4・15 おかしな日 (2010/04/16)
「あらっ、今日はどうしたの木曜日なのに」 「えっ???」 てっきり金曜日だと思い込み、市営市場に魚の買い出しに来たのであった。今朝は寝過してしまい散歩もできず、これで崩れたらイカン! と思い、自分を叱咤激励しながらやってきたのに! まったくなんてこった。 家に帰りつくと、10時をとうに回り、ブログをかく気力もない。そのまま、グダグダとしたいたが、これではダメだという気持ちがフツフツと湧き上がり、写真を撮りにセントロに出かけることにした。いい被写体はないかと見ながら、歩いて、横断歩道を渡っていると、タクシーがスピードを緩めることもせず右折してきた。タクシーの運ちゃんは僕が、歩く速度を速めると思ったのだろう。歩く速度を速めなかったので、タクシーは僕のすぐ後ろギリギリを走っていった。後ろを振り返って、運ちゃんを睨みつけると、彼もこちらを睨んでいた。 ブラジルでは、本当は歩行者優先なはずであるが、実は車優先で、右折するときに車は決して止まらない、道を渡りそうな人がいると、クラクションをならしながらつっこんでくる。当初、この横着な行動に腹が立って、車を無視して歩いていたが、人身事故を起こされても、日本やアメリカのように高額賠償してもらえることは難しいということ、実際知人が交通事故にあってもわずかな治療代もまともにもらえなかったことを知り、しかれ損はいやなので、車には気をつけるようにしていた。 今日はおかしい。なんかおかしい。苛立った気をしずめながら歩いていると、もう見るからにストリートチルドレンと解る、14,15歳の少年が前から歩いてきた。少年と言っても僕よりも大きい。道行く人は、彼をよけて歩いている。僕のすぐ前まできた時、彼は突然脅すように思いっきり地面を踏んだ。バンという音に、周囲を歩く人がびっくりするようにこちらを見ている。その少年は僕も驚くと思っていたのだろう。彼を睨みつけると彼もこちらを睨みつけてくる。そのまま彼は何をするでもなく歩き去った。 もし、僕がカラテでもでき腕力に自信があれば、あんな奴叩きのめしてやるのに、なんてことを想像しながら歩いていると、はっと自分がイラついていることに気がつく。僕のイラついているエネルギーが彼を引き寄せたのかもしれない。 今日は帰って家の中でじっとしていよう、そういえば朝から変であった。家に帰ると、なぜか、犬がトイレの場所以外にうんこをしていた。犬たちはしかられると逃げる場所にさっとひっこむ。 う~む、今日はおかしい。こんな日はおとなしく家で寝るのが一番なようである
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