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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・21 感銘を受けた1冊 [全画像を表示]

10・21 感銘を受けた1冊 (2009/10/22)  「これ読んでみたら、力でるから」そういわれて何気なしに友人に借りた本、「奇跡のリンゴ」を読んだ。NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で放送されたモノをさらに取材を加え、できた本である。
 読んで、感動した。涙した。
 絶対不可能と言われる、リンゴの無農薬栽培を可能にした木村秋則(くしくも僕と同名)氏の栽培を実現するまでの苦闘の実話である。ここまでバカに、そこが抜けるまでバカになれるか。自分に照らし合わせながら読んでいるうちに、氏の凄さ、自然の荘厳さを感じずにはいられなかった。
 読んでいて、パタゴニアの友人が、やはり無農薬、無肥料で、パタゴニアの痩せた?(とても肥沃には見えなかった)大地に、米や穀物を植えている姿を思い出した。15センチほどに育った作物の葉は、友人に言われなければ、そこいらじゅうに生えている雑草と見分けがつかなかった。彼にはこれらの植物が解るようで、1本1本僕に説明し見せてくれた。そのとき僕は「いくらなんでも、こんな土地で育つわけないだろう」と口には出さないが思ったことを今でも覚えている。この本を読んでいるうちに、きっと友人も、いつか思いを達成するのだろうな、と直感のようなものを感じた。
 読んでいて、ところどころ著者のまとめ方がうますぎ、かっこいい言葉を並べすぎていることが気にかかったが、感銘をうけた。この本を読んで苦しくても耐え、学ぼう、頑張ろう、という強い気持ちをもらった。

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雨のセ広場


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