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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・2 ツクナレの飼育

3・2 ツクナレの飼育 (2013/03/03) 1年以上飼っている5匹のツクナレのエサ食いがやっとよくなってきた。
 ツクナレはアマゾン水系に棲息するシクリッド科の魚で、日本にも居る外来魚、ブラック・バスによく似た魚である。今では、ミナスやサンパウロの暖かな地域で養殖されたり、逃げ出した魚が河や湖で繁殖している。その激しい気性から、スポーツ・フィッシングとして人気があり、「オーパ」などでも開高健が絶賛している。
 あっさりした白身の肉は、焼いても揚げても、鍋にしてもおいしく、アマゾンでは人気の魚である。去年、マナウスに行ったおりに刺身をはじめて食べたが、クセがなくておいしかった。
 動くものに激しく反応し食いつくので、ルアーの対象魚である。飼うとなるとこの性格のおかげで逆に大変で餌付けに非常に苦労する。今までに何度かツクナレの稚魚を飼ったが、エサ食いが悪く泣かされた。今回飼っている魚も、リップスと呼ばれるメダカほどの生きた魚をエサにして少しずつ、人工飼料や、刺身に馴らしていった。結局、人工飼料にも食いつきが悪く、刺身をやっと食べてくれるようになった。それでもガボガボ食べるというのではなく、「まあ食べてやるよ」と言った感じでシブシブである。それも新鮮な刺身しか食べないという贅沢な奴らであるからなかなか大変なのである。少しでも古いと、一度は口に入れるが、口の中でモグモグした後、ぺっと吐き出してしまう。自分のために行っていたメルカードも、最近ではツクナレのために新鮮な魚を買いに行っているようなモノである。可愛いツクナレのためであるからそれも仕方がない


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