボリビア人やペルー人、エクアドル人などの南米近隣諸国のインディオ系の人が増えた。以前は、これらの人々は同じスペイン語圏のブエノスアイレスに出稼ぎに行っていたようだが、ここ数年ブラジルの活況で、人々がサンパウロにどんどん流入しているのだろう。
 こういった人々は、ブラジルに入り始めて、まだ間がないことや、ブラジル人が、近隣諸国の人々を自分たちより下にみているせいか、ほとんど血は混じってないようだ。しかし、血が交じり合うのも、すぐであろう。マナウスや東北伯沿岸部などでは、インディオと黒人、さらに白人の血が交わり、なんともエキゾチックな顔の人を良く見かける。そんな人々がサンパウロにも出現するのも、ここ十数年の間だろう。
 そういえば、どこの国の人かわからないが、アフリカ人も増えた。リオブランコ大通りの方にいけば、専門の散髪屋や、食堂がある。こうした店には真っ黒な黒人(ブラジルの黒人は真っ黒な人は意外に少ない)がたむろしていて、大声で聞いたことのない言語を話しているので解る。ちょっと入りづらい雰囲気が漂っているので入ったことはないが、アフリカ料理なども食べてみたい気がする。
 日本にもアジアの人々を中心にイラン人など様々な国の人が流入しているらしいし、こうした流れを見ていると「お金の流れと人の流れは一致する」という、どこかで聞いた言葉を思い出した。


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