11・29 今年のカーニバルは? (2010/11/30)
リオの麻薬組織掃討活動は、軍と警察の協力がうまくいき、リオでも最も危ないといわれている、モーロ・デ・アレマンの掃討がうまく言ったようだ。 サンパウロに逃げてくると思われた麻薬組織の残党は、リオからすぐ近くの、ミナス州のジュイスフォーラという町に逃げ込んでいるらしい。ブラジル人の友人と話していて面白い話を聞いた。 「麻薬組織は、バズーカ砲なんか大型の銃器を持っていたらしんだけど、あんまりしっかり隠しすぎていて、警察の急襲に間に合わなかったようだよ。なにしろ、地面に穴を掘って、さらにその上をコンクリートで固めていたらしいからね。どこか抜けているんだね」 それだけ、警察、軍の攻撃が素早かったと言うことだろう。しかし、警察の中に、組織の内通者がいなかったということが信じられない。リオの警察の不正はよく聞く話だから・・・。軍はそのまま占拠したファベーラに来年の初め頃まで居座るらしい。組織側も、このままずっと大人しくしているとは考えられないから、カーニバルでのテロが可能性があるような気がする。 カーニバルは、毎年、麻薬組織などからも随分献金してもらっていたようだから、来年のカーニバルはどうなるのだろう? テロも含めて、今年のリオのカーニバルは注意が必要だ。
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